袴…

先日、出先でティータイムになりましたので
ポンタさんのコンビニで、主人の分と合わせて
２つのホットのカフェラテを買いました。

「手提げ袋に入れましょうか？」と聞かれましたので、
いらない旨お伝えしました。

お店を出て、車で待つ主人に渡す時
「袴を付けてくださったわ。」と言ったのですが、
あれって、『袴』で合っていますよね。

昔、子供の頃に知っていた袴は、日本の伝統的な衣類の一つと
もう一つは、日本酒を熱燗にした徳利の下の、
徳利を持ち運ぶ時やお膳に置く時、安定させるための道具の
あれ…でした。

ホットカフェラテも熱いので、持ちやすいようにつけてくださるから
袴でいいのでしょうね。

袴と言えば、若い頃に習っていたお琴の発表会で着たことがあります。
その社中では、発表会の時に紺色の袴を穿くことになっていました。
上に着るピンクの着物は貸し出してくださいましたので
袴だけを自分で調達すればいいのです。
昔は、近くに袴を持っている人がありましたので
その方から借りて、発表会に参加しました。

着物と袴を身につけるとピリッとして
とても気持ちが良かったことが思い出されます。

その時の発表会は、特によく覚えています。
お琴を習っている人の中でも上級クラスの方々の中に入って、
習い始めて１年ほどしかたっていない２０歳前の私が参加させてもらいました。
舞台の一番端っこでの演奏でしたが、
「少しお化粧をしてみたら…？」と言われて、薄っすらと口紅も付けました。

私の手元にある数少ない写真の中に、その発表会の写真があるのを
昨年秋に見つけたのでした。

コンビニのカフェラテの袴から、懐かしいことを思い出しました。


　袴を穿いたカフェラテさん。