銅版画制作の日々

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映画『ファーザー』京都シネマにて

2021-05-31 | 映画:ミニシアター

 

ファーザーを鑑賞。認知症を患った主人公アンソニーの視点で物語は進んでい・・・。なので一体どこまでが事実なのか?分からなくなるような。娘アンは離婚したはずなのに10年連れ添った旦那が現れたり、いるはずのないもう一人の娘ルーシーの姿が見えなくて混乱。アンに恋人が出来てパリに行くと告げられ、そのために介護人を雇うと。介護人は若いローラのはずが全く別人だったりと。とにかくアンソニーの頭の中は混迷だらけ。ようやくラストでアンによってアンソニーはホームに入れられてしまったことに気づく?ホームのスタッフに泣きすがるシーンが忘れられない。観ている私もアンソニーとともに混迷してしまった。

 

 

解説

名優アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役を演じ、「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞した人間ドラマ。日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」を基に、老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していく父親の視点から描き出す。ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは認知症により記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配した介護人を拒否してしまう。そんな折、アンソニーはアンから、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる。しかしアンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、ここは自分とアンの家だと主張。そしてアンソニーにはもう1人の娘ルーシーがいたはずだが、その姿はない。現実と幻想の境界が曖昧になっていく中、アンソニーはある真実にたどり着く。アン役に「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマン。原作者フロリアン・ゼレールが自らメガホンをとり、「危険な関係」の脚本家クリストファー・ハンプトンとゼレール監督が共同脚本を手がけた。第93回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など計6部門にノミネート。ホプキンスの主演男優賞のほか、脚色賞を受賞した。

映画『ファーザー』日本版予告

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