『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『アンダルシア 女神の報復』を観た(またも、短信)]

2011-06-29 23:59:24 | 物語の感想
☆驚いた。

 かなり面白かった。

 何が魅力的なのか考えたら、この作品が「ハードボイルド」作品として成立している点に魅かれたようだ。

 主人公の外交官・黒田(織田裕二)は、いつも「苦虫を噛み潰した」とは言わないが、いつも不満げな顔で自分の正義感を貫徹させようとする。

 今回の相棒となるインターポールの捜査官・神足を伊藤英明が演じていて、なんちゅうか、過去に為した内部告発を警察機構に潰され、追って左遷・・・、息子と離れ離れのEU暮らし、やや髪型ぼさぼさのやさぐれ具合といった、黒田とは異なる「ハードボイルド」のもう一面を醸してくれる。

 スペイン近郊の小国で起こった警視総監の息子の殺人事件も、無難にやり過ごすことしか考えていない神足に黒田が絡む。

 最初は反目しあう二人だが、徐々に分かり合える部分も生まれていく。

 くすぶり続けていた生活の神足だが、事件を通し、本来の公職意識に目覚めていくという「黄金パターン」だ。

 そして、そこには「悪女」がいなくてはならず、それを黒木メイサが謎めいて演じている。

 基本、黒木メイサの顔は、私の好み的にはエグ過ぎるのだが、作品を通して、その表情の繊細さがたまらなくなっていく。

 冒頭の殺人事件の中で、黒木メイサが証拠隠滅を謀る図の中で、証拠品をいちいち、服をたくし上げて下着の中に隠したりしていて、そこで垣間見える肌がエロかった。

 好みの女じゃないのに、次第に魅了されて、でもメイサは「悪女」で、私の心は振り回されました^^

 この作品、画面作りがうまくて、日本人が海外で活躍するうそ臭さがないのが嬉しかったし、

 ロケハンもちゃんとされてるね。

 こちらの観光気分が満たされるだけじゃなく、舞台となったスペイン圏の「二の線」の風景も見られた(例えば、参考人保護の宿泊場なんて、いかにもって感じだ)。

 また、黒田が、なかなかコーヒーにありつけないと言う、おそらくの毎度のネタも良かったし、

 黒田の静かなる「失恋の物語」であるところも良かった。

 黒田が何も語らずに、任務を遂行していく姿に男を感じましたよ^^

 惜しむらくは、エピローグに、邪険にしている新米女性外交官(戸田恵梨香)と電話で会話でもさせて、「お前の声で安心させられる時もあるんだな^^;」とか黒田に言わせたら、「ハードボイルド男」の弱さも感じさせられて余韻が高まったと思うのだが・・・。

                                                     (2011/06/29)
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