☆こんな映画が、日本で作り得たことに、先ず、喝采を送りたい。
その是非は別として、監督の思いは存分に表現できたのではなかろうか?
画面上の全てに手が加えられていて、私は、ピーター・グリーナウェイ監督の『プロスペローの本』を思い出した。
しかし、今作は、あのような絵に頼り切った作品ではなく、ちゃんと、見る者に涙さえも流させるような物語上の起伏がある。
◇ ◇
いや、この作品には、確かに、私が好む美少女として、アヤカ・ウィルソンが出ている。
この子の美少女レベルは、超A級だろう。
外見は西洋風だが、ハーフらしく、口調が日本人ネイティブで、しかも、それが舌っ足らずなので、可愛いったらありゃしない。
だが、美少女過ぎるのである。
私は、少女の美とは、「完成されていないこと」にあると考えるが故に、ウィルソン嬢を手放しで賛美は出来ない。
・・・だから、この作品での、私の「ときめき」は、土屋アンナ演じる「柄の悪いナース」に向けられた。
この人の屈折した性格の役作りと、それでもどうしようもない女らしいボディにはゾクゾクさせられる^^;
◇ ◇
主役の性悪頑固ジジィを演じる役所広司・・・。
この方は、どんな役を演じさせても素晴らしい。
冒頭くり返される「ふざけるな!」の活舌の良さ。
パコと知り合って、気持ちをあらためるまでの時間が短いような気もするが、劇中劇の原作本「ガマ王子とザリガニ魔人」でも、その改心の内容がオーバーラップしつつ繰り返し語られているので、クライマックスに向けて見ているこちらの情動は高まる。
◇ ◇
この作品は、元々は舞台劇のシナリオだったらしい。
私も、たまに小劇団の舞台を観に行くが、最初は、そのギャグのテンポについて行けずに戸惑うことがある。
この物語の冒頭も、やや、その「ノリ」についていけず、戸惑った。
『デトロイト・メタル・シティ』の時にも書いたが、こんな時に助かるのが、<ナビ客>の存在だ。
<ナビ客>とは、私が今考えた言葉なのだが^^; 率先して笑ってくれて、その作品のギャグポイントをナビしてくれる客のことだ。
『パコ…』においては、多く来ていた子供の笑い声が、私の笑いの沸点を誘発してくれた。
・・・大広間で、自分の大事な「人」の死を知ったヤクザさんに、頑固オヤジが「涙を止める方法は、思いっきり涙を流すことって聞いたぞ」と、自身が素直になる切っ掛けの言葉を言う。
ヤクザさんは、大声で泣く。
すると、後方からも大泣きの声が響く。
頑固オヤジが振り返ると、そこでは、娘の結婚式に呼ばれないことを笑いながら話していたオカマオヤジも泣き始めるのだった。
舞台劇の魅力躍如であった^^;
◇ ◇
仕事での車移動中のラジオで、役所広司の『パコ…』に出演した折の話を聞くことが出来た。
アヤカは、物語の中のように天真爛漫で、出演者陣の中を、絵でしりとりしようと回っていたそうだ。
でも、子供なので、撮影が午後の4時を過ぎると、いつもちょっと目がトローンとし始めるのだそうだ^^;
(2008/09/13)
その是非は別として、監督の思いは存分に表現できたのではなかろうか?
画面上の全てに手が加えられていて、私は、ピーター・グリーナウェイ監督の『プロスペローの本』を思い出した。
しかし、今作は、あのような絵に頼り切った作品ではなく、ちゃんと、見る者に涙さえも流させるような物語上の起伏がある。
◇ ◇
いや、この作品には、確かに、私が好む美少女として、アヤカ・ウィルソンが出ている。
この子の美少女レベルは、超A級だろう。
外見は西洋風だが、ハーフらしく、口調が日本人ネイティブで、しかも、それが舌っ足らずなので、可愛いったらありゃしない。
だが、美少女過ぎるのである。
私は、少女の美とは、「完成されていないこと」にあると考えるが故に、ウィルソン嬢を手放しで賛美は出来ない。
・・・だから、この作品での、私の「ときめき」は、土屋アンナ演じる「柄の悪いナース」に向けられた。
この人の屈折した性格の役作りと、それでもどうしようもない女らしいボディにはゾクゾクさせられる^^;
◇ ◇
主役の性悪頑固ジジィを演じる役所広司・・・。
この方は、どんな役を演じさせても素晴らしい。
冒頭くり返される「ふざけるな!」の活舌の良さ。
パコと知り合って、気持ちをあらためるまでの時間が短いような気もするが、劇中劇の原作本「ガマ王子とザリガニ魔人」でも、その改心の内容がオーバーラップしつつ繰り返し語られているので、クライマックスに向けて見ているこちらの情動は高まる。
◇ ◇
この作品は、元々は舞台劇のシナリオだったらしい。
私も、たまに小劇団の舞台を観に行くが、最初は、そのギャグのテンポについて行けずに戸惑うことがある。
この物語の冒頭も、やや、その「ノリ」についていけず、戸惑った。
『デトロイト・メタル・シティ』の時にも書いたが、こんな時に助かるのが、<ナビ客>の存在だ。
<ナビ客>とは、私が今考えた言葉なのだが^^; 率先して笑ってくれて、その作品のギャグポイントをナビしてくれる客のことだ。
『パコ…』においては、多く来ていた子供の笑い声が、私の笑いの沸点を誘発してくれた。
・・・大広間で、自分の大事な「人」の死を知ったヤクザさんに、頑固オヤジが「涙を止める方法は、思いっきり涙を流すことって聞いたぞ」と、自身が素直になる切っ掛けの言葉を言う。
ヤクザさんは、大声で泣く。
すると、後方からも大泣きの声が響く。
頑固オヤジが振り返ると、そこでは、娘の結婚式に呼ばれないことを笑いながら話していたオカマオヤジも泣き始めるのだった。
舞台劇の魅力躍如であった^^;
◇ ◇
仕事での車移動中のラジオで、役所広司の『パコ…』に出演した折の話を聞くことが出来た。
アヤカは、物語の中のように天真爛漫で、出演者陣の中を、絵でしりとりしようと回っていたそうだ。
でも、子供なので、撮影が午後の4時を過ぎると、いつもちょっと目がトローンとし始めるのだそうだ^^;
(2008/09/13)