大きな瞳だけが知っている。
先月末、東宝シネマズ二条にて鑑賞。ラストでこれが実話だということが分かった。ひょっとしてこの絵はその婦人が描いたものかも・・・・。
監督はあのティム・バートン。バートンさんにしては今までの雰囲気とは違い、結構普通の作品だったね。目の大きいレジの女性なんかを見るとバートンらしいところもあったけど。
異常なほど大きい目、ちょっと好き嫌いあるかもしれませんね。かなり意識してデフォルメしているのかな?
まあ個性のある絵ですね。
こんな作品を描いていたマーガレットの前にえらい男が現れた。一度離婚している彼女が出会った男はまさに救いの男性と思えたが・・・・。
そんな男の名前はウォルター・キーン。たちまち恋に落ちてしまうマーガレット。とんとん拍子に2人の恋は進んでいき、ついには結婚♪
ウォルターを演じるのはあのクリストフ・ヴァルツ。なんとなく調子良さげな感じだなあと思っていたらやっぱりこの男、只者じゃあなかった。
ふとしたことがきっかけでマーガレットの描いた大きな目の絵は人々の注目を浴びることに・・・・・。
運が向いて来たと思いきや、ウォルターの奴、自分が作者だと嘘をついて売り出すということに。まるで佐村河内みたいな話。
結局マーガレットは陰でウォルター言うがまま絵を描き続ける、ゴーストアーティストだね。
調子者だわ~!でもこの役、ヴァルツさん超お似合いでした。
さも自分が描いたように見せかけるのが空々しい。マーガレットの友人も彼を毛嫌いする。分かるわあ。
その後もウォルターの言いなりにマーガレットは描き続ける。
ウォルターも自称絵描きだということだったが、、、、、、。
実は・・・・・。
マーガレットが真相を見つける!!ネタばれですが、実は他の人が描いた作品にサインしていたことが分かるのです。くそ!どこまでもいい加減な奴です。
私の絵よ!と訴えるも・・・・。
ビッグ・アイズの絵はヒット!そのおかげで家族はたちまちセレブな生活におちつくが、どことなく釈然としないマーガレット。
あらすじ(allcinemaより)
1958年。離婚を決意したマーガレットは、幼い娘ジェーンを連れて家を飛び出す。女手一つで娘を育てるため、サンフランシスコのノースビーチで似顔絵描きを始めたマーガレット。彼女はそこで口が上手く社交的な男性ウォルター・キーンと出会い、結婚する。ある日、マーガレットの描く瞳の大きな子どもの絵が、ひょんなことから世間の注目を集めるようになる。するとウォルターは、その“ビッグ・アイズ”を自分の絵と偽り売りまくる。それを知り抗議するマーガレットだったが、口八丁手八丁のウォルターにまんまと言いくるめられてしまう。以来、世間にもてはやされるウォルターの陰で、黙々と絵を描き続けるマーガレットだったが…。
結局は再び、マーガレットは娘を連れて家を飛び出すことになります。
さてこの結末はいかに・・・・・。
エイミー・アダムスの横のおばさまが実在の画家である奥様です。
解説(allcinemaより)
60年代にモダン・アート界で大きなブームを巻き起こし、その後思わぬ一大スキャンダルへと発展した絵画“ビッグ・アイズ”シリーズを巡る画家夫婦の驚きの実話をティム・バートン監督で映画化。主演は「魔法にかけられて」「アメリカン・ハッスル」のエイミー・アダムスと「イングロリアス・バスターズ」「ジャンゴ 繋がれざる者」のクリストフ・ヴァルツ。
メディア | 映画 |
上映時間 | 106分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ギャガ) |
初公開年月 | 2015/01/23 |
ジャンル | ドラマ/伝記 |
映倫 | G |
オフィシャル・サイト
http://bigeyes.gaga.ne.jp/
特にクリストフ・ヴァルツのアクの強い演技が光ります。
ラストのウォルターの末路はちょっと哀しい、、
これはこれで十分に面白い映画でしたが、個人的にはバートン監督にはやはり実話ではなくキレのあるファンタジー映画を作って欲しいです。
(参考)町山智浩 ティム・バートン監督映画 ビッグ・アイズを語る
http://miyearnzzlabo.com/archives/21539