pure breath★マリーの映画館

好きな映画とイロイロなこと・・・

12月に観たい映画 覚書

2012-11-30 23:22:55 | ★映画★
早いもので、もう明日から先生が走ってしまう・・・師走・・・
毎年12月になると、なんかやり残したことがありそうで、気ばかり焦る。
今年もこれでよかったかな?こんな私でよかったかな?色々考えながら過ごす1カ月になりそう。

そんな中・・・
今月は絶対観たい!という作品ばかり。
特に楽しみなのは、やっぱり『レ・ミゼラブル』♪




◆ 『007 スカイフォール』 ◆ 12月1日(土)公開

007のコードネームを持つイギリスの敏腕諜報(ちょうほう)員、ジェームズ・ボンドの活躍を描くスパイ・アクションのシリーズ第23弾。上司Mとの信頼が揺らぐ事態が発生する中、世界的ネットワークを誇る悪の犯罪組織とボンドが壮絶な戦いを繰り広げる。『007/カジノ・ロワイヤル』からボンドを演じるダニエル・クレイグが続投。監督に『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス、共演には『ノーカントリー』のハビエル・バルデム、『シンドラーのリスト』のレイフ・ファインズら、そうそうたるメンバーが結集。イスタンブールをはじめ世界各地でロケが行われた美しい映像も見もの。

チケット購入済み~楽しみです!!


◆ 『ホビット 思いがけない冒険』 ◆ 12月14日(金)公開

『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のピーター・ジャクソン監督が、同シリーズの60年前を舞台にした小説「ホビットの冒険」の実写化に挑んだアドベンチャー大作。凶悪なドラゴンに占拠されたドワーフの王国を奪還する旅に出たホビット族の青年ビルボや魔法使いガンダルフの一行が、さまざまな戦いを経て強大な力を秘めた指輪と対峙(たいじ)する姿を壮大なスケールで映し出す。
ガンダルフにふんするイアン・マッケランやイライジャ・ウッド、ケイト・ブランシェットら、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のキャストとキャラクターも再登場する。

LOTR好きだから、見逃せない~。


◆ 『フランケンウィニー』 ◆ 12月15日(土)公開

『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートンが1984年に発表した短編を、ストップモーションアニメーションによる長編へと再生させたファンタジー。愛犬を亡くした孤独な少年が、その蘇生に挑んだことから巻き起こる騒動と冒険の行方を映し出す。『シザーハンズ』から約22年ぶりにバートン監督とタッグを組んだ、ウィノナ・ライダーが声の出演を果たしている。『ティム・バートンのコープス・ブライド』でも披露された、バートン監督ならではのダークで温かな味わいのストップ・モーションを駆使したビジュアルに目を見張る。

これも、ずっと楽しみにしてました。バートンのダークな世界・・・


◆ 『レ・ミゼラブル』 ◆ 12月21日(金)公開

文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいする。

学生の頃、原作を読んでから何十年・・・
キャストが発表されてから、待ち遠しかった!!



◆ 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』 ◆ 12月28日(金)公開

ステファニー・メイヤー原作の人気小説を映画化し、人間の少女と美形ヴァンパイアの許されぬ恋を描いたシリーズの完結編。ヴァンパイアになったヒロインの娘をめぐるカレン家とヴァンパイアの王族との決死の戦いを臨場感たっぷりに描き出す。主人公を演じるのは、実生活でも話題を振りまいてきたクリステン・スチュワートとロバート・パティンソン。ついに最終章を迎える人気作の動向に目がくぎ付け。

このシリーズもやっと最終章・・・
ついにヴァンパイアになったベラは果たして・・・見届けますとも!




↓は観たいけど見れるかな・・・

◆ 『映画 妖怪人間ベム』

これは、映画館のマナー啓蒙CM「マナー人間ベム」がとても面白くて~映画館であのCM観るとテンション上がるんですよね。
ベム=亀梨くんが、映画観て「面白くて変身しそうだ~」って変身して「変身、禁止!」って叱られたり・・・
「あの人、撮影している」と映画を盗撮する人を見つける亀梨くん、「そこ!撮影するんじゃないよ!!」と鞭を振るベラ=杏がカッコいい(笑)
小さい頃、TVアニメからずっと好きだったから観たいのだけど・・・

『人生の特等席』

2012-11-29 20:09:40 | 映画(さ行)
              スカウトマン、娘ひとり
                キャリア最後の旅に出る



『人生の特等席』
監督・・・ロバート・ロレンツ
製作・・・クリント・イーストウッド/ ロバート・ロレンツ/ ミシェル・ワイズラー
出演・・・クリント・イーストウッド、エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマン、ロバート・パトリック、マシュー・リラード  他

  
    【解説】
『ミリオンダラー・ベイビー』『硫黄島からの手紙』など俳優、監督として活躍しているクリント・イーストウッドが、およそ4年ぶりに主演を務めた感動作。17年間イーストウッドからじかに映画制作を学んだロバート・ロレンツが監督を務め、疎遠だった父娘が仕事を通して絆を取り戻していく様子を描き出す。まな娘を演じるのは『ザ・ファイター』のエイミー・アダムス。不器用な父親と、長い間そんな彼を遠くに感じていた娘がたどる再生のドラマが胸を揺さぶる。
   【STORY】
ガス(クリント・イーストウッド)は長年大リーグの名スカウトとして腕を振るってきたが、ここのところ年のせいで視力が弱ってきていた。それでもまったく引退する素振りを見せない彼に、チームは疑いの目を向ける。窮地に陥った父親に救いの手を差し伸べたのは、あまり関係が良好とはいえない娘のミッキー(エイミー・アダムス)だった。



イーストウッドさんの作品なので、覚悟して観に行ったら(笑)最後まで爽やかで後味の良い作品でした。びっくり!(笑)
お互いにお互いを想っているのにすれ違う親子のお話・・・
そこに“老い”と“本当に大切なこと”を考えさせてくれたかな?

実は観終わってすぐ思い出したのが、NHKの朝ドラ「純と愛」

「純と愛」を知らない方の為に説明すると・・・
あの「家政婦のミタ」の遊川和彦のオリジナル脚本で、開始早々からあまりにも酷い主人公の性格に観るのをやめる。という声多数~。
私も途中で止めそうになったけど、ここまで来たら主人公の成長との我慢比べ(爆)・・・と思い、観続けているというドラマ。

あらすじは、ホテルのお客様に「困ったことがあったら、なんでもあたしに言ってくださいね~」という言葉づかいもキチンと出来ない無神経で思い込みの激しい主人公が、おじぃの遺したホテルを魔法の国に変えようと悪戦苦闘する前代未聞の(笑)NHK朝ドラ・・・

その中のエピソードとしていつも出てくるのが、純(夏菜)が小さい頃~父(武田鉄矢)と行った遊園地で、はぐれて迷子になって、見つかった時に父が激しく怒りながら荒々しく手を繋ぐシーン。不器用な父親って、愛情表現がへたなんだよね。
心の中では娘のことを心から思っているのに言葉にも出来ないし、どうやって表現してよいのかも分からない・・・
その溝は子供が大きくなればなるほど深くなって、何かきっかけがないと埋まることはない。


この作品のガスもそんな父親でした。
昔、日本にたくさんいた頑固じ~さん!イーストウッドがハマる!!
娘が幼い頃の事件の為に、我が子の無事を祈ってしたことが娘には届かず・・・お互いに心をわって会話も出来なくなっている。
それでも“時”は無情。どんなに強がっていても歳には勝てない。娘も大人になって、老いた親を見る目も変わり~少しずつ心を開いてゆく。
ようやく分かり合えた親子の姿には感動~。


娘のミッキー(エイミー・アダムス)が又上手い~。
バリバリのキャリアウーマンだけど、嫌みがなくて・・・それは荒々しい男社会に慣れているという設定だけど~女のいやらしさがなくて素敵。
女性っぽい外見とは違って男前~という雰囲気が上手い!


2人と関わりを持つことになる、挫折した元野球選手ジョニーがジャスティン・ティンバーレイク。又いい。
彼ってやっぱり出てくるだけでキラキラしてる。存在感あるなぁ。オーラは隠せない・・・
最近、ちょっとオーリー(オーランド・ブルーム)に似てるなって感じるのは私だけ?


脇の方々もいいです~~。
こういう映画に欠かせないようになってきたジョン・グッドマン。
嫌みな男をやらせたらナンバー1(笑)マシュー・リラード。

ストーリーは出来すぎっぽいとこもあったけど
(あんな身近に、大物ルーキーがいるなんて!普通ありえない~!!)
たまには、こういうのもいいかな・・・

ちょっと頭をよぎったのは、これってブラピの『マネー・ボール』と正反対だよね。
どっちがいいとは言えないけど、どちらにも説得力があるのはどうすればいい?(苦笑)


マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個+半(予告観た時は、泣くかと思ったけど~大丈夫だった・・・)



『ロックアウト』

2012-11-27 22:40:49 | 映画(ら行)
2079年、究極の監獄は地球上には存在しない・・・



『ロックアウト』
監督・・・ステファン・サン・レジェ/ ジェームズ・マザー
出演・・・ガイ・ピアース、マギー・グレイス 他


   【解説】
『レオン』などのメガホンを取り、数々の名作に携わってきたリュック・ベッソンが製作を務めるSF。囚人たちの暴動が発生した宇宙刑務所を舞台に、彼らの人質となった大統領の娘を救い出す指令に挑む元CIAエージェントの活躍を、息詰まるタッチで追う。ガイ・ピアースが不敵かつ屈強な主人公を演じ、激しい戦闘に立ち向かう男を熱演。『96時間』のマギー・グレイスが共演し、彼と共闘する大統領の娘を好演している。メガホンを取るのは、短編やテレビシリーズで活躍してきたステファン・サン・レジェとジェームズ・マザー。
   【STORY】
冷凍睡眠による囚人管理や徹底した防衛システムの完備で、脱獄成功率0パーセントを誇る宇宙刑務所MS-1。その視察に大統領の娘エミリー(マギー・グレイス)が訪れた最中、500人もの囚人が一斉に覚醒して所内を制圧した上に、彼女を人質にして籠城。機密漏えいの罪を着せられ、囚人としてMS-1への収監が決定していた元CIAエージェントのスノー(ガイ・ピアース)は、大統領からエミリー救出の指令を下される。頑として指令を突っぱねるスノーだが、MS-1に彼の無実を証明することができる元仲間がいることを知り……。



え~~?これってフランス映画だったの~?知らなかった・・・製作リュック・ベッソンだしね。
あら・・・みんな知ってた???

冷凍睡眠させておくシステムが簡単に破られすぎたり~脱出ポッドが1個しかない!大変!!と思ったら、宇宙服で帰還出来ちゃうの?とか、結構ツッコミどころも多いのだけど、私は嫌いじゃない~。なんかお決まりのパターン(笑)むしろ好きかな・・・
悪い奴の中に必ずカリスマ性のある人がいて、その弟ができそこないでって、ありがちで~もうそこで笑っちゃうぐらい。
大事な秘密の隠し場所・・・私でもなんか想像ついちゃったんですケド(苦笑)だって死ぬ間際にくれたらね~~~。


ガイピーは昔から割と好き~なのですが・・・この前の『プロメテウス』では誰?という老人特殊メイクで、別に彼じゃなくても~状態。
今回は予告から期待してたから、結構期待して観ました。イーストウッドさんより先にこっち選んだもんね~。
ガイ・ピアースってこんなにムキムキの印象がない・・・と思っていたけど、実は元ボディビルダーだったって初めて知った。短期間であの身体作り上げたそうで。さすが~!
強い男ってそれだけでポイント高いのに、あの身体でしかも口が悪い!めっちゃいいやん(笑)
“スノー”って名字がなんか好き。響きがいいね~ファーストネームは笑ってしまった。


エミリー役のマギーは『96時間』の娘ちゃんなのね・・・
大人っぽくなってて分からなかった・・・この映画の続編『96時間リベンジ』も来年早々公開~こちらも楽しみ♪


タイトルの“ロックアウト”って遮断という意味で原題と同じ。このタイトルと内容が合ってないような気がするのは私だけ???
かといって、救出~とかじゃ、まんまだし・・・まぁ地球から遮断されてるし、頼みの綱の通信も遮断されるし、それでいいのかなぁ。


未来の進化で羨ましかったのは・・・
ほとんど心臓が止まっても電気ショックと眼球注射(ここ一番怖かった!)で息を吹き返す~。とか
あんな簡単な宇宙服で宇宙から戻ってこれること~~~。
そんな時代はくるのかしら・・・

それにしても長い長い服役を冷凍睡眠で眠って過ごせるって、囚人にとってはVIP待遇じゃない?人体実験されたら嫌だけど・・・


マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個+半 (ガイピーってやっぱり素敵←結局そこ?)



『のぼうの城』 試写会で鑑賞~

2012-11-23 22:53:39 | 映画(な行)
                    豊臣軍にケンカを売った、でくのぼうがいた。




『のぼうの城』
監督・・・犬童一心/ 樋口真嗣
出演・・・野村萬斎、佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴 他


   【解説】
戦国末期、豊臣秀吉、石田三成勢の2万人の大軍に屈せず、たった500名の兵で抗戦、勝利した実在の武将・成田長親の姿を描く時代劇。『ゼロの焦点』の犬童一心と『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』の樋口真嗣が異色のダブル監督に挑み、第29回城戸賞を受賞した和田竜のオリジナル脚本を映像化。“のぼう様”と呼ばれたヒロイックな主人公を野村萬斎が熱演するほか、佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴らが城を守る侍大将を演じる。底知れぬ人気で人心を掌握した主人公の魅力や、豊臣・石田軍による水攻めシーンなど、見どころ満載の歴史大作だ。
  【STORY】
天下統一を目指す豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じるも、その中には最後まで落ちなかった武州・忍城(おしじょう)と呼ばれる支城があった。その城には領民からでくのぼうをやゆした“のぼう様”と呼ばれ、誰も及ばぬ人気で人心を掌握する成田長親(野村萬斎)という城代がいた。秀吉は20,000の軍勢で攻撃を開始するが、将に求められる智も仁も勇もない、文字通りのでくのぼうのような男の長親は、その40分の1の軍勢で迎え討とうとする。



試写会で鑑賞したのに、今頃のアップ・・・
震災の影響で公開時期が延びた作品だけど、観てみたらやはり延期して正解だったなぁと。水責めシーンがかなり迫力あって~家や畑や田んぼや・・・全てが流される様は怖かった・・・。

心理描写が上手い犬童監督とVFXが得意な樋口監督とW監督というのが珍しいですね。
でも二人のバランスがよかったんじゃないかなって思った。


この映画は萬斎さんがいてこそ、映画化出来たのでは?と思えるほど、ハマり役。相変わらず原作は未読なんですが、私には彼以外考えられないな~~~。
織田信長は“うつけもの”とか呼ばれていたらしいけれど、そこには彼なりの計算があったよう・・・この、“のぼうさま”はどうなのかな?やっぱり、計算があったのか・・・それがどっちかワカラナイ謎の人物に萬斎さんがぴったりで。なんか考えていそうで、でも心底純粋な気持ちだけで生きてるような・・・
戦とか、武士とは・・とかそんなことどうでもいいや、ただ毎日楽しくのんびり生きていたいなって考えていた人なのかなと思ったり。

出来たら、もうちょっとのぼうさまの、でくのぼうぶり(笑)を見せて欲しかったなぁ~前フリで・・・
百姓たちや民との交流場面・・・赤ちゃんが泣きやんだり、田んぼでのお邪魔~とかのシーンもあったけど、もう少し欲しかったかな。
♪ひょろろんひょろろん~♪萬斎さんが振り付けいたという、麦踏み歌や田楽踊り、素晴らしかった!
みんなが惹きこまれ、一緒に歌ったり踊ったりしたくなる、娯楽が少ないあんな時代には一番の楽しさだったかも~。
あんな揺れる船の上で萬斎さんは直接踊っていたそうで(監督が「水中から支えようか?」とか「固定しようか?」とか言ったら、萬斎さんは「私が揺れを吸収しながら踊りますから大丈夫」と言ったってTVで言ってた。カッコいい~!)


のぼうさまを取り巻く仲間、丹波=佐藤さんは男らしくてカッコよかった。
豪傑・豪腕の和泉=ぐっさんはちょっと演技がオーバーだったけど似合っていた。
そして~たくさんの男性出演者がいるのに~私の一番のお目当ては成宮く~ん♪靭負(と書いてゆきえと読みます。なんか女の子みたいな名前)
今回のイケメンぶり、よかったわ~~~。素敵でした~。現代っ子みたいなところが楽しかったし可愛かったし←ベタ褒めですね。

敵方メンバーは・・・
豊臣秀吉の市川さんも合っていたし~。傲慢な武将・長束正家の平くんもよかった。
こんな素晴らしい役大抜擢だね~と思った石田三成の上地くん、最初違和感あったけどだんだん良く見えてきた。
大谷吉継の山田くんは、最近よくいろんな作品で観るよね~と思いながらの鑑賞。彼が三成でもよかった気もしたけど・・・

私・・・いつも言ってるんですが~榮倉ちゃんが苦手なんですよね。
今回はまぁまぁだったかな←手厳しいのは、苦手かだらなんでご容赦を。

ちどり役の子役の子が、可愛くて上手い~!新しい子役の子?って思っていたら、パンフ見たらあの芦田愛菜ちゃん!
驚いた~。お百姓の子っていう設定に作り上げてあった・・・やはり恐るべし天才子役・・・
パパとママは中尾く明慶くんと尾野真千子ちゃん。
恥ずかしながら、中尾くんも分からなかったんだ・・・私。そういえば、鈴木保奈美も分からなかったんだもの~~~。
時代劇って、普通の顔と違うから分からないことも多いね・・・


どんな映画でも戦闘シーンは、リアルであればあるほど胸が痛みますね。
この作品も痛かった・・・

それにしても、秀吉ってなんで三成を溺愛してたんだろう???
わざわざ、武勲をあげさせてやろうとしてたっていうのが、不思議なカンジ。

エンドロールで現代の風景が映し出された時、実際昔この場所でこういう人々が暮らしていて、こんなことが行われていて・・・と想いを馳せることが出来てとてもよかった。



マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個+半 


『任侠ヘルパー』 試写会で鑑賞~

2012-11-19 21:31:33 | 映画(な行)
                  お前ら見捨てるほど落ちちゃいねぇよ




『任侠ヘルパー』
監督・・・西谷弘
出演・・・草なぎ剛、安田成美、夏帆、風間俊介、香川照之、黒木メイサ、堺正章、杉本哲太、宇崎竜童 他

    【解説】
ヤクザが介護ヘルパーとして働くという奇抜な設定などで人気を集めた、テレビドラマ「任侠ヘルパー」の劇場版。老人介護施設に勤めることになったヤクザが、福祉事業の利権を狙う悪たちに怒りを爆発させていく姿を追い掛ける。テレビドラマ版に引き続き、草なぎ剛が主人公を熱演。『HOME 愛しの座敷わらし』の安田成美、『劔岳 点の記』の香川照之、『前橋ヴィジュアル系』の風間俊介ら、バラエティー豊かな顔ぶれが脇を固めている。主人公の奮闘に加え、貧困ビジネスの問題などを取り上げたテーマ性にも注目。
   【STORY】
暴力団の隼会から脱退し、堅気となってコンビニ店員として働く翼彦一(草なぎ剛)。強盗に入った老人に店の金を渡したことから刑務所送りになった彼は、獄中でその老人・蔦井雄三(堺正章)と再会。元極道であった彼は彦一に、コンビニの件の礼として出所後に自分と兄弟分だった極鵬会の組長・朝比奈(宇崎竜童)を頼れるように手はずを整えてくれる。出所したものの、身を寄せる場所のない彦一は、朝比奈を訪ねることに。だが、彼から破産した老人たちを劣悪な介護施設に放り込み、年金や生活保護費を絞り取るシノギを強いられる。



TVドラマの時から、ずっと観ていて~観たかったんです。試写会で鑑賞することが出来ました。
TVシリーズの時は、極道の世界、介護の世界、そして介護施設の顧問である夏川結衣さんの若年性認知症という重いテーマも扱っていて
ラスト近くでは涙。涙。でした・・・

今回の映画では、極道の世界、介護の世界に加え~老人たちを食い物にする貧困ビジネス、そして地方都市の高齢化という問題も提起しながらお話は進みました。

最初の方の劣悪な環境の老人施設の場面では、まるで悪臭が漂ってきそうなリアルさに胸が痛んだ。。。
年金で細々と生計を立てる老人たちに、高利でお金を貸して・・返せない老人を自分たちが作った酷い環境の施設に入れ、年金支給日には付いて行って受給の分をほとんど横取り。
こんなことが実際行われていたら、本当に恐ろしい。
認知の老人などは、何ももらえないまま、ただ汚物の中に寝かされ・・・書いていても不愉快になる。

施設に入れるのを避け、自分で介護しようとするとやはりどこかに無理が出て~病人も本人も共倒れ・・・。現実を突きつけられた気がした。
今ちょうど介護世代の私や友人などは、身につまされ・・・心から楽しめなかったのでした。
彦一が、目覚めて施設の改革に乗り出してからは~寝たきり老人たちに仕事を与え(もちろん出来ることだけ)それまでお荷物でしかなかったお年寄りが生き生きと働きだすところは爽快ではあったけど、それが出来ないから施設なんだよね・・・とちょっと又現実に引き戻されたりもした。

若い方はどんな感想を持つのだろう???



草なぎくんは、普段はポワッとしてるけど、この役の時は本当に迫力がありますね~。
番宣で、各TVに出演した時もゆる~いカンジだったけど、彦一の時は本物のヤクザさんみたい。刺青を描くと人格変わるのかもしれない(笑)
いい目をしてる。


そして、もう邦画ではこの人の出ない映画はないのでは?と思える香川さんがここでも市議会議員(弁護士で二世議員)で登場~。
こういう肩書で出てくると悪者?と思ってしまうのはいけないことですね。役者さんで役柄を断定してはいけないです(笑)
今回はわりと“いい人”


安田成美ちゃんが、あらら?歳取っちゃったなぁ~としみじみ思ったわけだけど、一緒に観てた友達があれは「役作りだろう」って。
舞台挨拶映像とか見たら、ウソのようにきれいだった。
演技もさすがに上手いしね。お金の為にホステスのバイトしたりもするんだけど、貧乏~な感じがいいの。←褒めてます。


びっくりしたのが、彦一を慕って舎弟になる成次。
「兄貴~兄貴~」となついてくるのが、あの朝ドラで人の本性が見える~といつもうつむいている愛(いとし)=風間俊介くん!
分からなかったわ~~ずっと。やっぱり上手いね~~~。

夏帆のキャバクラ嬢もなかなか良かった!

黒木メイサがチラッと友情出演~もっと観たかった!

組長の宇崎竜童さんや若頭の杉本哲太がなかなか渋くて、いい味だしていたし・・・ちょっとしか出ないけど堺さんも印象的。

びっくりしたのはりりィ。「どこに出てた?」って・・・管理人さん役だと友達は気付かなかったって!


私の友人は何人かヘルパーさんの仕事をしているけれど、いつも話を聞いて頭が下がるのです。
本当に現場は過酷・・・
もっともっといろんな面で優遇されてもいいのに。本当に本当に大変な仕事なんです・・・
高齢化社会のこれからを思うと気が重くなった作品でもあった。


マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個ちょっと