石だたみ のぼりきったら
闇にうかぶ 白いコーポ
もう来るまい と 決めていたのに
酒が悪い 夜が悪い
そして俺らも らしくない
風に乾いて響く 男の足音
半年は 待たせどおしで
あとの三月(みつき) 泣かせどおし
答えの出ない ずるさ 弱さに
恋が嗤う 愛が責める
そしてあいつは 背を向ける
胸におもたく沈む 男の足音
来ないでと きっと云うだろ
バカな人と 叱るだろう
どうなったって 俺はいいけど
惚れていたよ 今も好きさ
だけど昔に もどれない
未練のこして消える 男の足音
よもやま:6/12は岩出和也サン、42歳の誕生日。
歌手デビュー16年目、どか~んとヒットがほしいですねぇ~。
彼の唄う作品も、ますます似たようなものばかりになっているが
最近は彼自身で作詞、作曲など手がけ、広がりを見せているので期待はできそう。
このブログではこれまでに「相惚れ酒」「愛終運河」「北の港駅」 と
3篇をUPしている。
今回は一緒になるのかならないのか、答えを出せないで
そのくせ別れた女性に会いたがるという、ちょっと未練たらしい男を
夜の、男の、足音になぞらえて書いてみた。