梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

ドロドロしてる割に単調です

2020-01-12 13:05:32 | 雑記
ラジオを聴いていたら成人式の思い出と言う投稿番組があった
その中で本文を忘れてしまったが最後のコメントが実に気に入った
「人生はドロドロしてる割に単調です」けだし名言だ、
女性だったと思うが年齢は聞き逃した、が決して人生に悲観している訳でもなく
楽観してるわけでもなさそうだ
私も確かに「ドロドロしてる割には単調」な人生だったかな、
いろいろあった、が結果何とかなっている
孫もでき貧乏ではあるが喰うには何とかなっている、
まあ糖尿の兆候は出たが半年かけて検査結果は正常値に落ち着いたし
おかげで体も軽くなった
女房もアチコチ傷んできたが命に関わるような病はないし単調と言ってしまえば単調だ、
彼女が言いたかったのはおそらく「期待するほど色んな事は起きないよ」と言う事だろうし
「心配する程大変なことは起きないから」と言う事も含めてだろう
若干斜に構えて聞こえるがまさしく言いえて妙だといえる、
しかしこう言えるのは「運がよかった」と言うか自分は恵まれているのかもしれないな
今の政治社会には不満は山ほどある、山ほどあるが現状がどうにもならない程追い詰められているというわけでもない、
「もう少し余裕があればな、」と言ったところか、
それが良くないのかも知れないが昭和の時代を生きてきた年代にとってはあの頃に比べれば出来すぎている、
無論敗戦後と言う時代でもあったが欠食児童と言う言葉が現実に身の回りにあった時代
生活保護を受けて進学をしない事は学費の問題以前に食い扶持を減らすという意味合いの子供も結構いる時代だった、(私も含めて)
「おしん」ではないが大根飯ならぬ「芋ご飯」が月に何度か出る、それ以外は押し麦の混ざった黒いご飯でいわゆる銀シャリは就職するまで食べたことも無い、
着るものは入学の時に買った学生服をつんつるてんになるまで来ている子も多くいた
15で働きだして今までの人生はずっと登ってきた、それは恵まれていたと言う事も十分にあるが
赤貧と言う生活からのスタートだからそれより落ちようもない、常に上り坂である
それでもここまでこれたのはやはり運にも人にも恵まれていたのだろう、
そして彼女の言うように「ドロドロしてる割に」ドラマチックでもなく「単調」に今まで来た
後15年も残していないだろうが平穏に単調にもう少しだけいい生活をしたいと思う、
それが成人式の思い出と言うコメントからとはなんかなとも思うが結果そんなもんか