☆再掲です。
◇
[『いいかげんにしろ 日教組(松浦光修著)』を読む・④<密閉教室>]
『彼は何のために密室を作ったんですか?』
(法月綸太郎著『密閉教室』より)
▼・・・これは惨い、と、私は思った。
『いいかげんにしろ 日教組』では、産経新聞(H11/5/31)の記事の要旨が記されていた。
「日教組王国」三重教育界の実状である。
≪・・・そこには、「昨春(平成十年)の入学式の国家斉唱率が小学校で五七・四%(下から四番目)、中学校五二・〇%(同)、高校一・六%(最下位)と低い三重県は、一万人当たりのいじめ発生件数が二四・二%(ワースト二)、暴力行為が六六・三%(同)と高かった」「いじめや暴力行為の発生率がワースト二の三重県は、日教組の加入率八〇%以上と全国一位」などと記されていたのである。
なんと私の住む三重県は、じつは広島よりもどの都道府県よりもすさまじい全国一の「偏向教育」県であり、それと児童・生徒の問題行動との相関関係も如実にあらわれているというのである。・・・≫
つづいて、同じ年の雑誌『正論(七月号)』でも、それらの統計が議論の俎上に上がっている。
「日本教育再生機構」の”顔”である八木秀次代表が、この頃から精力的に教育問題の最前線で活躍している。
前者とおなじ統計結果から論説を語っているので、情報に大差はないのだが、一つ、特筆すべきことがあった。
それは、八木先生と総括対談をしている石川水穂氏の語りである。
≪・・・石川氏「三重は本当に正直な県だなぁ(笑い)。不登校の率だけは四十五位と低いけれど、入試問題の変更度を八木さんの指摘どおり一位と考えると、公立校のいじめの発生率が二位、暴力行為の発生率も二位と高い。広島は不登校が二十三位、公立学校でのいじめが十二位、暴力発生率が五位だから、より目立ってみえる」・・・≫
石川氏の目は節穴か・・・。
こここそが、大問題なのである。
【不登校の率は四十五位】
子供に逃げ場がないじゃないかっ!!!
▼一世を風靡したロボットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』では、
内気な主人公のシンジ君が、苦難の状況を目前にして、いつも「逃げちゃ駄目だ! 逃げちゃ駄目だ! 逃げちゃ駄目だ!」と繰り返し念じていた。
それは、あたかも、自分の中の「甘え」を打ち破らなくちゃならないかのような強迫観念でもって呟かれていた。
だが! その物語の最終局面にて、また違うテーマ「逃げてもいいんだよ」が示されていた。
それは、過酷な情景を見せられている者の心にストンとはまる盲点のテーマであった。
保守的な人間は、常に、子供に、愛とともに、ある一定の厳しさを与える。
それは、「甘え」の排除を意味する。
しかし、「甘えの排除」の標語に囚われると、それは、一方的な厳しさ、それのみの押し付けへと変質する。
「逃げちゃ駄目だ!」を言い募るのである。
「逃げてもいいんだよ」は、ある意味、左翼的な言い分である。
近年、保守と左翼の言論の方向性が混沌に陥っていることが言われる。
いわゆる体制的と言われる保守が、「反体制」的な言論を語り、
左翼側が、体制にどっしりと構えた傲慢さを発揮している。
保守の中でも、王道のように取り繕いつつも、紛うことなくリベラルだった西尾幹二は、
「ものの見方の一元論を排す」と周囲に言い放ちながらも、ものの見事に、西尾個人内部での「一元論」から逃れることが出来なくなってに轟沈した。
それは、保守/左翼の逆転現象、いや、混沌状況に対応できなかったからだ。
それこそは、まさに、戦後六十年の間に、我々が言うところの異常なるものの考え方をする者たち「左翼」が、権力の中枢に居座っていることを示す。
教育界においての、その【権力左翼】が【日教組】なのである。
ならば、こちら側が、「革命」とは言わなくても、小泉総理のように「改革」とも言わずとも、「再生」を掲げることぐらいはできよう。
『いいかげんにしろ 日教組』において、松浦光修先生は、教育界の権力左翼・日教組、その突出・三重日教組「王国」にゲリラ的に戦いを挑むことになった・・・。
▼・・・と、ここで、ネット上で、色々調べていたら、
左翼のホームページで、上記の調査への疑問が呈されていて、それも納得できるので、転載しておく。
(『alternative autonomous lane No.17 1999.6.20』より
http://www.shonan.ne.jp/~kuri/aala/aala_17.html)
≪・・・詳しい内容は、今月の『正論』にも掲載されている(「全国高校教育偏向度マップ」)。これには、八木秀次高崎経済大学助教授と石川水穂産経新聞論説委員の「総括対談」「公教育への『監視』が必要な時代」も付いているという次第。「学校の荒廃は偏向教育の度合いに関係」というのが、この対談の冒頭のリードの文句だ。それにしても呆れるほど、右寄りに「偏向」した教育談義だ。
これからきっと、「日の丸・君が代を実施しないところは学校崩壊の傾向が強く、非行も多い」といった言説が、「科学的で実証的なデータ」の裏付けをもっている(かのように)語られていくのだろうと思うと、ほんとうんざりする。
でも、ほんとにそんな「相関」があるんだろうか。こんなことをいうのも、データというのは読み方によっては、かなり勝手な読み込みもできるからだ。実際、『正論』のデータでみても、暴力行為発生率トップの岡山県も、いじめ発生率トップの富山県も、さらに不登校ワーストワンの和歌山県も、「日の丸・君が代」実施率は、ほぼ 100%だもんね。
ところで、1997年度、小学校で日の丸が100%実施でないのは、北海道、東京都、神奈川県、三重県、大阪府、奈良県、兵庫県、広島県の8都道府県。逆に言えば、小学校では、残る39府県が完全実施ということになる。「そうか、日の丸・君が代が、最近の少年犯罪の凶悪化を生んだ原因だったのか」、などと言ってみたくもなる。ちなみに、これらの地域は、日の丸よりも君が代の方が、また、中学・高校と学年をおって、さらに実施率は下がる。もっとも、100%でないといっても、「日の丸」については、最低が広島県の92%だから、ほとんど実施しているってことだ。
また、暴力行為の発生率の高い都道府県を見ると、確かに実施する傾向の低い4府県が上位23位以内(実際は14位以内)に入っているが、実施率の低い残りの4都道県は、24位以下のグループに入っている。いじめについても、不登校についても同じような傾向だ。「東大・京大入学ランキング」(広島県が45位だというために載せているようだが)で見ると、実施率の低い6都道府県(実施率の低い8都道府県中の75%)が、上位15位以内で、むしろ実施率の低い都道府県の方が、「入試成績がいい」(東大・京大の入学者でそれがはかれるのかどうか知らないが)ということになる。「良い大学に行きたかったら、日の丸・君が代の実施率の低い都道府県の方がいいよ」ということか。≫
確かに、「我田引水」のきらいもある産経新聞・『正論』の調査でもあるので、いちお、公平を期すために転載しておく。
少なくとも、今回の「情報」の取り扱いには、この左翼の方の意見に納得できもするのだ。
ただ、私は、三重県の場合の、下記の如き一現状は、やはり、「相関」説明なくも、黙示録的「相関」関係を如実に示していると思うのだ。
▼恐ろしいことなのである・・・。
・教職員組合加入率 全国第一位
・暴力行為発生率 全国第二位
・いじめ発生率 全国第二位
・不登校人数 全国第四十五位
何で、かような、【子供の逃げられないシステム】が構築され得たのか・・・?
暴力やいじめがはびこる学校なれど、その被害を一身に受ける子供たちは、
・・・不登校人数 全国第四十五位・・・
逃げることが出来ない、避けるすべがないのである・・・。
暴力行為やいじめに苛まれる子供たちは、「不登校」をもってして、地獄から逃れるという「手段」をもたないのである。
分からない。
どのような言葉を駆使して、三重日教組は、子供を言葉巧みに騙して、学校に来させたのか?
けれど、そこには「自由」の旗を掲げた【無法地帯】があるだけなのである。
なんか、暴力や裏切りのはびこる世紀末『北斗の拳』の世界に、対抗措置を持たない(持たせないで)弱き者を放り投げたような印象だ。
そう・・・、「最後の楽園にいらっしゃい^^」と揉み手で、多くの日本人妻を呼び寄せ、国に入れた途端に、身包み剥ぎ取る北朝鮮のようだ。
日教組は・・・、三重日教組は、そんな【密閉教室】システムを構築し、何を目指すのか・・・?
それは、ここで一口で説明できることではない。
奴らが、【密閉教室】を創造せしめたのは、かつて、(そして、今も)共産主義国家が【密閉国家】を形成したのと同根なのである・・・。
▼一昨日、大阪・寝屋川の教職員殺傷事件の犯人の少年に、大阪地裁にて結審された。
・・・検察側の求刑は、無期懲役。
少年のやらかしたことは、重大な罪悪である。妥当だろう。
だが、その罪を犯せし理由は、明らかにされていない。
情報では、「いじめ」が原因とされている。
その「見てみぬ振り」をした教師たち総体に、少年は恨みを募らせて犯行に及んだとされる。
「逆恨みも甚だしい」か・・・?
私は、そう思わない・・・。
寝屋川のある大阪は、三重・福岡と並んで人権・同和教育のお盛んな場所だ・・・。
そして、教師の日教組加入率も高い。
当然に、「日の丸・君が代」に対しての嫌悪も強い・・・。
私は、寝屋川の少年は、
【いじめられると分かっているのに、
学校に来させられ、
なのに、何ら助けてくれぬ日教組教師たちに、決着をつけるため】、
犯行を行ったと考えている・・・。
「逃げちゃ駄目だぞ!」と「無法地帯」におっ放り出されたら、自分の「存在」は、自分で守るしかない。
(続く 2006/09/16)
◇
左翼は「自由」や「平等」「平和」などの標語に毒されている。
同時に、いつしか、保守も、「こうあるべきだ」の標語を唱えることで安心しきり、
ぬるま湯の生活に安穏とし、
今回の選挙結果によって、完全なる、国政における教育観の日教組支配を完成させてしまった。
・・・あまりにもの「虚を衝かれた」結果である。
とにもかくにも、例え、日教組に隔離された子供であろうとも、「今そこにある危機」の内にある子供への救済措置は行なわなくてはならない。
(2009/10/06)
◇
[『いいかげんにしろ 日教組(松浦光修著)』を読む・④<密閉教室>]
『彼は何のために密室を作ったんですか?』
(法月綸太郎著『密閉教室』より)
▼・・・これは惨い、と、私は思った。
『いいかげんにしろ 日教組』では、産経新聞(H11/5/31)の記事の要旨が記されていた。
「日教組王国」三重教育界の実状である。
≪・・・そこには、「昨春(平成十年)の入学式の国家斉唱率が小学校で五七・四%(下から四番目)、中学校五二・〇%(同)、高校一・六%(最下位)と低い三重県は、一万人当たりのいじめ発生件数が二四・二%(ワースト二)、暴力行為が六六・三%(同)と高かった」「いじめや暴力行為の発生率がワースト二の三重県は、日教組の加入率八〇%以上と全国一位」などと記されていたのである。
なんと私の住む三重県は、じつは広島よりもどの都道府県よりもすさまじい全国一の「偏向教育」県であり、それと児童・生徒の問題行動との相関関係も如実にあらわれているというのである。・・・≫
つづいて、同じ年の雑誌『正論(七月号)』でも、それらの統計が議論の俎上に上がっている。
「日本教育再生機構」の”顔”である八木秀次代表が、この頃から精力的に教育問題の最前線で活躍している。
前者とおなじ統計結果から論説を語っているので、情報に大差はないのだが、一つ、特筆すべきことがあった。
それは、八木先生と総括対談をしている石川水穂氏の語りである。
≪・・・石川氏「三重は本当に正直な県だなぁ(笑い)。不登校の率だけは四十五位と低いけれど、入試問題の変更度を八木さんの指摘どおり一位と考えると、公立校のいじめの発生率が二位、暴力行為の発生率も二位と高い。広島は不登校が二十三位、公立学校でのいじめが十二位、暴力発生率が五位だから、より目立ってみえる」・・・≫
石川氏の目は節穴か・・・。
こここそが、大問題なのである。
【不登校の率は四十五位】
子供に逃げ場がないじゃないかっ!!!
▼一世を風靡したロボットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』では、
内気な主人公のシンジ君が、苦難の状況を目前にして、いつも「逃げちゃ駄目だ! 逃げちゃ駄目だ! 逃げちゃ駄目だ!」と繰り返し念じていた。
それは、あたかも、自分の中の「甘え」を打ち破らなくちゃならないかのような強迫観念でもって呟かれていた。
だが! その物語の最終局面にて、また違うテーマ「逃げてもいいんだよ」が示されていた。
それは、過酷な情景を見せられている者の心にストンとはまる盲点のテーマであった。
保守的な人間は、常に、子供に、愛とともに、ある一定の厳しさを与える。
それは、「甘え」の排除を意味する。
しかし、「甘えの排除」の標語に囚われると、それは、一方的な厳しさ、それのみの押し付けへと変質する。
「逃げちゃ駄目だ!」を言い募るのである。
「逃げてもいいんだよ」は、ある意味、左翼的な言い分である。
近年、保守と左翼の言論の方向性が混沌に陥っていることが言われる。
いわゆる体制的と言われる保守が、「反体制」的な言論を語り、
左翼側が、体制にどっしりと構えた傲慢さを発揮している。
保守の中でも、王道のように取り繕いつつも、紛うことなくリベラルだった西尾幹二は、
「ものの見方の一元論を排す」と周囲に言い放ちながらも、ものの見事に、西尾個人内部での「一元論」から逃れることが出来なくなってに轟沈した。
それは、保守/左翼の逆転現象、いや、混沌状況に対応できなかったからだ。
それこそは、まさに、戦後六十年の間に、我々が言うところの異常なるものの考え方をする者たち「左翼」が、権力の中枢に居座っていることを示す。
教育界においての、その【権力左翼】が【日教組】なのである。
ならば、こちら側が、「革命」とは言わなくても、小泉総理のように「改革」とも言わずとも、「再生」を掲げることぐらいはできよう。
『いいかげんにしろ 日教組』において、松浦光修先生は、教育界の権力左翼・日教組、その突出・三重日教組「王国」にゲリラ的に戦いを挑むことになった・・・。
▼・・・と、ここで、ネット上で、色々調べていたら、
左翼のホームページで、上記の調査への疑問が呈されていて、それも納得できるので、転載しておく。
(『alternative autonomous lane No.17 1999.6.20』より
http://www.shonan.ne.jp/~kuri/aala/aala_17.html)
≪・・・詳しい内容は、今月の『正論』にも掲載されている(「全国高校教育偏向度マップ」)。これには、八木秀次高崎経済大学助教授と石川水穂産経新聞論説委員の「総括対談」「公教育への『監視』が必要な時代」も付いているという次第。「学校の荒廃は偏向教育の度合いに関係」というのが、この対談の冒頭のリードの文句だ。それにしても呆れるほど、右寄りに「偏向」した教育談義だ。
これからきっと、「日の丸・君が代を実施しないところは学校崩壊の傾向が強く、非行も多い」といった言説が、「科学的で実証的なデータ」の裏付けをもっている(かのように)語られていくのだろうと思うと、ほんとうんざりする。
でも、ほんとにそんな「相関」があるんだろうか。こんなことをいうのも、データというのは読み方によっては、かなり勝手な読み込みもできるからだ。実際、『正論』のデータでみても、暴力行為発生率トップの岡山県も、いじめ発生率トップの富山県も、さらに不登校ワーストワンの和歌山県も、「日の丸・君が代」実施率は、ほぼ 100%だもんね。
ところで、1997年度、小学校で日の丸が100%実施でないのは、北海道、東京都、神奈川県、三重県、大阪府、奈良県、兵庫県、広島県の8都道府県。逆に言えば、小学校では、残る39府県が完全実施ということになる。「そうか、日の丸・君が代が、最近の少年犯罪の凶悪化を生んだ原因だったのか」、などと言ってみたくもなる。ちなみに、これらの地域は、日の丸よりも君が代の方が、また、中学・高校と学年をおって、さらに実施率は下がる。もっとも、100%でないといっても、「日の丸」については、最低が広島県の92%だから、ほとんど実施しているってことだ。
また、暴力行為の発生率の高い都道府県を見ると、確かに実施する傾向の低い4府県が上位23位以内(実際は14位以内)に入っているが、実施率の低い残りの4都道県は、24位以下のグループに入っている。いじめについても、不登校についても同じような傾向だ。「東大・京大入学ランキング」(広島県が45位だというために載せているようだが)で見ると、実施率の低い6都道府県(実施率の低い8都道府県中の75%)が、上位15位以内で、むしろ実施率の低い都道府県の方が、「入試成績がいい」(東大・京大の入学者でそれがはかれるのかどうか知らないが)ということになる。「良い大学に行きたかったら、日の丸・君が代の実施率の低い都道府県の方がいいよ」ということか。≫
確かに、「我田引水」のきらいもある産経新聞・『正論』の調査でもあるので、いちお、公平を期すために転載しておく。
少なくとも、今回の「情報」の取り扱いには、この左翼の方の意見に納得できもするのだ。
ただ、私は、三重県の場合の、下記の如き一現状は、やはり、「相関」説明なくも、黙示録的「相関」関係を如実に示していると思うのだ。
▼恐ろしいことなのである・・・。
・教職員組合加入率 全国第一位
・暴力行為発生率 全国第二位
・いじめ発生率 全国第二位
・不登校人数 全国第四十五位
何で、かような、【子供の逃げられないシステム】が構築され得たのか・・・?
暴力やいじめがはびこる学校なれど、その被害を一身に受ける子供たちは、
・・・不登校人数 全国第四十五位・・・
逃げることが出来ない、避けるすべがないのである・・・。
暴力行為やいじめに苛まれる子供たちは、「不登校」をもってして、地獄から逃れるという「手段」をもたないのである。
分からない。
どのような言葉を駆使して、三重日教組は、子供を言葉巧みに騙して、学校に来させたのか?
けれど、そこには「自由」の旗を掲げた【無法地帯】があるだけなのである。
なんか、暴力や裏切りのはびこる世紀末『北斗の拳』の世界に、対抗措置を持たない(持たせないで)弱き者を放り投げたような印象だ。
そう・・・、「最後の楽園にいらっしゃい^^」と揉み手で、多くの日本人妻を呼び寄せ、国に入れた途端に、身包み剥ぎ取る北朝鮮のようだ。
日教組は・・・、三重日教組は、そんな【密閉教室】システムを構築し、何を目指すのか・・・?
それは、ここで一口で説明できることではない。
奴らが、【密閉教室】を創造せしめたのは、かつて、(そして、今も)共産主義国家が【密閉国家】を形成したのと同根なのである・・・。
▼一昨日、大阪・寝屋川の教職員殺傷事件の犯人の少年に、大阪地裁にて結審された。
・・・検察側の求刑は、無期懲役。
少年のやらかしたことは、重大な罪悪である。妥当だろう。
だが、その罪を犯せし理由は、明らかにされていない。
情報では、「いじめ」が原因とされている。
その「見てみぬ振り」をした教師たち総体に、少年は恨みを募らせて犯行に及んだとされる。
「逆恨みも甚だしい」か・・・?
私は、そう思わない・・・。
寝屋川のある大阪は、三重・福岡と並んで人権・同和教育のお盛んな場所だ・・・。
そして、教師の日教組加入率も高い。
当然に、「日の丸・君が代」に対しての嫌悪も強い・・・。
私は、寝屋川の少年は、
【いじめられると分かっているのに、
学校に来させられ、
なのに、何ら助けてくれぬ日教組教師たちに、決着をつけるため】、
犯行を行ったと考えている・・・。
「逃げちゃ駄目だぞ!」と「無法地帯」におっ放り出されたら、自分の「存在」は、自分で守るしかない。
(続く 2006/09/16)
◇
左翼は「自由」や「平等」「平和」などの標語に毒されている。
同時に、いつしか、保守も、「こうあるべきだ」の標語を唱えることで安心しきり、
ぬるま湯の生活に安穏とし、
今回の選挙結果によって、完全なる、国政における教育観の日教組支配を完成させてしまった。
・・・あまりにもの「虚を衝かれた」結果である。
とにもかくにも、例え、日教組に隔離された子供であろうとも、「今そこにある危機」の内にある子供への救済措置は行なわなくてはならない。
(2009/10/06)