銅版画制作の日々

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レッド・ファミリー(2013)*RED FAMILY

2014-10-11 | 映画:ミニシアター

 

キム・キドクが製作総指揮をしているということで、京都シネマで鑑賞。かなり評価が高いようです。ジャンルはコメディ・サスペンスらしいのですが、あまりコメディとは思えないような感じがしました。

レッドファミリーとは読んで字のごとく、赤い家族。つまりこれって北朝鮮の家族って意味?かしら・・・・。仲睦まじい家族に見える。しかし実はスパイ(工作員)が家族に化けて韓国に忍び込んでいるという設定だった。

夫婦、娘、祖父という家族構成。一見穏やかな家族という感じだが、家に入ると、とたんに役に変身!妻役のベクはこのグループの中心人物らしく。他の3人は服従しているのである。考えると偽の家族というのは面白い設定ですよね。でも北朝鮮ならあり得るような話。実際に韓国に潜入しているかもしれませんね。そういう意味ではリアルな話かもしれません。ひょっとして日本にも・・・・・?

あらすじ(Moviewalkerより)

仲睦まじい家族を装って、韓国国内で任務を遂行する4人の北朝鮮スパイたち。表面上は誰もが羨むような理想の家族を演じながらも、一歩家の中に入れば階級に従い、母を演じるリーダーの命令を順守してスパイ活動を行なっていた。一緒に暮らしながらも、互いを監視し合い、馴れ合う事の許されないニセ家族。彼らはケンカの絶えない隣の家族を“資本主義の限界”と馬鹿にしていたが、偽りのない感情をぶつけ合うその姿に、次第に心を動かされてゆく。やがて任務と人生そのものに疑問を感じ始めるスパイたち。そんな折、リーダーである妻役のベクは、夫役のキムの妻が脱北に失敗したことを知る。独断で手柄を立て、キムたちを助けようとするベクだったが、逆に大失態を犯してしまう。祖国に残された各々の家族の命と引き換えに、4人に与えられたミッション。それは、“隣の家族の暗殺”だった。全てを救うため、彼らが命を賭して打った切ない“家族芝居”とは……?

私的にはう~んあまり好みな作品ではありませんでした。面白い設定だとは思いますが、、、、。あまりサスペンス要素が強く感じられなくて。北朝鮮という国には確かに謎めいたものを感じますが。ちょっと中途半端な気もしてなりません。コメディ、サスペンスどちらでも良いのでもう少し強調して欲しかったです。食い入るようななんか場面があればなあなんて。

 
こういうシーンを見ると確かに北の臭いを感じますが。

毛嫌いしていたお隣の家族にだんだん惹かれていくというのは面白い流れだとは思うけど・・・。


それがこの家族。大概な家族やけど、憎めないものね。こういう風に生きられたらレッドファミリーも気が楽だったでしょうね。

それにしても大きな過ちをしたということで、この家族を暗殺するというミッションもどうも理解に苦しみますよね。そりゃ仲良くなった家族を簡単殺すなんて。いくらスパイだとはいえ。北朝鮮の実際状況も粛清というものがあるので、分からないことはないけど。普通の考えから言えば、当たり前なのかもしれませんが。まあなんやかんやとイチャモンつけて観てました。

解説(allcinemaより)

韓国の鬼才キム・ギドク監督の脚本・製作で贈る笑いと涙の感動スパイ・サスペンス・コメディ。韓国で理想の家族を演じながら非情な任務をこなす北朝鮮の工作員男女4人が、隣人のダメ一家との交流をきっかけに国家と家族の狭間で揺れ動くさまと、やがて彼らを待ち受ける過酷な運命を、シリアスな中にもユーモアを織り交ぜスリリングに綴る。監督はキム・ギドクに抜擢され、本作で記念すべき長編デビューを飾ったイ・ジュヒョン。

メディア 映画
上映時間 100分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2014/10/04
ジャンル サスペンス/コメディ
映倫 G


娘役(オ・ミンジ)はスパイとは思えない可憐な方でした。パク・ソヨンという女優さん。

 

 オフィシャル・サイト
http://redfamily.gaga.ne.jp/

 

 

 

 

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