銅版画制作の日々

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ソハの地下水道(2011)◇◆IN DARKNESS レビュー短め

2013-01-14 | 映画:ミニシアター

好き度:=70点

京都シネマにて鑑賞。実話ベースの物語。

それにしてもこんな場所で隠れて14カ月過ごしたとは、、、、。よくもまあ無事だったとは奇跡のようなお話。いきなりネタばれしてすみません!地下水道というとそんなに汚いイメージはないけど、映像は汚泥やネズミのすみかにユダヤ人たちが隠れ住むという何とも凄い。観ただけでも何か悪い感染症にでもなりそうな?

そんな場所でいさかいあれば濡れ場シーンありの何と出産シーンまであるのだ!衛生的なことを考えるとわあああ大丈夫なの?どう考えてもそんな思いが付きまとう作品でした。

 幼い子どももいるのに大人たちは感情や愛欲のもつれあいなどもあるのが何ともたまらない。狭い空間での生活だから息もつまるのは分かるけどね。

 

あらすじ(イズムコンシェルジュより)

ソハという、風采のあがらない中年男は下水道の修理工だが、暮らしはきびしい。ドイツ軍が占領していたルヴフは、ユダヤ人を隔離して居住させるゲットーがある町で、ソハは若い同僚と、泥棒稼業に精を出している。

たまたま、地下水道にいたときに、ユダヤ人たちと出くわす。ユダヤ人たちは、強制収容所行きを逃れようと、家の床をくり貫いて、地下に穴を掘っていたのだ。通報すれば報奨金がもらえるが、ソハは、ユダヤ人たちを匿い、口止め料を生活の足しにしようと思いつく。金を取るだけ取って、通報はその後でも出来る、という算段だ。地下水道はソハの職場である。迷路のようになっているが、ソハにとっては庭のようなもので、ユダヤ人たちを匿うことくらいは、とソハは考える。ところが、金目当てで、ウクライナの将校たちが、ユダヤ人を追っている。ユダヤ人を匿うこと自体が、処刑の対象になる。やがて、ソハの身にも、危険が迫ってくる。

 
ソハ(ロベルト・ヴィェンツキェヴィチ)

身の危険を覚えて一度は手を引こうとするが、ソハはもう後戻りできないところまで来てしまったと悟って腹をくくる。苦悩を抱えつつも、結局は命がけでユダヤ人のためにマンホールに入るソハ。コソ泥に過ぎなかった彼にも良心があるようだ。 
性○の果て生まれた命 ソハは家族の親戚に預け育てようと決めるも、母となった女性の手にかけられてしまうという哀しい現実。

 
愛が生まれるという微笑ましい場面も、、、、。       親子の愛、、、、。

ソハの思いが大きく変わったのは、豪雨でマンホールに雨が流れ込む瞬間である。家族の唯一の大事な儀式をほったらかしてマンホールへと駆け込むシーン。何をおいても彼らを助けないといけないと動くあのソハの姿にはやはり大きな感動を受けた。

水が増して天井まで着こうとする瞬間雨が引き何とか彼らは助かる。


ソハは泥だらけ状態となり、彼らのために乾いた衣服を自宅から持ち出そうとする。彼の姿に感動しました。

運よくソ連軍が街に訪れたおかげでユダヤ人たちは長い潜伏期間から解放されるというとてもラッキーな結末で終わる。

解説(allcinemaより)

「太陽と月に背いて」「秘密の花園」のアグニェシュカ・ホランド監督が、ナチス占領下のポーランドで、地下水道にユダヤ人を匿った実在の人物を映画化したヒューマン・ドラマ。最初はお金目当てだったごく平凡な中年男が、いつしか損得を超えてユダヤ人を救うために自ら危険を冒していく姿を、主人公の心の葛藤を軸にリアルかつサスペンスフルな展開で描き出していく。2011年度のアカデミー外国語映画賞ノミネート作品。

 

メディア 映画
上映時間 143分
製作国 ドイツ/ポーランド
公開情報 劇場公開(アルバトロス・フィルム=クロックワークス)
初公開年月 2012/09/22
ジャンル ドラマ/戦争
映倫

R15+

 

オフィシャル・サイト
http://www.sonyclassics.com/indarkness/ (英語)
 
 
 
 
 
 
 
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