銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

それでも恋するバルセロナ♪VICKY CRISTINA BARCELONA

2009-07-01 | 映画:シネコン


Vicky Cristina Barcelona♪

スペインに行きたくなる~~!流れる音楽がまたよろしい。バルセロ~ナ
ハビエルがイケメンに見えるな


バルセロナは、私が毎年出品しているミニプリント展が開催される場所です。そんなこともあってぜひ訪ねたい場所なんだけど・・・・・。いまだにそれは実現されておりません。治安は今一つよろしくないという噂も、特に南はやばそうです。その中心都市がこのバルセロナらしいけど。

映画はそんなことは何処吹く風のような感じもする情熱あふれる街。ガウディのサクラダ・ファミリアが代表的な世界遺産で有名だし、ピカソ、ミロ、ダリというスペインが生んだ芸術家が通ったバルも残っている。

そんな素晴らしいスペインでウディ・アレンが本作を撮った。

3人の女性が取り巻く一人の男・・・・・。

その男と出会ったことで、ヴィッキー(レベッカ・ホール)とクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)の人生は?

静かな男の声のナレーションで、物語は幕を開ける。

ヴィッキーとクリスティーナは親友同士だった。まったく正反対なふたりは恋愛観、考え方もまったく違っていた。

 ヴィッキー
誠意と安定を求めるタイプ。真面目な青年ダグ(クリス・メッシーナ)と婚約中。

 クリスティーナ
情熱的な恋を求める自由奔放タイプ。魅力あふれる男性を探している。

そんな2人はアメリカを離れ、ひと夏をバルセロナで過ごすことに。ヴィッキーの親戚であるナッシュ夫妻(ケヴィン・ダンパトリシア・クラークソン)の家に滞在して、バルセロナの街を観光。ガウディの建築物やミロの芸術に酔いしれ、堪能する毎日

ある晩、夫妻と訪れた画廊のパーティで画家のファン・アントニオ(ハビエル・バルデム)と出会った

 ファン・アントニオ

野性的な魅力を持つ彼は、元妻であるマリア・エレーナ(ペネロペ・クルス)と泥沼離婚をしたばかり。その噂にクリスティーナは興味を持つ。

深夜のレストランで2人はアントニオと偶然再会。「オビエドに招待したい。」「そこに何があるの?」「週末を過ごして街を案内する。食事とワインを楽しんでSETUKUSUをする」

その提案に厚かましいと憤慨するヴィッキー。クリスティーナは喜んで話に乗る。
「面白そうな男」「どこがハンサムじゃないし」「ハンサムよ。男っぽくてセクシーだわ」

結局クリスティーナを心配するヴィッキーも同行してでオビエドへ・・・・。
街を観光、写真を撮り、3人は芸術や恋を語り合った。

「愛はむなしすぎる。最高の女を愛したが、終わった・・・・」。アントニオは元妻にナイフで刺された話をする。ヴィッキーは呆れるクリスティーナはますます彼に惹かれるその日の夕食後、アントニオは2人を誘う。当然ヴィッキーは拒否。酔っぱらったクリスティーナは1人で彼の部屋に訪れる。ところがこれからというときに気分が悪くなり・・・・・。
翌日、ホテルで休むクリスティーナを残して出かけた2人。ともに1日を過ごす中で、
ヴィッキーは彼を知るにつれて、彼の魅力に取り付かれていく
彼の甘い言葉で帰り道、2人は一夜の関係を持つ・・・・・。

オビエドから戻ったヴィッキーはアントニオとの幻のよな夜を忘れられないとろが婚約者のダグが近々バルセロナに来て、結婚をしようと言う。そんな中クリスティーナがアントニオにデートに誘われた話を聞いて、心中がざわつく
旅先での失態に悔んでいたクリスティーナは彼の誘いに大喜び自宅兼アトリエに招かれ、激しくお互いを求めあう。


とうとうクリスティーナはアントニオの家でDOUSEIを始めることに。

ヴィッキーの元にはダグがNYからやって来た。ダグとは対照的なアントニオ。彼への想いを募らせ悩むヴィッキー。
4人でランチをした日、ヴィッキーは密かにアントニオに告白する。「貴方のことが忘れられない」「元妻が言っていた。“成就しない愛だけがロマンティックだ”と」。アントニオの気持ちがクリスティーナにあると知ったヴィッキーはダグとの結婚を決意。

念願の芸術家の彼女となったクリスティーナ。アントニオと街に出かけ、写真、詩、彼の仲間たちとの最高のときを過ごしていた。アメリカにはなかった憧れの生活。


しかしそんな日々はつかの間、何と彼の元妻がZISATUMISUIを起こし、2人の家に転がり込んで来る!
美しいが情緒不安定なエレーナと彼女を助けておきながら、何かと激しく口論するアントニオ。英語とスペイン語が混ざりあいのバトル。何かにつけてアントニオ、「英語で話せ!」エレーナに・・・・。

「君は壊れている!」「気まぐれな私が好きなくせに!」。元夫婦の不思議な関係に戸惑うクリスティーナ

3人の不思議な共同生活が始まった。高飛車で自分勝手だが、天才的な芸術家のエレーナはクリスティーナに写真を教える。最初は距離を置いていたクリスティーナも彼女の才能と美しさに魅了され、ついにはアントニオとエレーナがNERUことも許してしまう。さらには、クリスティーナ自身もエレーナと・・・・

オビエドの週末が忘れられず、ダグとアントニオの間で揺れるヴィッキーの想いは
アントニオとエレーナと完璧な▲関係を築きながらも、少しずつ乱れていくクリスティーナの心は

同じ男性を愛してしまった親友2人とその男とその妻。情熱の都バルセロナで絡み合う、4人のひと夏の恋の行方はーーーー


さすがスペイン人のおふたり、スペイン語でのバトルは見ものです。クレイジー?なマリアを見事に演じたぺネロぺ嬢。


慎重派だったヴィッキーもアントニオの魔力に堕ちてしまった
アントニオの魅力は何なのか

キャスト

クリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)


マリア・エレーナ(ぺネロぺ・クルス)


ファン・アントニオ(ハビエル・パルデム)


ヴィッキー(レベッカ・ホール)


ジュディ・ナッシュ(パトリシア・クラークソン)
エレジーでも、ぺネロぺと共演。


マーク・ナッシュ(ケヴィン・ダン)トランスフォーマーでは主人公のパパ役。

 


ダグ(クリス・メッシーナ)

そして本作監督と脚本を手がけたこの方、ウディ・アレン。


愛はすべてのものの、消す事のできない要素。
どの国の文学、映画、舞台、どれをとってもストーリーの中にはラブストーリーが見え隠れしている。どんなにそれを隠そうとしてもロマンスの要素は隠しきれない。つまりそれは人間の、毎日の生活から消すことのできない一部だからなんだ。(インタビューより)

映画製作のきっかけは? スペインから、映画を作りませんか。製作費はだしますよと言ってくれたのがスタートだったらしい。アメリカでは自分で好きなように作るという条件が通せなくなってきた。小姑がそばで立って睨んでいるって感じになってしまった。「お好きにどうぞ」と言ってくれるヨーロッパで映画を作っているそうだ。

▲関係というとドロドロしたイメージがあるが、そんなイメージは吹っ飛ばすような何か楽しくてお洒落な作品だったと思います。スペインの情熱が伝わってきます。何といっても音楽♪が良かった
さて貴方は3人の女性のどのタイプ?

 ホームタウン、ニューヨークを飛び出し、イギリスで3本の作品を手掛けたウディ・アレン監督が、今度は初めてバルセロナを舞台に撮り上げたロマンティック・コメディ。バカンスでスペインを訪れた対照的な2人のアメリカ人女性と、地元のセクシーな画家、そしてエキセントリックなその元妻、4人が織り成す複雑な恋模様が情熱的かつコミカルに綴られる。出演はハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール。ペネロペ・クルスは本作の演技でアカデミー賞助演女優賞をはじめ数々の映画賞を受賞。(allcinemaより抜粋)

メディア 映画
上映時間 96分
製作国 スペイン/アメリカ
公開情報 劇場公開(アスミック・エース)
初公開年月 2009/06/27
ジャンル コメディ/ロマンス
この恋、想定外
オフィシャル・サイト
http://vickycristina-movie.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://sore-koi.asmik-ace.co.jp/

6月29日、MOVX京都にて鑑賞。

追記:映画のテーマ曲として繰り返し流れる“バルセロナ”という曲を歌い、演奏するこのバンドは一般的には無名である。実は送られてきたテープからアレンが偶然に出会い、一発で気に入りテーマ曲に採用したラッキーなバンドだそうだ。

 

 

 

Comments (4)
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