前からポンペイの最後の日に興味があって・・・
昨年劇場で観たこの作品もまだ書いてなかったので。ちょこっと紹介~
『大英博物館 ポンペイ展 ポンペイとエルコラーノ、その生と死』
【解説】
イギリス・大英博物館の大ヒット特別展『ポンペイとエルコラーノの生と死』を、プライベートの内覧会形式で紹介するドキュメンタリー。
2013年6月18日に大英博物館を丸一日完全閉館し、館長のニール・マクレガーをはじめとする名高い専門家たちが、カメラを通じて解説するプライベートツアーをHDで収録した。
これまでイタリア国外に持ち出されたことのない450点を超える展示と、新しい知見を含むポンペイ研究の最新成果がもりだくさんの大英博物館の特別展『ポンペイとエルコラーノの生と死』。世界の博物館の頂点に立つ大英博物館においても、これほど大規模な特別展が開催されるのは40年ぶりである。精巧な宝飾品や彫刻、モザイク画のほか、まったく損傷を受けずに保存された日用品など興味深い遺物の数々や、高温の灰によって炭化した木製家具などエルコラーノだけに遺されたポンペイにはない種類の遺物なども注目である。キュレーターのポール・ロバーツ、ケンブリッジ大学古典学者のメアリー・ビアード、歴史学者のベタニー・ヒューズ、イタリアンセレブシェフで有名なジョルジオ・ロカテッリ、園芸家のレイチェル・ド・テームといった面々が展示の解説を担当し、観客をローマの路地裏へと案内する。
2000年前、ヴェスヴィオ火山の噴火によって一瞬にして消え去った街と人々・・・後に発掘されたときには遺体部分だけが腐ってなくなり、火山灰の中に空洞ができていたそうです。
考古学者たちはここに石膏を流し込み、逃げまどうポンペイ市民が死んだときの形を再現しました。それによって当時の人々の日常そのままが灰の中から浮かびあがったのです。
これは有名なフラスコ画パン屋さん夫婦・・・
上流階級の人々の美しく飾られたお屋敷。
広い中庭に美しい花々が咲き乱れ、家の中の壁紙にも花が描かれ~想像の世界が映画『ポンペイ』で観られました~。
『ポンペイ』
監督・・・ポール・W・S・アンダーソン
出演・・・キット・ハリントン、エミリー・ブラウニング、キーファー・サザーランド、キャリー=アン・モス、アドウェール・アキノエ=アグバエ、ジェシカ・ルーカス
ジャレッド・ハリス、カリー・グレアム、サッシャ・ロイズ、ベン・ルイス 他
【解説】
『バイオハザード』シリーズなどのヒットメーカー、ポール・W・S・アンダーソン監督がメガホンを取って放つ歴史アクション大作。『サイレントヒル:リベレーション3D』などのキット・ハリントンを主演に迎え、火山の噴火で埋没した街ポンペイを舞台に、愛する人に全てをささげる主人公の奮闘を描く。ヒロインを『エンジェル ウォーズ』などのエミリー・ブラウニングが好演。一瞬で全てを奪い尽くす自然災害に、果敢に挑む青年の勇気と行動力に胸が詰まる。
【STORY】
西暦79年の古代都市ポンペイ。奴隷戦士マイロ(キット・ハリントン)は、富裕層の商人の令嬢カッシア(エミリー・ブラウニング)と恋仲になるが、彼女にはすでに婚約者がいた。身分違いの恋に悩んだ彼は、自由を得るために街を去ろうとする。ちょうどその時ベズビオ火山が噴火を始め、マイロは愛する女性を救うために街に舞い戻る。
この時代ってちょうどグラディエーターの時代だったのですね・・・
虐げられていた彼らの背景も知ることが出来て興味深かったです。鎖に繋がれ、監禁され、人間扱いもされていない・・・強ければ強いほど、さらにその上を要求されて、しかも好色なおば様たちのお相手まで・・・
主人公はケルト人騎馬族の最後の生き残り・・・馬の気持ちが分かり操れる。これがカッシアとの出会いに重要な意味を持つ。
とにかく圧巻は大噴火シーン・・・
西暦79年8月24日正午すぎ
ヴェスヴィオ火山は大噴火。火口からの噴煙は上空30kmに及び、火山灰と火山弾がポンペイに降り注いだ。町は灰に埋め尽くされ、溶岩と火砕琉が押し寄せ~ナポリ湾では大きな津波が発生。船で逃れようとちた人々も一瞬にして命を奪われた。
これが本当にリアルに圧倒的な迫力をもって描かれてる。
キャストが地味目だから?あまり劇場に足を運んでる方がいないような気がするのですけど、、、私は凄く惹きこまれました。
安易に主人公たちだけ助かる~とかはなくて(ネタばれ?)
愛の中で死にゆく姿が当時の人々と重なる・・・みんな絶望の中で逝ってしまったけれど、抱き合ってる姿や子供をかばう姿で発見されてるのを見ると感動します。
マイロ役のキット・ハリントンはTVで活躍されてるのかな?2007年の時点ではオーランド・ブルームだったという・・・なんかちょっと似てる。
オーリーよりいかついけど。
同じくスカヨハちゃんだったというカッシアは「エンジェル・ウォーズ」のエミリー・ブラウニング。どうしても鈴木砂羽に見えるのは私だけ?
オーリーとスカヨハ、その時監督はロマン・ポランスキーだったらしい。このメンバーだと、どんな映画になっていたかな・・・
しぶといしぶとい悪者コルヴス(絶対途中で死んでるやろアンタ的なしぶとさ 笑)キーファー・サザーランドがハマってた。この方ジャック・バウアーより悪い人の方が似合わない?(個人的意見)
想像で描かれた当時のポンペイ・・・
象徴的な山があって、海岸線にはたくさんの船。大きなコロシアムで闘うグラディエーターに歓喜する民衆・・・
見ているとタイムスリップした気分になれます。
こういう作品こそ映画館で観るべき~と思ってしまう。なんだか勿体ない・・・歴史的な勉強教材として、学校とかで上映されてもいいのでは?と思えました。
マリー的お気に入り度・・・ ★8個+半以上