大佗坊の在目在口

見たり、聞いたり、食べたり、つれづれなるままに!!

揖斐駅から谷汲口駅へ

2013-10-02 | 

長良川をウロウロする旅に出かけた。多治見の永保寺・定光寺から秘境駅でもある定光寺駅へのコースかローカル線に乗って揖斐の横蔵寺・華厳寺にするか迷ったが、結局、養老電鉄・樽見鉄道と、ローカル線に乗りたくて初日は名古屋・岐阜を通り越して大垣駅からスタートした。
 
養老鉄道側の連絡通路でコインロッカーを探すが見当たらず、ウロウロして焦る。JR職員に尋ねる。JR線改札を出て正面のJR東海ツアーズ大垣支店の横にこぢんまりとあった(小型10、大型3)。JR・養老電鉄・樽見鉄道の乗換駅でたったの13個しかロッカーの設置が無いのは大垣にはあまり観光客が立ち寄らないという事なのだろうか。養老鉄道、桑名駅~揖斐駅(57.5K)は約1時間30分程度掛るが、直通便はなく途中の大垣駅で乗り換えることになる。
 養老鉄道大垣駅は折返しの単式ホームで、何人もの地元の人達が自転車ごと乗車してきたので少しビックリ! 終点駅の揖斐駅で降車客は4名、駅前にあった地元の特産品販売所(主に野菜)で30分ほど時間を潰してコミュニティバスで終点の横倉に向かう(左 大垣駅、右 揖斐駅前、下段左 揖斐駅)
 
 
揖斐駅から横蔵まで40分程で着く。バス停の前に両界山横蔵寺への参道がある。
 
横蔵寺は延暦二十年(801)、伝教大師により開山、鎌倉時代の記録に拠れば、薬師堂、三重塔、楼門、政所をはじめ、三十八の僧坊があったという。
 

 
  最澄が創建したと伝えられる。中でも村人に祀られていた二百年前に即身成仏したという妙心法師の舎利仏(ミイラ)は有名で、明治十三年、天皇行幸に際に県庁で天覧に供され、これが縁で明治二十三年出生地の横蔵寺に祀られたという。横倉寺本堂から飛鳥川を挟んで舎利堂にミイラ(舎利仏)は安置されていて拝観することが出来る。
 
  
横倉から華厳寺のある谷汲山まではバスで15分。谷汲山バス停から華厳寺までは両側に土産店や食堂などがパラパラとあるゆるい登り坂を徒歩15分程度で谷汲山華厳寺山門に着く。

  
 
 

寺の草創は延暦十七年(798) 会津黒河郷の豪族大口大領よって創建、開祖は豊然上人、西国巡礼中興の祖とされる花山法皇は西国三十三箇所の霊場を御徒歩で御巡幸、当山を第三十三番札所の満願所と定め、御禅衣(笈摺)、御杖、及び三首の御詠歌を奉納せられた。
華厳寺では西国三十三番の結願札所として花山法皇が詠まれた御製三首の御詠歌にちなんで三つ御朱印があり、三つの御朱印は本堂(観音堂)・満願堂、笈摺堂を指し、それぞれ現在・過去・未来を意味するとされている。
          
三首の御詠歌を現在・過去・未来を結び付けたのは巧い事を考えたなんて云うと罰が当たるかな。
時間があれば樽見電鉄の終着駅、樽見駅に寄ってから大垣に戻ろうと考えたが時間もなく樽見電鉄無人駅の谷汲口駅までバスで向い、大垣に戻った。(谷汲口駅と駅前)
 
 
残念だったのは谷汲山バス停近くの昆虫館に隣接する2001年10月に廃線となった名鉄谷汲線の旧谷汲駅・ホームが記念館として保存されて2両の電車が保存されているという。知っていれば、バスの待ち時間をビールなんか飲んでのんびりしている場合ではなかった。

 長良川(郡上八幡)

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