想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

しあわせって

2012-11-22 21:59:51 | 日記
夕食時間に見たNHKのニュースで、いじめが多くなっていることを取り上げていました。
続いて始まったクローズアップ現代では、今後も増えていく認知症がテーマでした。
さらに、ご両親と同居の中年男性が、病気のお母さんの入院費用を払っていけるのか心配…、
という番組もありました。

こんな日本は、しあわせな国といえるのでしょうか?

昨日のお散歩タイムに、私はふと、『しあわせ』を感じていました。
この時期にしては暖かく、風も穏やかでした。
晩秋の田舎の景色は、都会のような華やかさはなく、楽しげな音楽も聞こえてきません。

あたりには、稲刈りを終えた田んぼ、小鳥達の為に熟れた実が残こされた柿の木、そして、
収穫が終わった畑を片づけて燃やす煙…が見えていました。
山麓から引かれた用水路には、勢いよく流れ落ちる水音が聞こえていました。

誰に見られるのでもないけれど、いつの時にも変わりなく静かに過ぎていく『時』に
しあわせを感じたのです。
自然を見つめていますと、見えるものにも、聞こえてくるものにも、感じるものにも、
自分以外のものがあることを意識します。
そのことに気付くと、ちょっと優しい気持ちになれるのです。
それは、しあわせなことです、私にとって…。

若いころの私が、遠い先の自分の人生をどれだけ考えていたか、思い出すことはできません。
ただ、私の父がいつも言っていました。
「長い人生の中には、どんなことが起こるかわからない。その時に、自分の考えをしっかり
持っていれば、乗り越えていける。その為には、今のうち(子供の頃)から、いつも
自分にできることをいろいろと考えながら過ごすことだよ。」と。

それが、私にどれだけできているのか、よくわかりません。
でも、私はずっとしあわせな気持ちで過ごしてくることができました。

主人が言いました。
「それは、しあわせを感じる心があるからだよ。」

ありがとう、あなたのお蔭です。


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「大丈夫?」

2012-11-21 21:49:44 | 日記
主人に、そう言われました。

それは…、音がよく聞こえるのです。
それも、遠くから聞こえる救急車の音や花火の音、合図に鳴るチャイムの音などです。

健康診断で調べてもらう聴覚の検査では、いつも主人の方が結果が良いのです。
実際、テレビの音や家の内外の音は、その種類や方向など、
主人の方がよく聞こえているのがわかります。

それなのに、救急車の音などは、私の方が早くから聞こえてきます。
「ピーポーが鳴っているわ。」と私が言った後、かなり経って救急車が近くに来るのです。
標高が高いこの辺りで救急車の要請があった場合、地元の病院の救急車がここまで
登ってくるには、かなりの時間を要します。
極端に言えば、忘れた頃にやってくるということもあるのです。
私の耳に聞こえてくるのは、ピーポーの音がたとえ遠くても、
音が聞こえるマイク(?)の向きが、ちょうど我が家の方向に向いた時に
聞こえてくるのではないかと思っているのです。

一方、合図のチャイムの音とは、学校などの始業時間などを知らせるために鳴る
『キンコンカンコ~ン…』という音です。
今朝も、その音が聞こえたので時計を見ますと、7時でした。
お昼間に聞こえたときは、12時でした。
その音は、主人には聞こえなかったらしいのです。

それにしても、そんな音が聞こえてくるほど、私は研ぎ澄まされてきたのでしょうか。
ということは…、主人の「大丈夫?」という言葉が現実味を帯びて伝わってきます。

実は、私も少し驚いています。
『大丈夫かしら?』
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偶然が重なって

2012-11-20 21:53:37 | 日記
昨年、沖縄に行った時のことです。

その日は、車で小一時間ほどの所にある国際通りに行くことになりました。
あいにく小雨が降っていましたが、ぶらり歩くのもいいし…と思っていましたら、
ありがたいことに雨が止み、持っていた傘を手に持っての散策です。

主人に手を繋いでもらっているのをいいことに、私は前をほとんど見ることなく
右や左に並ぶお店の中を覗き見しながら歩きました。
雨上がりの町には観光客の数も少なく、ゆっくりと楽しむことができました。
先ほどまでの雨で、所々にできていた水たまりをピョンと飛んだりして、
私はご機嫌でした。

ティールームでお茶を飲み、お土産を買うでもなく…、
でも、思い切り楽しんでホテルに帰り着きました。

ホテルのお部屋に戻りますと、テレビがついていました。
お部屋のカギを入り口の指定された場所に差し込みましたので、電源が入ったようです。
出掛ける時についていたテレビが、カギを抜き取ったために電源が切れていたのでしょう。

まだ着替えも済まないうちに、テレビに映し出される映像を見て、私たちは「あれ???」
なんと、私たちが国際通りを歩いている様子が、テレビに映っているではありませんか。
ちょうど、私が水たまりをピョンと飛んでいます。

その日、国際通りで『豆まき』のイベントがあり、テレビカメラがあったらしいのです。
その様子を、地元のニュースの時間に放映しているようでしたが、
そんなこととは露知らず…。

それにしても、出先では特にテレビを見ない私たちですが、国際通りに出かける前、
たまたま見たい番組があり、テレビをつけていたから見ることができたのでしょう。

いくつかの条件が重なって、テレビに映る私たちを見ることになりましたが、
旅先でのちょっとしたハプニングは、今も楽しい思い出として、
私たちの心に蘇ってきます。


 いつものお散歩コースからの八ヶ岳です。

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そんなに急いで…本当にいいの?

2012-11-19 22:09:45 | 日記
カナダのある町のお店を訪れた人のことが、インターネットに出ていました。
11月に訪ねたお店では、すでにクリスマスソングが流れていたそうです。
「あまりにも早いんじゃあないの?」と、ツイッターで呟いたところ、
その意見に賛同する人がとても多かったというのです。
『この早さには、うんざりだわ。』ということらしいのです。

それを聞いた私も、とても納得してしまいました。
何のためにそんなに早く…と考えますと、それがお商売のためと思えるからです。

お商売の為ならば何でもあり…ということなの?
誰よりも、どこよりも早く…ですか?
それなりの趣や季節感を大切にする心が見えないことが、残念に思えてなりません。

昔、小学生2~3年生だった頃、『小学○年生』という雑誌を買ってもらっていました。
本屋さんに買いに行くのではなく、本屋さんが届けてくださるのです。
例えば11月になるとすぐに『12月号』が発売され、それを届けてくださいます。
12月になるとすぐ『1月号』が発売されるのです。
付録は、当然ですが、あけましておめでとうという新年用です。
なんだか変だわ…と子供ながらに思い、その雑誌にも興味がなくなりました。

今、自然の中で暮らしていますと、自然から学ぶことの多さに驚きます。
自然はゆっくりと流れています。
急ぐことなく、焦ることなく、でも決して休むもことなく…。
静かに見つめていますと、その中にある深さや豊かさには胸を打たれるものがあるのです。

暑い夏をがんばって過ごしたから、秋風を心地よく感じることができ、
寒い冬を耐えたからこそ、春の日差しを温かさをありがたく迎えることができます。
静かに過ぎいく時を心に感じながら暮らす中に、自分らしい生き方を見つけることができ、
心が広く豊かになっているような気さえします。

あせらない…、急がない…、
大きな息をして、じっくりと考え、広く豊かな心を育んで、自分らしく生きること…。

自然から教わりました。


 階段を上がるときの、ロフトからの景色です。


 カラマツの葉が、黄金色に輝きます。
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元気だから…

2012-11-18 22:06:23 | 日記
昨日は朝から体調がすぐれず、お昼過ぎころからは、唇が乾燥するようにひきつってきました。
あまりに急速にひきつりますので、鏡でその様子が見えるのではないかと思うほどです。
唇も痛むのですが、顔全体にも痛みを感じるようになり、集中力や思考力がなくなります。
そのうち、顔全体が固まってしまうように重くなり、背中から腰に掛けて力が入りません。
とうとう、夕食のお支度を始める6時前には、少し横になりました。

昨日は、午後2時頃から雨が降り始め、5時頃には大雨になりました。
まるでお天気が予知できるかのように、体調がすぐれないのは、こんな日が多いのです。

お天気に倒されてしまう私を、主人は申し訳ないほど気遣ってくれます。
やさしい主人に甘えてばかりではいけないと思いながらも、体調がすぐれず弱気になっている
私は、言葉数も少なく、ぐずぐずとしてしまうのです。
ごめんなさいね。

一夜明けた今日は、唇や顔の痛みも和らぎ、多少は昨日の名残があるものの、
かなり元気になり、お昼前には95%程に回復していたのです。
「おかげさまで元気になったわ。ありがとう。おしゃべりができそうよ。」と言った私に、
「90%くらいでもいいんだけれど…。」と、主人も冗談っぽく言ってくれました。
そうだったわ。おしゃべりは過ぎないように気を付けるわね。
ということで元気になった私です。

我が町の(市長選は無投票で決まり)市議選の投票日の今日は、お散歩を兼ねて、
投票所まで歩いて行ってきました。
往復1時間半…。
かなり遠かったのですが、八ヶ岳や富士山を見ながら、気持ち良く歩いてきました。

昨日の私は、今日、こうして歩いて投票所に行くことなど、考えられませんでした。
それを思うと、とても幸せでした。
元気で過ごせる…、それだけでこんなにも幸せなのですね。

主人とつないだ手をしっかりと握りしめて、雪の八ヶ岳を見上げました。
「ありがとう、あなたのお蔭で、とっても幸せです。」

 八ヶ岳では、昨日の雨が雪になったのですね。

 富士山も、綺麗でした。

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