小さな楽しみ

今日の午後のティータイムに時間が来た時、
「そろそろお茶にしようか…？」と言う主人の言葉が聞こえたのですが、
私は「そうね。」と言いながらも、ちょっと生半可な言い方をしてしまいました。
その時の私は、会計業務をしていたのです。

生半可な言い方で悪かったわ…と思った私は、
ちょっと急いで…と言っても、それなりの時間をかけて準備をしたのでした。

ティータイムになって、主人と並んでソファに座りましたら、
「佳境に入ってるの？」と主人が言いました。
「佳境というか、とても楽しんでいるのよ。」と私。

会計業務は、年間の売り上げや入金、支払いなどをパソコンに入力し、
入力漏れや入力間違いなどがないかをチェックします。
一年間分がすんなりと合えば、それはそれで喜ばしいことなのですが
開業以来２５年、未だかつて、一度でぴったり合ったことはありません。

でも、だから楽しいのです。
その合っていない箇所を見つけて直していく…、やがてぴったり合う。
その時が、会計業務をする時の至福の時かもしれません。

毎年、会計業務を終えて青色申告書を提出してしまうと
とても寂しい気持ちになっていましたが、
きっと、この至福の時を楽しめなくなる寂しさだった…のかもしれません。

とりあえず、今年の作業は、今のところ小さな至福を繰り返しながら進んでいて、
予定通り…順調といえるかもしれません。

最終的には、２月の半ばまでにすべてを終えることにしていますが、
それ以後、今年は小さな至福を楽しめなくなることを考えると
今からちょっと寂しい気持ちにもなってしまいそう…。


　お散歩コースにある夏ミカン（？）の木の下に、
　時々こうして何個かの夏ミカンが並んでいます。
　昨日は２０個ほどありましたが、今日は４個になっていました。
　「どなたか、持って行ってもらっていいですよ。」というメッセージなのでしょうか？
　昨年も、こうしておいてあることが何度もありました。