☆私は、基本、ホモも身体障害者も苦手とする人間なのだが、
それが物語となると、私の嫌悪する「ファッションとしてのホモ」「打算尽くのボランティア」ではないので、
ごくごく普通の恋、愛ゆえの献身が描かれていて、私は非常に感動した。
実母に虐げられていたダウン症の少年と、それを保護し助けようとするゲイのカップル。
法廷の物語でもあるのだが、それを社会にまで広めようとはせずに、家裁レベルで、一人の無垢な少年を助けようとするレベルなのが良かった。
主人公の一人、いつも女装をしているルディ役のアラン・カミングが、優しげで美人で良かったね^^
真剣な恋愛をしても、それが客観的には普通には見えず、それによって、通常認められてしかるべき「人助け」さえも不可能となり、一つの小さな悲劇を生み出すことになる物語であった・・・。
悲劇を生んだことへの、主人公らの簡潔かつ断固として素直な、周囲の無理解に対しての、最後の手紙が良かった・・・。
(2014/09/01)