想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

悲しい気持ちの1週間です。

2018-05-12 21:53:00 | 日記
この1週間、思い出すたびに悲しい気持ちになっています。

なぜ…?

それは、6日の日曜日に始まります。
調布市にありますアミノバイタルフィールドで行われた、
アメリカンフットボールの試合観戦に行きました。
毎年行われている、関学ファイターズと日大フェニックスの春の定期戦です。

関学のクオータ-バックが、試合開始間もない最初の攻撃シリーズでパスを投げたのですが、
投げ終わったあと、背後からタックルを浴びせられて、負傷退場することになったのです。

アメリカンフットボールでは、パスを投げ終わったクオータ-バックの安全を守るために、
投げ終わった後のタックルは、無防備な選手へのファウルとして、重い罰則が課せられます。

そして、この日のそれは、著しく度を超えていたのです。
私たちは、現地で観戦していましたが、その行為には気付きませんでした。
なぜなら、パスを投げ終えてから、2~3秒後にタックルが行われていたため、
まさか、そんなことが起こるなんて思ってもいなくて、ボールの行方を追っていたのでした。

帰宅後、そのシーンをビデオで見て、初めて、その異常な行動を知ることになりました。
今や、インターネットで拡散し、その行為や対応が大きな問題となっています。

フェニックスは、昨年の甲子園ボウルで優勝し、今年は社会人にも勝つという目標でしょうから、
春とはいえ、真剣勝負で試合に臨んだと思います。
でも、やりすぎでした。
先ほどの無防備な選手へのファウルの後にも、大きな反則をとられるラフプレイを2度もしました。
しかも、試合後の、監督へのインタビューでは、その行為を容認するかのような発言があり、
インターネットでは、多くの批判が寄せられているようでした。

『日本一になるため…、勝つためにしているのだから、その目標を達成するためには、
どんなことをしてでも勝つ…。
それが、たとえ反則につながろうとも、相手の選手が怪我をしようとも…。』…???

私は、この1週間、とても悲しい気持ちで過ごしています。
アメリカンフットボールを愛してきて、これほど辛く苦しい気持ちになったことはありません。
私が応援しているファイターズでは、監督が、選手たちに、
「どんな男になるんや?」ということを問いかけ、考えさせることを大切にしているそうです。
そのためには、何が必要なのか、何が足りていないのか?
その考えたことの先に、アメリカンフットボールでの勝利がある…ということなのです。

一番大切なのは、勝つということではなく、どんな男に…どんな人間になりたいのか…ということです。
そこには、男として、選手として、社会人として、ひとりの人として、成長してほしいという
チームの方針が見えてきます。

それを見守り応援するフアンもまた、それを感じながら成長させてもらっているのです。

私は、ファイターズのそんなところが、とても好きなのです。
今回負傷されたクオータ-バックが、心身ともに、順調に回復していかれますよう願っています。


 紅葉の柔らかな緑がまぶしいですね。
コメント
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