pure breath★マリーの映画館

好きな映画とイロイロなこと・・・

『ファインディング・ドリー』2D吹替 &『ひな鳥の冒険』

2016-07-23 00:17:14 | 映画(は行)



『ファインディング・ドリー』 2D吹替

『ひな鳥の冒険』




解説はこちら



【STORY】
カクレクマノミのニモの大親友であるナンヨウハギのドリーは、すぐに何でも忘れてしまう。ある日、子供のころの思い出がよみがえり、一念発起して家族を捜す旅に出ることを決意する。おっちょこちょいなドリーを心配したニモは、父親マーリンを説得してドリーの旅に同行する。

監督・脚本・・・アンドリュー・スタントン
製作総指揮・・・ジョン・ラセター
(声の出演)
ドリー・・・室井滋
マーリン・・・木梨憲武
ハンク・・・上川隆也
デスティニー・・・中村アン
マカジキ・・・田中雅美
ニモ・・・菊地慶 他



実は、前作『ファインディング・ニモ』の時、ドリーがあまりにも忘れっぽくてイラつく~~!なんて言ってたんです。もちろん、キャラ的には癒し系だし・・・いつも前向きだし~すぐに忘れちゃうけど、なかなかいいこと言うし(笑)マーリンがニモを探す時に本当に役だってくれたし
今回は彼女が主人公ってどんなだろう?と思っていたら・・・

ニモの時の伏線が全て回収されてる感じでした。
なぜ、彼女は一人ぼっちなのか
なぜ、鯨語が話せるのか(まさかのパイプ友達)
なぜ、いつも前向きなのか・・・

そこには全て両親との思い出が詰まっていました。
私より先に鑑賞したチビが、「沁みた~」と言っていたのですが
遠くで一人暮らしを始めてから、彼は本当にいつもいつも感謝の言葉を忘れません。TELで話す度に、LINEで会話する度に、いつも「本当に感謝してる。ありがとう。」と繰り返すので「親が子どもの心配するのは当たり前だし、出来ることはなんでもしてあげたい。みんなそう思っているよ。」常日頃そう言ってたワケですが・・・
それがこの作品に投影されてたみたいです。
親も子も、この作品を観て・・きっとお互いを思いやるという気持ちが溢れてくるのかなって思う。


私も貝殻並べて、信じて待とう・・・(笑)
そして、何があっても諦めないでポジティブに!


声優さんはお馴染みの人を含め、みんな合ってました。
ハンクの声がなかなか渋い!と思っていたら上川さんだった~~最後エンドロール見るまで気付かなかった・・・

キャラがみんな立っていていいよね。

ハンクの脅威のカメレオン能力・・・あんな擬態が出来たら、目の悪い私は絶対みつけられないよ~~~。

白イルカのベイリー・・・この特殊能力も凄かった!これって、透視能力?音の反響で見えないものを見ることができる。素晴らしい!

ジンベエザメって実際怖くないんだっけ?デスティニーのキャラもよかった・・・

最近はディズニーシーでしか会えなかったクラッシュ♪やっぱり大きな海で泳いでる姿はいいね。

可愛いは作れる・・・ラッコ・・・(爆)


海洋生物研究所のアナウンサー・・・私、全く知らなかったので最初「八代亜紀」ってスクリーンから聞こえてきた時「えっ?」聴き間違いよね?ってなっていて・・・でも何度も八代亜紀、八代亜紀と聞こえてくるのでやっと信じました(爆)
“助けて、治して、海に返すことです。八代亜紀です。”海洋生物研究所~何故八代亜紀?!と思ったら、アナウンサー役はその国の大物を使うそうで、字幕版ではシガニー・ウィーヴァーなんだって。
八代さんにめっちゃ笑ってしまったけど、エンディングで流れる歌はとっても良かったです。

それにしても・・・
人間界の“触れ合いプール”はやめませんか?あれこそ恐怖!


そうそう、忘れてはいけないのが
本編前にある短編『ひな鳥の冒険』
めっちゃ可愛かった!!!ひなのモフモフ感。自分で取れなくて餌を親にもらおうと口を開ける仕草。もうホント!可愛い~~~。
怖い大波を攻略してからのドヤ顔・・・台詞がひとつもないのに、凄い。
ピクサーお馴染み本編前の短編は優秀!
これを観るのもお楽しみの一つ。





マリー的お気に入り度・・・ ★9個(やっぱ、こういうのに弱い・・・)


『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』 2D字幕

2016-07-03 00:45:33 | 映画(あ行)


『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』 2D字幕



解説等はこちら     




監督・・・ジェームズ・ボビン
製作・・・ティム・バートン / スザンヌ・トッド / ジェニファー・トッド / ジョー・ロス
脚本: リンダ・ウールヴァートン
キャラクター原案・・・ルイス・キャロル
音楽・・・ダニー・エルフマン
出演・・・
マッドハッター: ジョニー・デップ
白の女王: アン・ハサウェイ
アリス: ミア・ワシコウスカ
ザニック: リス・エヴァンス
赤の女王: ヘレナ・ボナム=カーター
タイム: サシャ・バロン・コーエン
(声の出演)
アブソレム: アラン・リックマン
チェシャ猫: スティーヴン・フライ
白うさぎ: マイケル・シーン
ベイヤード: ティモシー・スポール 他



一番言いたい事言っていいですか?
マッドハッターのファッターワッケンは何故ないのですか~~~。楽しみにしてたのに・・・
ハッターに関してはたくさん言いたいことがある~。おかしな帽子屋さん(昔呼んでた“キ○○イ”は今は使えないんでしたね?)は、こんなに真面目じゃダメ。ダメダメ~。もっともっとはじけててくれなきゃ!
家族を失ったと思っていたけど、生存の証を見つけてしまって・・・という展開は分かりますが、ちょっとキチンとしすぎてて違和感・・・


1もそうでしたが、この作品はアリスの内面を描いた作品です。厳しい現実と架空世界を使って・・・
前作ではアリスが自分探しの旅に出て、いろんな体験を通して自分自身を見つけるというお話でした。ラストで航海に出るアリスはただの可愛い女の子ではなく、強いカッコいい女性になってましたね。今作は、過去の想い出に囚われたアリスが「過去は変えられないけれど、そこから学ぶことは出来る」というお話のようです。
そしてタイム(時間)は敵なのか、味方なのか・・・?その答えも出ます~。

ただ最初の方のタイムとの出会いまでがちょっと単調で。実は少々寝不足気味で行ったせいもあり睡魔が・・・><;
いつの間にかアリスがタイムから時を操れるという<クロノスフィア>を盗んでた。ここ気を失ってました(恥)

大きくなる<クロノスフィア>球体のタイムマシンみたいでいいですね~。飛び乗るとことかカッコよかった!
その他映像はさすがに美しい。どのシーンを切りとっても神秘的な絵画みたい。タイムの棲みかも“無限の空間にそびえる永遠の城”というコンセプトにすご~~く合ってて機械的な部分と古典的な要素がマッチして、素敵だし・・・
ワンダーランドの情景はどこもロマンチックカラーで素敵♪ダークな雰囲気があっても、どこかメルヘンちっく。
この映画の見どころはやっぱり映像美だよね~~~。


アリスのミアは前より、いかつくなったね。ゴメンなさい・・・嫌いじゃないのよ~。でも今回かなりのいかつさを感じてしまって大人になったんだな~って感慨深かった。

白の女王アン・ハサウェイは相変わらずお美しい!今回もわざとらしい大きな仕草が好き。←褒めてますからね~。

赤の女王ヘレナはまんま。あの笑い方がいい。

ジョニーに関しては・・・ファンとして贔屓目にしか見れないんですが。役的には、お気に入りなんだろうなぁ。
でも彼ならもっとぶっ飛んだハッターの方が合ってるし、そうあって欲しかったな。ヘタにシリアスだと、その容貌でその台詞かぁとか、いらないこと考えちゃって・・・もうね、こいうのじゃなくて普通なジョニーが見たいの。って、ワガママなのかな・・・

タイムのサシャ・バロン・コーエンは良かった!こういうのぴったりだと思う~。
ちょっとなんか怪しくて掴みどころないような?合うよね。

台詞はあんまりなかったけど・・・
アブソレムの声を聴いた時、切なかった~~~。
エンドロールで「我らが友人アラン・リックマンに捧ぐ…」という文字が出て、そうだ・・・スネイプ先生もういないんだ。もう新作では会えないだ・・・って気付いて悲しくて。過去の出演作多いからそこでは又会えるけど、新作ではもう・・・心なしか声に元気がなかったような・・・っていうのは気のせいかな?


『ピーターパン』で「妖精なんていない!」って言うと、妖精が亡くなっていく・・・っていうのと同じように
非現実的なことをいうハッターにアリスが「不可能よ」って言うと「君はアリスじゃない」と命が尽きそうになる。
言葉は言霊・・・を実感する。

私が苦手で、でも心惹かれる作品に『パンズ・ラビリンス』があるのだけど、『アリス・イン・ワンダーランド』をダークにした雰囲気もあって
何か相通じるものを感じるんですが、私だけかなぁ。


私自身、<時>は、私から若さを奪う嫌なものって思いがちだけど、<時>のおかげで辛さが癒されたり、想い出が美しく輝いたり・・・
<時間>は「奪う」だけではなく、多くのものを「与える」
本当にそうだなって思う。




マリー的お気に入り度・・・ ★8個+半