pure breath★マリーの映画館

好きな映画とイロイロなこと・・・

2013年3月に観たい映画 覚書

2013-02-28 20:40:28 | ★映画★
                      オズ・・・いいね、ジェームズ・フランコくん

2月は本当に短い・・・アッという間にもう3月。また別れと出会いの季節がやって来ますね・・・
今年の我が家は、卒業式も入学式もないのですが~職場の送別会etc.で飲み会が多い~~~。現段階で、すでに4回は決まっている。。。
楽しい飲み会は嬉しいけど、ちょっぴりサミシイ会にもなりそうで・・・><;

春休みもあるし、4月からは東方神起の5大ドームツアーも始まるので、ちょっとおとなしくしていたい月(苦笑)なのだけど。
さて何本観れるでしょうか???




◆ 『フライト』 ◆ 3月1日(金)公開
『フォレスト・ガンプ/一期一会』のロバート・ゼメキス監督と『トレーニング デイ』のデンゼル・ワシントンがタッグを組んだ話題作。旅客機の緊急着陸を成し遂げたものの血液中から検出されたアルコールにより英雄から一転、糾弾される主人公の機長の苦悩を描く。弁護士を『アイアンマン』シリーズのドン・チードルが演じ、友人を名脇役のジョン・グッドマンが好演。善悪では割り切れない人間の業の深さを描いた深遠な心理描写にうなる。

アカデミー賞主演男優賞にノミネされたデンゼルの演技も見逃せない~


◆ 『オズ はじまりの戦い』 ◆ 3月8日(金)公開
L・フランク・ボームの児童文学「オズの魔法使い」に登場するキャラクター、オズを主人公にしたファンタジー。魔法の国オズに迷い込んでしまった奇術師が織り成す冒険や、それによって大きく変わる運命を壮大なスケールで活写する。メガホンを取るのは、『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ。『127時間』のジェームズ・フランコ、『マリリン 7日間の恋』のミシェル・ウィリアムズら、実力派スターが結集。最先端VFXとライミ監督のセンスが融合した圧倒的ビジュアルにも目を見張る。

今月一番楽しみかも~♪
ファンタジー、大好き!しかもジェームズくんだしね。面白いといいなぁ・・・



◆ 『クラウド アトラス 』 ◆ 3月15日(金)公開
19世紀から24世紀へと世紀を超えて、六つの時代と場所を舞台に人間の神秘を描く壮大なスペクタクル・ドラマ。兄が性転換を経て姉弟となったラリー改めラナ、アンディ・ウォシャウスキー監督と、『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァが共同でメガホンを取る。時代をまたいで存在する同じ魂を持つ複数の人物という難役に挑むのは、名優トム・ハンクスをはじめ、ハル・ベリーやスーザン・サランドンといった豪華キャストたち。過去や未来を映す迫力ある映像や、深いストーリーなど、ロマンあふれる世界観に圧倒される。

かなり前から予告が流されていて楽しみにしてました・・・
でも、ちょっと難解そう。向こうでもコケたらしい。。。



◆ 『プラチナデータ』 ◆ 3月16日(土)公開
さまざまな作品が映画化されている東野圭吾の小説を、『ハゲタカ』『るろうに剣心』の大友啓史監督が映画化したサスペンス。DNAデータを基に犯罪捜査が行われる近未来を舞台に、自らが携わるDNA解析捜査で連続殺人事件の容疑者となってしまった科学者の逃亡劇を描く。天才科学者から逃亡者へと転落する主人公には、嵐の二宮和也。彼を執拗(しつよう)に追跡するベテラン刑事に豊川悦司がふんするほか、鈴木保奈美、生瀬勝久、杏ら多彩なキャスト陣がそろった。

ニノの“ぷらちなで~た”という囁きを聴くたびに観たい度アップ(笑)


◆ 『ジャックと天空の巨人』 ◆ 3月22日(金)公開
1700年代初頭の民話「ジャック・ザ・ジャイアント・キラー」と童話「ジャックと豆の木」を基に、人間と巨人のバトルを圧倒的映像で描くアドベンチャー大作。人間界と巨人界を隔てる開かずの扉が開けられたことから、巨人たちの人間への逆襲が繰り広げられる。メガホンを取るのは、『X-MEN』シリーズや『スーパーマン リターンズ』のブライアン・シンガー。主人公のジャックを『シングルマン』のニコラス・ホルトが演じ、スタンリー・トゥッチやユアン・マクレガーなど実力派のキャストが脇を固める。巨大な豆の木の映像や100人の巨人対300人の人間の壮絶な死闘は見ものだ。

すっごく好みのジャンルで~面白そうなんだけど主人公ジャック役のニコラス・ホルトが、もうちょっとイケメンだったらなぁ~←失礼発言、ご容赦を・・・


◆ 『シュガー・ラッシュ』 ◆ 3月23日(土)公開
数々の名作を生み出してきたディズニーが手掛ける、ゲームの世界を舞台にしたアドベンチャー・アニメ。人気ゲームの悪役でいることに疲れてしまったキャラクターが、お菓子の国を舞台にしたレース・ゲームの世界に入り込んでヒーローになろうとしたことから思わぬ騒動が巻き起こる。「マリオ」シリーズのクッパ、「ストリートファイター」シリーズのザンギエフとベガなど、人気ゲームのキャラクターたちが次々と登場。彼らが悪役としての苦労をセラピーで吐露するなど、マニアならずともニヤリとしてしまう場面が満載だ。

これも予告から楽しみにしていた♪
子供連れじゃなくても行けるかなぁ~~~。←近頃チビは相手にしてくれないし・・・



◆ 『DRAGON BALL Z 神と神』 ◆ 3月30日(土)公開
「週刊少年ジャンプ」で連載され、日本のみならず海外でも圧倒的人気を博す鳥山明による大ヒットコミックが原作のアニメシリーズ「ドラゴンボール」の劇場版。鳥山が脚本段階から制作に関わり、テレビシリーズの「ドラゴンボールZ」で孫悟空たちが魔人ブウとの戦いを終えてからの話が完全オリジナルストーリーで展開。ベジータや孫悟飯らおなじみのキャラクターが総登場し、強大な力を持つ破壊神ビルスを倒すべく死闘を繰り広げる。

大好きだったドラゴンボールだから観たいのだけど・・・観れるかな~?
余談ですが・・・先日TVアニメ「ONE PIECE」を観ていた時に、私が「あっ!この声べジータじゃない!?」って言ったら、最近ろくに口を聞いてくれないチビに「フリーザ!」と訂正されました・・・




遅れて公開で観たいのは・・・
 ↓
◆ 『桃(タオ)さんのしあわせ』 ◆
『女人、四十。』などで知られるアン・ホイ監督が、老いをテーマにつづる感動の人間ドラマ。いつも空気のようにそばにいた老メイドが病に倒れたことをきっかけに、やがて肉親以上の強い絆で結ばれていく主従の関係を描き切る。『サイクロンZ』などの演技派女優ディニー・イップが昔気質の使用人を演じ、介護に奔走する主人公を、香港の大スター アンディ・ラウが熱演する。ユーモアと優しさを交えて描かれる人生の転機に勇気をもらう。

ずっと待ってました~。アンディ~早く会いたいです。


◆ 『PARKER/パーカー』 ◆
イサム兄さん(ジェイソン・ステイサム)のよくある話・・・(笑)



観たいけど、行けたらかな。
 ↓
◆ 『ひまわりと子犬の7日間』
◆ 『だいじょうぶ3組』



早く観たくてたまらない『ジャンゴ 繋がれざる者』は4月に来ます~。た・の・し・み!!!
後、『世界にひとつのプレイブック』も4月に観れそうなカンジ♪

『アルゴ』 ★祝アカデミー賞作品賞受賞★

2013-02-26 21:17:07 | 映画(あ行)
                     CIA史上、最もありえない“人質救出作戦”とは何か!?




『アルゴ』
監督・製作・・・ベン・アフレック
製作・・・ジョージ・クルーニー
出演・・・ベン・アフレック、アラン・アーキン、ブライアン・クランストン、ジョン・グッドマン、ケリー・ビシェ、カイル・チャンドラー、ロリー・コクレイン、クリストファー・デナム 、テイト・ドノヴァン、クレア・デュヴァル 他


               【解説】
『ザ・タウン』などのベン・アフレックが、監督、製作、主演を務めたサスペンス。1979年のテヘランで起きたアメリカ大使館人質事件と、その裏で敢行されたCIAによる救出作戦の行方を追い掛ける。監督として『ザ・タウン』で見せた緩急自在な演出をベンが本作でも繰り出し、謎に包まれていた救出作戦の全ぼうを活写。その一方で、貫録たっぷりに指揮を執るCIAエージェントを熱演する。『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・アーキンや『アーティスト』のジョン・グッドマンら、脇を固めるベテラン勢にも注目。
               【STORY】
1979年11月4日、テヘラン。イラン革命が激しさを募らせ、その果てにアメリカ大使館を過激派グループが占拠し、52人もの人質を取るという事件が起きる。パニックの中、アメリカ人6名が大使館から逃げ出してカナダ大使の自宅に潜伏。救出作戦のエキスパートとして名をはせるCIAエージェントのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は、6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断。彼らを混乱するテヘランから救出する作戦を立案する。しかし、それは前代未聞で大胆不敵、そして無数の危険が伴うものだった……。



みなさんが盛り上がっていた時には、まだ観てなかったので話に入れず・・・。今年やっと、2月に入ってから公開となったので鑑賞♪でも、なんか一人ではモチベーション上がらず、レビューもまだでした。
しか~し昨日アカデミー賞で作品賞を受賞したので、今こそ!(笑)と。←分かりやすい私

予告編やチラシや宣伝文句だけを見ていた時は、もっとコメディ色強いのかと思ってた。そうしたら、とんでもなく、、、かなり疲れる作品でした~。観終わって帰宅後1時間寝込んでしまった位(どんだけ!?)
大使館占拠のシーンから、心臓バクバク!途中何度か過呼吸になりそうなほどドキドキして(私、あと2~3年後だったら観れてなかったかも)息も出来なかった。人質より私が死んじゃうよ・・・
あんな緊迫した中で、最後までアメリカの方々を守ったカナダ大使・・・凄いなぁ~。そして、あのメイドの彼女~無事だったかしら・・・心配心配。

街中でクレーン車に処刑された人がぶら下がっているとか、怖い・・・ウソでしょ?と思ったらエンディングの実際の写真にもちゃんとあったし・・・><;
最後の入国審査も・・・大丈夫と分かっていても、ギリギリまで追いつめられて本当に心臓がバクバク!

これが実話とは・・・よく映画化出来たなぁというのが率直な感想。
先日の『ゼロ・ダーク・サーティ』もそうなのですが、どこまでが実際にあったことなのかは分からないけれど、あの作品よりは脚色が少ないんじゃないかと思う。


そして、まるで映画のような本当のことを実際“映画”に纏め上げたベンってやはり才能ある方だなぁ~ってまた感心。役者さんとしても一流かと思いますが、歳を重ねて監督としても力をつけたなぁ・・・
主要な人物、ベン・アフレック、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン以外はあまり知らない役者さんで、しかもご本人たちにそっくり!というこだわりぶり。エンドロールで流れたご本人写真を見て、似すぎてて、本当にびっくりしました。

この映画の面白い所は、ただ怖いだけではなく~映画愛にも溢れていることかな・・・
トニーが、この奇天烈な救出作戦を思いついたのもSF映画好きの息子が観ていた『最後の猿の惑星』であるとか・・・映画のロケハンと偽ってとか、至るところで映画制作の話が出てくる。どうやって1本の映画が作られてゆくかということもよく分かる。
そして、ラストにはトニーと息子ちゃんの親子愛にもホロリ・・・あんな凄いことを成し遂げた後、家族の愛に包まれてよかった~って思った。


同じ子供でも・・・哀しく思うのは
シュレッダーされた細かい紙クズを集めて並べてという気の遠くなる作業。「時間のある子供はたくさんいる。」みたいなこと言っていたこと。あの状態では学校もないだろうし・・・確かに時間はあるでしょう。子供たちは普通に学んだり遊んだりすることも出来ないのだから・・・だんだん出来上がっていく写真に又ドキドキ・・・

武力制圧された国では、どんなに“話す力”があっても関係ないんだなぁと。
“力”=“武器”だけが物を言う・・・そういう国が、まだ世界にはたくさんあることも恐怖。
いつ発砲されて殺されてもおかしくない、あんな状況の空港で働いている空港職員(特に各国キャビンアテンダントさんたち)は死と隣り合わせで凄いなと思った・・・


イランの過激派が起こした“パーレビ前国王の引き渡し要求”のこの事件、今までよく分からなかったのですが、この映画で私でも理解しました。
そういったことも、アカデミー作品賞として意味のあるものになったかと思います。

駄作として日の目を見ることがなかったハズの『アルゴ』脚本。こういうクローズアップのされ方でも、みんなに知って貰えて良かったのでは?よくあるSFだったけど、あの絵コンテは素敵だった~。



マリー的お気に入り度 ・・・★9個ぐらい・・・(去年観ていたら、ベスト10に入れていたかも・・・)



『レッド・ライト』

2013-02-23 22:22:13 | 映画(ら行)
             伝説の超能力者、
                その復活に隠された、真っ赤な謎(ウソ)と真実




『レッド・ライト』
監督・脚本・・・ロドリゴ・コルテス
出演・・・ロバート・デ・ニーロ、キリアン・マーフィ、シガーニー・ウィーヴァー、エリザベス・オルセン、トビー・ジョーンズ 他


           【解説】
『[リミット]』『アパートメント:143』などで注目を浴びるスペインの異才、ロドリゴ・コルテスが監督と脚本を務めた新感覚ミステリー。再び現場に返り咲く伝説の超能力者と、彼を追う科学者たちの壮絶な心理戦を描き出す。謎の男を名優ロバート・デ・ニーロが熱演し、科学者を『ダークナイト』シリーズのキリアン・マーフィと『エイリアン』シリーズのシガーニー・ウィーヴァーが演じている。さまざまなトラップが待ち受ける先の読めない展開に、手に汗握る。
           【STORY】
科学者のマーガレット(シガーニー・ウィーヴァー)とトム( キリアン・マーフィ)は、超常現象の科学的解明の研究に没頭していた。そんなある日、30年前に引退したはずの超能力者サイモン(ロバート・デ・ニーロ)が復帰するというニュースが世間を騒がせる。マーガレットはその昔、サイモンの超能力のうそを暴くため彼に挑んだ経験があり……。



ほとんどキリアン観たさに鑑賞~~♪
平日朝一の為か、ひと気がない~~~。『ムーンライズ・キングダム』に続き、今週2度目のひとり鑑賞!大丈夫かな?この映画館・・・
私の為に、私だけの為に(笑)キリアン、頑張ってくれましたよ~~。

予告ですご~~くそそられる映画って時々あるけど、この映画はまさにそんな感じ・・・
怪しげな赤いライトが灯る部屋・・・そこにどんな秘密が?!と思っていたら・、赤いライトもあの部屋も直接的にはそんなに関係なかった・・・あれれ???

世の中には科学で証明出来ないことはない!って断言するマーガレットさんには共感は出来ないけど~
あのテーブルが持ち上がったりするイカサマや、知らないはずのことを言い当てたりする種明かしは、なるほど~!ってカンジでした。
持ってるカードを当てるのとかもね。

マーガレットの植物人間状態の息子さん、何か後半関係するのかと思ったら、何もなかった。
私が重要視してた、赤いライトのシルバーの潜伏先?何かすご~~く訳ありそうにしていて、結局何もなかったのが肩透かし~~。
ラストの舞台での凄い破壊力は結局どっち?みたいなあやふやさは残り・・・
超能力を暴いてその後、みたいなものもあるのかと思ったけどなく。トムはどうなったの?というのはエンドロール後のあのカーテンシーンで想像しなきゃいけないのかな?

なんか、とっても期待してた分、物足りなさが残ったな。
もちろん、ああ~そうだったのか~という軽い衝撃と、一人で観ていたから“音”にかなりやられてドキドキさせてもらったのでその点楽しめた♪


とにかくキリアン、出ずっぱりなので~彼目当てだと大当たり!いろんな表情が見れます。
『プルートで朝食を』みたいに女装じゃないし、スケアクロウみたいに顔隠してないし・・・(笑)
久々に彼を堪能~♪


デニーロさんは、もうちょっと見せ場があってもよかったかな~
怪しさは全開だったけど、もうひとつ・・・何か足りない。実は・・・というのは私でも分かったしね(爆)


シガーニー・ウィーヴァーは、宇宙じゃないと活躍しないんだ・・・←違う!
地球の普通の人を演じると大きいね(キリアンが小柄だから?)
まぁ、こういう役は似合うよね。


サリー役のエリザベス・オルセンって、あのオルセン姉妹の下の子なんだ・・・
初めて見たかも・・・若手注目女優さんかな。これから日本でも出演作が続々公開されるみたい。


今回はキリアンだから観たかった。
他に、この役者さんだから映画観たいっ!って思える方は(大好きなジョニーやアンディを除いて・・・
アシュトン・カッチャー、イーサン・ホーク、ウォン・ビン、ガイ・ピアース、ガエル・ガルシア・ベルナル、クリスチャン・ベイル、ゲイリー・オールドマン、ジェームズ・フランコ、ショーン・ビーン、ジェラルド・バトラー、ジュード・ロウ、ジョシュ・ハートネット、トビー・マグワイア、ヒュー・ジャックマン、ブラット・ピット、ヴィゴ・モーテンセン、ヘイデン・クリステンセン、ユアン・マクレガー、ロドリゴ・サントロなど、など。
あいうえお順に並べてみたけど、誰か忘れてないかな~~~。


というわけで、この映画は・・・キリアン効果?もあって・・・

マリー的お気に入り度 ・・・★8個ぐらい~(キリアン+ひとり鑑賞分)



『ムーンライズ・キングダム』

2013-02-20 21:42:23 | 映画(ま行)
          12歳、サムとスージーの“駆け落ち”が
              みんなに魔法をかけました。           


『ムーンライズ・キングダム』
監督・脚本・製作・・・ウェス・アンダーソン
共同脚本・・・ロマン・コッポラ
出演・・・ブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、ジェイソン・シュワルツマン、ボブ・バラバン 他


          【解説】
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』などで異彩を放つウェス・アンダーソン監督による異色コメディー。1960年代のとある島を舞台に、ボーイスカウトに所属する一組の少年少女の逃避行と彼らを追う大人たちの姿を描く。遊び心あふれる独特の映像センスがさえる物語は、第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選定され、高い評価を得た。キャストにはブルース・ウィリス、ビル・マーレイ、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントンら豪華な顔ぶれがそろう。
         【STORY】
1960年代ニューイングランド島。自分が養子だということを寂しいと感じながらボーイスカウト活動をしていたサム(ジャレッド・ギルマン)は、常に本を読んでいる少女スージー(カラ・ヘイワード)に恋をする。キャンプでの生活になじめない二人は文通を始め、キャンプから勝手に抜け出し森で自由気ままに過ごしていた。一方、村では保安官(ブルース・ウィリス)やスージーの両親(ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンド)らが、二人を捜していたのだが……。



レディースデーでもなんでもない平日の朝9時・・・まさかまさかのお一人さま鑑賞~♪ひろ~いスクリーンを一人占め!贅沢!満喫して来ました。
去年、かなり早い段階でmigさんから話を聞いていてノートンのボーイスカウト姿を楽しみにしていたの。

冒頭から、まるでドールハウスのような作りの家に軽快な音楽♪一気に惹きこまれました~。
その素敵な家で、しかめっ面をしてる女の子、なぜかずっと双眼鏡を覗いている・・・かたや、ボーイスカウトキャンプでは、ウォード隊長の元、少年たちが集まってくる。でも・・・一人足りない~?
そこからは、あちらでもこちらでもドタバタ、ドタバタ!!でもどこの場面も雰囲気はゆる~い(笑)だから、こちらものんびりしていられる。

両親とも弁護士という裕福な家庭に育ちながら、ファンタジー本が好きなちょっと変わった女の子(私は変わってるとは思わないけど、時代が彼女の良さを抑えている)そんな彼女が1年前に出会った、心に孤独を抱えた少年。
2人の恋の芽生えには説得力がある。出会うべくして出会った~ってカンジ?(笑)2人の逃避行がだんだん周りの大人たちの気持ちも変えてゆく。


ブルースさん、いいじゃん!すご~~くよかったよ!
マクドーマンドさんと不倫っていうのはええっ!?だけど、そんなヘンなシーンは一切ないし・・・
小さな島で正義を守るたった一人の警官。いつもみたいに無敵なアクション、活躍はないけど~いい味出してる。もう無理してアクションしなくてもいいかもよ~~~(笑)
ラストの彼にはちょっとホロリ・・ってなった。あっ!ある意味アクションもあった!ぶら下がっていただけ・・・か?


エドワード・ノートンのボーイスカウト姿・・・
画像で見た時に可笑しくて可笑しくてウケたけど、動きが入るとまた良かった。
ノスタルジックな雰囲気~バックに流れる音楽。なんか凄く合っていた~。


ビル・マーレイは『ブロークン・フラワーズ』の緩さが好きだったけど、今回も緩かったね~~~。曲の雰囲気も似てたな~。
一応弁護士さん役らしいのですが・・・キリっとしたとこは一つもなかった~あの上半身~お腹の緩みも凄かった!(苦笑)


フランシス・マクドーマンドも良かった~。
彼女も弁護士さんなんだよね。でもきっとどこか満たされてなかったんだろうね~警官と・・・って。まぁなんとなく分かるけど、子供にバレてはいけないわ。
拡声器で子供たちや旦那さまを呼ぶんだけど、アレ私もしようかな~(笑)2階の子供呼ぶのが大変で大変で・・・


ティルダ・スウィントンは相変わらずの迫力~。
親がいないと、施設!そして一気に電気ショック~精神病院~とかいうくだりには少し驚いた。でもそんな時代なんだよね。。。


主演の子供2人は相性ぴったし!
2人が並んだ姿が、ハリー・ポッター初期のハーマイオニーとハリーに見えたの。似てない?
イジメをしていた子供たちが、結局なんでイジメていたかワカラナイ・・・我にかえって、今度は助けようとするところが良かった。
そうなんだよね・・・原因なんて、分からないでついノリでイジメたりってよくある。あれを見てみんな反省してほしい。(けど、悪い子はずっと悪いままだったりもする!今回のあの子も~)


こんな単館系の作品(こちらでも上映館は1館)は、俳優さんが有名とかじゃないと、なかなか作ることが出来ないだろうな・・・と思ったら、ビル・マーレイが「こういう映画を作る為ほかの映画でたくさんガンバってもうけているんだ」と語っていたので、とっても納得!
ウェス・アンダーソン監督を慕う、豪華な俳優陣が集まったからこそ、こんなに楽しい素敵な映画が作れたんですね。

ラストもハッピーエンド♪雷に撃たれたら普通は・・・というツッコミはしない。
ただね・・・スヌーピーが悲惨・・・あれは可哀そうだった(死んだフリじゃないよね?)
かごの中に入っていた猫ちゃんは可愛かった♪
エンドロールも楽しかった~最後まで飽きさせない!



マリー的お気に入り度 ・・・★8個以上9個に近い!


『ゼロ・ダーク・サーティ』

2013-02-17 21:12:26 | 映画(さ行)
9.11から10年
彼女を駆り立てたのは、使命か執念か。




『ゼロ・ダーク・サーティ』
監督・・・キャスリン・ビグロー
脚本・・・マーク・ボール
出演・・・ジェシカ・チャスティン、ジェイソン・クラーク、ジョエル ・エドガートン 他

【解説】
911全米同時多発テロの首謀者にしてテロ組織アルカイダの指導者、ビンラディンの殺害計画が題材のサスペンス。CIAの女性分析官の姿を通し、全世界を驚がくさせた同作戦の全貌を描き出す。メガホンを取るのは、アカデミー賞で作品賞などを受賞した『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー。『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などで注目のジェシカ・チャステインが、狂気にも似た執念でビンラディンを追跡する主人公を熱演。リアル志向のアクションやドキュメント風の映像も見ものだ。
【STORY】
ビンラディンの行方を追うものの、的確な情報を得られずにいる捜索チーム。そこへ、人並み外れた情報収集力と分析力を誇るCIAアナリストのマヤ(ジェシカ・チャスティン)が加わることに。しかし、巨額の予算を投入した捜査は一向に進展せず、世界各国で新たな血が次々と流されていく。そんな中、同僚の一人が自爆テロの犠牲となって命を落としてしまう。それを機に、マヤの中でビンラディン捕獲という職務が狂気じみた執心へと変貌。ついに、彼が身を隠している場所を特定することに成功するが……。



実は最近『アルゴ』を観たばかり・・・どちらも疲れる映画だった。しかも~両方とも実話という重み。
けれど、どうしても私にはこういうドラマが作られる根底の争いがワカラナイ・・・
自分の信じる神の為という大義名分があれば、なにをやってもいいのか・・・それぞれが自分の想いを持っていればいいのではないの?と、こういう甘い考え方するのはどんな宗教でもありの日本人だから?それとも私が甘すぎるの?

観終わって、いろんな想いがあったけど~
一番不安だったのが、屋敷にいた大勢の子供たち・・・目の間で自分の親たちが殺されて、彼らはどう思ったのだろう?これからどうするのだろう?復讐を誓ったりしないのか・・・負の連鎖は起きないのか、とても心配になった。
『96時間』はフィクションだけど、自分たちが悪党なのにリベンジを誓ったりするし。ビンラディン暗殺への長い長い道のりが今、最終地点ではないような、そんな不安を感じたのです。
マヤの最後の涙が、安堵ではない複雑な想いを表現していた。そういうところがピグロー監督らしいのかも・・・


ジェシカ・チャスティンは『ヘルプ・・』ではセクシー女性だったけど、“華奢で青白く澄んだ瞳が印象的な”というのにぴったりだった。
どういうシーンでも女、女、してないとこが好感持てたし~マヤの同僚のジェシカが亡くなってからのギラギラとした表情も凄く良かった。
ラストの彼女も全て抜けてしまった感じで・・・打たれた。。。


ダニエル役のジェイソン・クラークは『パブリック・エネミーズ』とかで、時々お見かけする俳優さんですが~今回の役はしんどかったでしょうね~。
本当に消耗する撮影だった・・・とのことだけど、そりゃそうだと思う。拷問シーンもカットなしでデジタルカメラで一気に撮影~とのことで、観ているこちらも苦しくなるような臨場感だった。


ジェシカ役のジェニファー・イーリーが、観たことあるけど誰だっけ?ってずっと引っかかっていて・・・
帰ってパンフ見たら、BBCテレビ『高慢と偏見』のエリザベス役の彼女だった・・・『英国王のスピーチ』にも出てた・・・やっとすっきりした・・・


あら、こんな所にマーク・ストロングさん!ツルツルじゃないと違う人みたい~
あら、こんな所にカイル・チャンドラーさん!『アルゴ』で観たばかり・・・


パキスタン支局のラリーが、あっ!私のお気に入りのエドガー・ラミレスではないの~。出てるの知らなくて嬉しかった~。
素敵なんだけど、少し肥えましたか・・・?貫録ついちゃった・・・
重い映画でも、何か楽しいこと見つけないと苦しいし~
エドガーさん観て、元気出してました。いい仕事してたしね!(お屋敷発見した~)


拷問シーンが云々とよく聞くけど、思ったより軽かった・・・(苦笑)
水責めとか本人は苦しいのかもしれないけど、ん?こんなもん?っていう感じで。もっともっと痛めつけるのかと思ったら、どちらかというと精神的に苦痛を与えるものなのですね?

彼らは死を恐れていない。
自爆テロは一番手がつけられない・・・元々死ぬ為にやって来るのだから、彼らにはそれしか頭にないのだから最強ですよね。
ジェシカたちCIA職員が大勢やられたあのシーンだって、お金で買収出来た!と思ったら~実は・・・だなんて。本当に防ぎようがない。
その見極めなんて出来ないと思う。
マヤが危険をすり抜けてこられたのは運もあるのかなぁ・・・

この映画は米国のプロパガンダ映画だって声も時々聞くけど、あんな裏の裏まで見せるという危険なことを敢えてするとは思えない。国としては、ここまで見せて欲しくなかったのでは?と思ったり・・・
レーダーに映らないステルス型ブラックホークプリンス・・・その存在すら隠されていたというのに、(まぁ、映画では想像で制作したそうですが)作戦で用いたという事実も公に。そして、突入したDEVGRU:Sealsの素晴らしい能力。
撮影も彼ら目線の暗視カメラを通してだから、臨場感ありすぎ・・・
ラスト何十分・・・一緒に突入しているような疲労感。


どこからどこまでが“本当”でどこが“作られたもの”なのか、私には分からなかった。
全てが事実としたら、怖すぎる。いろんな面で・・・
とても勉強にもなりました。



マリー的お気に入り度 ・・・★8個ぐらい・・・