銅版画制作の日々

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カミハテ商店(2012)

2012-12-15 | 映画:ミニシアター

好き度:+5点=65点

他の作品を観る予定だったが、時間が合わず京都シネマへ、、、。少し気になっていたのがこの作品。実は当初観る予定なかった。ちょうど時間的に合ったので観ることにしました。高橋恵子さんがテレビで学生と共同製作したとの話をしていた。しかも私の住んでいる京都の学校、造形芸大とのコラボということもあってちょっと興味深々。

しかもこのタイトルカミハテ、漢字だと上終と書くらしいが、これも造形大の近くのバス停の名前じゃあないか!!多分これをひっかけているような気がしたんだが、、、、。いや多分そうに違いない。

さてそんなカミハテ商店だが、場所は山陰ととある海の町。ロケは隠岐島のようだ。

あらすじ(goo映画より)

山陰の小さな港町、上終(=カミハテ)。この街に暮らす初老の女性・千代(高橋惠子)は、亡き母が残した商店を継ぎ、自分で焼いたパンを売って細々と暮らしていた。無愛想でとっつきにくい彼女の店を訪れるのは、牛乳配達をしている自閉症の青年・奥田(深谷健人)と町役場福祉課の須藤(水上竜士)ぐらい。

 

だが、いつの頃からか見知らぬ訪問者が現れるようになる。それは、店の傍にある断崖絶壁で自ら命を絶つため、死に場所を求めて来た者たちだった。彼らはそれを最後の晩餐とするかのように、千代が焼いたパンと牛乳を買い求めてゆく。彼らが自殺するだろうと気づいていても、彼女は決して止めず、ただ見送った人の靴を崖から持ち帰ってくるだけだった。故郷を離れ都会で事務用品納入業を営んでいる千代の弟・良雄(寺島進)。思うように行かない仕事に心身ともに疲弊していた彼は、馴染みのスナックで知り合った新入りのさわ(平岡美保)と親しくなり、彼女のアパートへ通うようになる。8歳の娘がいるシングルマザーのさわを何かと気遣う良雄。2人はお互いの淋しさを埋めるように急速に距離を縮めてゆく。無口なバスの運転手(あがた森魚)が今日もまた終点の上終まで見知らぬ客を乗せてくる。須藤からは、自殺騒動は町のイメージダウンになるため、気になる人が現れたら役場や警察に通報して欲しいと忠告を受けるが、千代はただ頷くばかり。“死にたいと思う人を、なぜ止めなくてはならないのか。”という言葉が千代の脳裏を反芻する。幼かった頃、あの断崖絶壁から飛び降りた動機の不明な父の死が、彼女の心に大きな影を落としていたのだ。ある日、訳ありげな母子が商店にやってくる。やはりその母親も死に場所を求めて彷徨っていたのだが……。

ちょっとつっこむと何故にパンを焼く機械だけが妙に新しいのだろう?他の家財道具は年代もののようでうらぶれた雰囲気やタイムスリップした感じが出てるのでパンを焼く機械だけがとても浮いて見えた。

千代はどうも病気のようだが、医者に本当のことを聞きただしてもはっきり答えない。毎朝歯を磨くと出血があるのはやはり何かしらの病気を患っているようだ。しかしこのあたりははっきりとした事情までは分からない。

自◎者の靴を持ちかえるのは自分の父が同じようなかたちで死をとげた日から行っているのだが、その靴を持ちかえる千代の心の内は何だったのか?そのあたりもどうも見えてこないような気がした。

結構分からないだらけの話ではあったがうらぶれて寒々した雰囲気はそれなりに出ていたかも、、、、。

 
弟よしおもカミハテで命を絶つ人と同じ心境だったのか?

最初は千代の弟とは気かずどこに接点があるのかと思っていたら電話のやりとりで分かったような。。。。


あがた森魚の運転手はなかなか良い雰囲気。しかしこの人もえらく年が行きましたね。

解説(allcinemaより)

「プロと学生が共同で映画を企画・製作していく」ことをテーマとした京都造形芸術大学映画学科によるプロジェクト“北白川派映画芸術運動”により製作された北白川派第3弾作品。

メディア 映画
上映時間 104分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(マジックアワー=北白川派)
初公開年月 2012/11/10
ジャンル ドラマ
映倫

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 ロケの様子はこちらから!

 

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