天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

顧客第一主義を無視し利潤を優先した旅行会社は、銃撃で邦人が亡くなったタイ・バンコクのツアーを中止せず

2010-04-13 23:21:53 | 日記
今日の日記は、前の日記『経費削減の為、別会社組織で対応し自社商品を販売する旅行代理店は顧客第一主義を無視し利潤を優先した会社』で私が問題視した旅行会社のことです。
この前の日記で、『こんな重大な政情不安のタイ国には、いくら旅行代金が安くとも旅行予定者は、その旅行をすべてキャンセルした』としたタイ・バンコクで、私が危惧したとても悲しい出来事が起きました。それは、ロイター通信の村本博之さん(43)が、デモ隊と治安部隊の衝突を取材中、銃撃を受け亡くなったことです。
そして、タイ・バンコクの現在の市内模様が、12日読売新聞夕刊に報道されました。以下に、その記事を掲載します。
『・・「混乱いつまで」旅行会社など懸念・・年間約130万人の日本人旅行客が訪れる“ほほ笑みの国”タイでの混乱は、日本の旅行会社や日系企業にも影響を与えている。
外務省は11日、ホームページなどを通じ、デモが行われている地域に近づかないよう注意を呼びかけた。ただ、バンコクに関する海外渡航情報(危険情報)は、「騒動は全域に広がっていない」として、これまで通り「十分注意」としている。
日本の旅行会社は、現地の情報収集に努めた。大手のJTB(本社・東京)では、バンコク市内の数か所をツアーのルートから外すことを決定したが、「危険な地域は限定的なので、現時点でツアーの中止は考えていない」と話す。
一方、バンコク市内に店舗や事務所がある日本企業も対応に追われた。デモ隊が占拠している地域の近くのショッピングセンターに出店している百貨店「伊勢丹」は今月3日から営業を停止。広報担当は、「顧客の安全を考えればやむを得ないが、いつまで続くのか……」と話した。』
私が予約を入れキャンセル待ちをした旅行会社が、この記事に登場し、「現時点ではタイ・バンコクのツアーの中止は考えていない」と観光客を危険地に誘致する意志を、はっきりと続行表明しています。一方で、百貨店「伊勢丹」は今月3日から営業を停止しています。この百貨店の広報担当は、「顧客の安全を考えればやむを得ない」とはっきりと利益優先ではなく顧客第一主義を表明しています。
この夕刊記事を読んだすべてのユーザーは、ここに登場した両社の企業イメージの大きな違いを、はっきりと理解したと私は思っています。
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