「旅仲間」 松尾雄史

4/10の今日は「駅弁の日」　　いきなりですが
書き下ろ詞の新シリーズ「今日は何の日」を
始めます。その日ズバリのタイトルや内容では
テーマソングでしかなく、面白くもないので
テーマに添ってイメージを膨らませて書いて
いきます。さてどんな書き下ろ詞が出来ますやら。


「旅仲間」

どこと決めずに　風まま気まま
そんな旅してみたかった
ローカル線で　膝つきあわせ　
稲穂ながめる　旅仲間


北の生まれは　南をめざす
西の人なら　東へと
前ぶれなしに　小雪が舞えば
途中下車する　無人駅


日がな一日　見ていたいほど
海をいっとき　ひとり占め
一面 青の　うららな海水（みず）で
胸に帆柱　立たせたい


汗がはぢける　陽射しが匂う
自分探しの　旅も良い
灼ける地面に　ひまわり揺れりゃ
片手ふるふる　旅仲間


ひとこと：駅弁と聞くと今ではデパートやスーパー
でも駅弁大会なるものをやる時代。知れ渡った駅弁
ばかりだと横目で見て通り過ぎる興の無さを反省
するたび、やっぱり旅でもしながら、と思いを
つのらせるばかり。
松尾雄史サンは2012年デビューで年1作ペースで
シングル発売まだ6作。デビュー以降もっと活躍する
と思っていたが。このブログでは「蛍茶屋から」
「涙が出るほど幸せに」「東京純情区」の3篇を
UPしている。