pure breath★マリーの映画館

好きな映画とイロイロなこと・・・

『抱きたいカンケイ』

2011-04-29 20:59:06 | 映画(た行)


                 都合のイイ男と女の行方は・・・





『抱きたいカンケイ』

監督・・・アイヴァン・ライトマン
出演・・・ナタリー・ポートマン、アシュトン・カッチャー 他



                         【解説】

『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンが主演、製作総指揮を務めたラブストーリー。自由なセックスフレンドの関係から始まる男女の恋の行方を描く。監督は『Gガール 破壊的な彼女』のアイヴァン・ライトマン。
ヒロインとセックスのみの関係で結ばれる男友達を『ベガスの恋に勝つルール』のアシュトン・カッチャーが演じる。刺激的かつ予測不能なストーリーの行方に注目だ。


                         【STORY】

週80時間も働いていて、恋をしている余裕もない医師のエマ(ナタリー・ポートマン)。
ある日、その場の勢いで男友達のアダム(アシュトン・カッチャー)と一線を越えたエマは、その気になったアダムにセックスだけの関係を持ちかける。ハードな仕事の合間を縫い、抱きたいときだけアダムをメールで呼び出すエマだったが……。





こちらには来ないと諦めていたら、ノーチェックだった映画館(家から2番目に遠くあまり利用しない)で上映してることを知り
あわてて行って来ました~。

これはとっても好み~~~♪
センスのない邦題からは想像もつかない面白さ。
っていうか、「明日『抱きたいカンケイ』行くの」って職場で言ったら、「日活ロマンポルノ?さすが~」とか言われたし・・・(笑)


体から始まる関係だってあると思うし~
そして、それがすべてではないけど
回数を重ねれば重ねるほど、愛情とは別の“情”というもの沸いてくるって、私は思う。

そういうのを生業にしてる人なら別だけど・・・
普通は一線を超えるということは、自分をさらけ出すということだから
気を許していないと無理じゃないかな~って。。。

この2人だって、身体だけ!って言いながら
会話だってするし、お互いのいろんな背景(家族や友人たちとのスタンスとか)も見えるし
普通の友人同士よりお互いの全てを知ってる訳だし。


“感情”が芽生えるということは、最初から見えてる。
それでも、「私は恋なんてしない。相手を好きと思えてきたら、終わりにする」なんて可愛げないことを言っても憎めないのは、ナタリー・ポートマンのキャラのおかげかな?

本当は恋愛が苦手で、恋に対して臆病なだけなんだな~って、彼女の表情に見えるから
逆にいじらしくなる。
ナタリーは製作にも参加しているんですね。
どうりで演じやすそうだった。
難を言えば・・・キーラ(キーラ・ナイトレイ)ならもっと大胆に脱いでいるよねってことかな。露出度が足りなかった・・・



表向きはチャラけていても、本当は傷つきやすいナイーブな青年というアダムのキャラが又アシュトンにぴったりで・・・
普通っぽい男性を演じるということで、わざと普段しているワークアウトも一切やめて臨んだという彼。それでも結構いい身体だったけど。



お話はよくある話で、新しさも感じないストーリーだけど
この2人がぴったり嵌っているので、とても心地よい作品になってるって思った。


周りを取り巻く人々、エマの友人もアダムの親友たち&同僚も温かいし
特にアダムとちょっといいカンジになる彼女とか、ああいう女性好きだわ~~~。


エマの妹オリヴィア・サールビーは、どっかで見た~と思ったら『JUNO』に出てた子だった。

メツナー医師がなんか絡んでくるのかと思ったら、最後までなんの絡みもなく意外だったわ~。

エマとアダムの14歳の頃の2人はナタリーとアシュトンに似てた、特にエマ役の子の横顔よく似てた。


ちょっとツボだったのは、アダムの部屋に転がり込んでた女子のニモの真似とドリュー・バリモアの真似。
顔もドリューに似てて、私一人で大爆笑しちゃった。

ラストにはちょっとホロリとなってしまった。


一番の胸きゅんは・・・
この台詞。

「これだけは言っておく。。。それ以上近づいたら・・・放さないぞ!」

きゃ~~~♪これって、きゅんきゅんしない~?
私はどストライクです!!
あ~~これだけでも観れてよかったって思えた~(笑)


息子の元カノを自分のモノにしちゃう、ちゃっかりパパさんが飼ってるわんこ、可愛かった~。
演技してるみたいに上手かったよ。



マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個+半 (ナタリー&アシュトン好きっ)




『GANTZ』 と 『GANTZ:PERFECT ANSWER』

2011-04-25 22:07:22 | 映画(か行)

             

            大切なものを守るため、彼らが犠牲にするものとは・・・






1月公開だった『GANTZ』書かないままでした。


『GANTZ』
監督・・・佐藤信介
原作・・・奥浩哉
出演・・・二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、白石隼也、夏菜、田口トモロヲ、山田孝之 他


                      【解説】

欧米でも高い人気を誇る奥浩哉の人気コミックを、前・後編の2部作で映像化したSFアクション超大作。
『硫黄島からの手紙』の二宮和也、『ノルウェイの森』の松山ケンイチが初共演に臨み、謎の球体“GANTZ”に召喚され、異形の“星人”と呼ばれる敵との戦いを強いられた、若者の苦悩と究極の選択を体現する。
監督は、『砂時計』の佐藤信介。生と死がテーマの深遠なドラマや、肉体を駆使した活劇の数々に圧倒される。


                      【STORY】

まったく就職が決まらない大学生の玄野(二宮和也)と、彼の幼なじみで正義感の強い性格の加藤(松山ケンイチ)は、電車にひかれて命を落としてしまう。しかし、黒い謎の球体“GANTZ”が彼らを呼び出し、“星人”と呼ばれる異形の敵との戦いを強いる。加藤は争いを避けるが、玄野はサバイバルに身を投じることを決意する。




簡単に感想~

いくら、星人とはいえ~子ねぎ星人のシーンが、辛かった・・・

田中星人は、今の若い子が感じる面白さとは違う意味で私世代にはツボるんじゃないかなぁ。
いくつになっても体操のおにいさんと同じで、田中さんは一生爽やかなんです・・・

あの動きと迫力凄かったな~~~。

観音さまは・・・罰が当たりそうで嫌だった。
あの千手観音さまは後編への伏線が???



岸本役の夏菜、GANTZファンみんなが期待していたという転送シーン~完璧でした。いい女優さんになれそう。

ニノはぼ~っとしてる時とGANTZスーツでキメた時の差がよかった。

松ケンは寂しげな瞳がよかった。





そして・・・・・

前編観てから、こんなに早く後編って・・・嬉しいけど~
まだコミックも続いているそうで、(戦いの真っ最中とか?)どんなパーフェクトなアンサーを(笑)見せてくれるか楽しみでした。


『GANTZ:PERFECT ANSWER』

監督・・・佐藤信介
原作・・・奥浩哉
音楽・・・川井憲次
出演・・・二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、夏菜、綾野剛、水沢奈子、千阪健介、白石隼也、伊藤歩、田口トモロヲ、山田孝之 他

                         【解説】

「週刊ヤングジャンプ」の奥浩哉の人気コミックを実写映画化したSFアクションムービー『GANTZ』2部作のクライマックスとなる後編。死を迎えた男女たちが黒い謎の球体“GANTZ”に召集され、“星人”と呼ばれる強敵たちとの戦いを繰り広げる様をダイナミックに描く。
二宮和也と松山ケンイチの日本を代表する若手俳優が主人公を演じ、吉高由里子や田口トモロヲなどバラエティー豊かな俳優たちが集結。
激しいアクションと、原作とは異なる映画版オリジナルのラストは必見だ。



                         【STORY】

死を迎えるその瞬間、黒い謎の球体“GANTZ”に呼ばれた男女たち。幼なじみの玄野(二宮和也)と加藤(松山ケンイチ)もまたGANTZに召集され、“星人”という異形の者との戦いを強いられていた。
玄野は戦いの中で生き抜くことを選び、加藤は暴力と戦いを否定する。そして、終わりのない戦いの過程で、2人はある選択を迫られる。




そっか~~~、完璧な答えはそれか・・・

今回はとにかくテンポ速かった気がする。
2時間半超えとは思えないほど。

GANTZの秘密に加え、黒服星人との戦い、卒業生の加入、2人の加藤、玄野と多恵の淡い恋も描きつつ・・・と盛りだくさん。

それだけ多くを盛り込んで怒涛のラストへ~
電池切れの危機というところでは、ピンときましたが。
私の思った通りになるとは思わなかった・・・


結局GANTZの秘密って?
過去から因縁があるみたいな星人との戦いの意味は?
ぱーふぇくとなハズなのに、謎は残るばかり・・・



山田くんなんて、コミックファンだから~出たい!って頼んでカメオみたいに出たんだよね?確か・・・
それが後編ではストーリーテラーみたいになってるし・・・
非現実的なGANTZ世界に警察みたいな存在って必要だったかな?
まぁ、後編はバンバン人が亡くなっていたから捜査も必要なのかな~~~けど、こんな有り得ないこといくら捜査しても無駄では?


ニノは、やっぱりどんな役しても上手いよね。
GANTZスーツが似合う似合う!
今回のアクションは凄かったし・・・


松ケンは、普通の加藤くんより黒加藤が良かった!
2人松ケン~いいねっ♪


吉高ちゃんは、ぽわっとした雰囲気がいい。
多恵ちゃんがやられちゃうシーンではちょっと泣けた。(純な想いが痛くてね)


あの挑戦的な目が好き。
西くん=本郷奏多


存在感ある黒服星人、綾野剛。
もっと強いかと思ったら、ちょっとあっけなかった・・・



今回の見所は、地下鉄での戦い!これが一番~
凄く迫力あった!!

地下鉄って、普通に走っていてもなんだか怖い(私が田舎物だから?)
閉ざされた空間・・・そこに不気味な黒服たちが。
人の形をしているから、なおさら不気味・・・
無表情に銃を撃ちまくる。バタバタと倒れる人々。
このシーンはリアルでとても怖かった。



ラストがすっきりしないのと、自己犠牲の物語は辛いのとで・・・


マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個+半 (川井憲次さんの音楽が大好きで♪オマケしちゃった) 




『Ricky リッキー』

2011-04-21 22:06:04 | 映画(ら行)


                      きみは天使?それとも・・・









『Ricky リッキー』

監督・脚本・・・フランソワ・オゾン
原案・・・ローズ・トレメイン
出演・・・アレクサンドラ・ラミー、セルジ・ロペス、メリュジーヌ・マヤンス、アルチュール・ペイレ 他






                         【解説】  

『8人の女たち』『エンジェル』などで国際的に注目されるフランスの俊英、フランソワ・オゾン監督が手掛けた新しい形の家族の再生物語。

ある平凡な一家に生まれた風変わりな赤ん坊を通じて、バラバラだった家族が一つになっていくさまをファンタジックに描き出す。母親にはテレビの寸劇シリーズで人気を博したアレクサンドラ・ラミー、父親を『ナイト・トーキョー・デイ』のセルジ・ロペスが好演。観る者の想像力を刺激するオゾン監督ならではの独特の世界観が異彩を放つ。



                         【STORY】

郊外の団地で娘のリザ(メリュジーヌ・マヤンス)と二人で暮らすシングルマザーのカティ(アレクサンドラ・ラミー)は、単調な日々を送っていた。
そんなある日、カティは職場の新人パコ(セルジ・ロペス)と恋に落ち、パコは母子と共に暮らし始める。やがて、カティとパコの間に子どもが誕生しリッキーと名付けられるが、ある日リッキーに異変が起きる。






今回、完全ネタばれしてます!
観る予定の方は読まないで下さいね。














不思議な映画でした・・・
女性を描くことに長けているオゾン監督。こんな不思議系って珍しい?
監督で作品を選ぶことがあまりない私ですが~オゾン監督作っていうと、それだけで惹かれてしまう。
彼の独特の感性が好きなのかな・・・。と言いながら、全作品制覇には至っていない(汗)


冒頭、カティがソーシャルワーカーに「男に逃げられ、2人の子供を育てなくてはいけない。赤ちゃんいるから働くことも出来ない」と訴えるシーンから始まって
結構シリアスなドラマなのかな?と思ってました。
それが・・・



リザ役のメリュジーヌ・マヤンス、フランスの美少女~。表情も豊かで本当に美しい子。
いろんな不満を内に秘めて、かいがいしくママの面倒をみるのがいじらしいの。

リッキーがまた超可愛くて・・・スクリーンにアップで映るとお乳の匂いがしてくるようで(懐かしい・・・)
壁にぶつかりながら飛んでる姿もキュートだった。

カティのアレクサンドラ・ラミーはフランスで有名なコメディ女優さんだそう。
シンプルな感じがよかったかな?


でもね~彼女が、見た目はそうでもないんだけど、かなり肉食系なんですよ~。
仕事中、新人として入って来た男性といきなりトイレで・・・で結果=超キュートな赤ちゃんが=赤ちゃんの背中に痣発見=パパであるその男性の虐待を疑う=男性出て行く(ここが冒頭の相談シーンってワケ)⇒虐待の痕だと思ってたら羽根が生えちゃった!


羽根っていっても、天使みたいに白いフワフワしたのじゃないの。
滅茶苦茶リアルな、本当の手羽先みたいでグロい。


ママであるカティが、あんまり驚きもせず自分で鳥の図鑑や市場の鶏で勉強してるのが可笑しい。
結局、スーパーで飛んでしまって市民に発見され大騒ぎ。
その様子をTVで見て、家に戻ってきた男が・・・私には凄く勝手な奴に感じてしまう。

その男に説得されて、人々の前で飛ばして・・・結果・・・

これってBad end?



リッキーがいなくなって、3人には今までなかった絆が生まれる。
そして・・・懲りないこの彼女のお腹にはまた別の命が・・・って。。。

ええっ!?今度はどんな子?と私たちを驚かせて終わりですか~?

コレってものすご~~~いブラックなお話?
観る前に考えていたファンタジーではなかったことは確実。


でも・・・でも・・・嫌いじゃない。
あり得ない~~~あり得ない?本当にあり得ない?あるかもしれないよ。。。

観てからかなり時間が経っているのに、ここまで鮮明に記憶に残っているのはどうして?
そんな不思議なお話でした。




それにしても
パコって男が私にはイマイチ掴めなくて・・・

なんか怪しいんだもの。何を考えているのかよく分からないんですよね。
オゾン監督、男性を描くのはあっさりしてるのかな?


マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個+半以上~


『エンジェル ウォーズ』

2011-04-20 20:24:02 | 映画(あ行)

                
                       お前の世界は自由か。



             


『エンジェル ウォーズ』

監督・制作・原案・脚本・・・ザック・スナイダー
出演・・・エミリー・ブラウニング、アビー・コーニッシュ、ジェナ・マローン、ヴァネッサ・アン・ハジェンズ、ジェイミー・チャン、オスカー・アイザック、カーラ・グギーノ、
ジョン・ハム、スコット・グレン 他



                          【解説】

暗い現実から逃げるために想像の世界を作り出したヒロインがバーチャル兵器を駆使する4人の女性を集め、自由を手に入れるために幻想的な戦いに挑むアクション・ファンタジー。
『300<スリーハンドレッド>』のザック・スナイダーが監督を務め、サムライや悪魔が暗躍する壮大なアドベンチャーを構築。現実と想像の世界のはざまで躍動的な演技を見せるエミリー・ブラウニングら美人女優たちのファイトに注目だ。



【STORY】
幻想的な世界に閉じ込められたベイビードール(エミリー・ブラウニング)は、バーチャル兵器を使いこなす4人の女戦士を集め、自由を求めて戦うことに。
想像の世界の中でワイズマン(スコット・グレン)の手助けを受けた彼女たちは成功すれば自由を手に入れることができるが、そのためにはある犠牲を強いられる運命にあった。







今回ちょっとネタばれっぽいかも?しれません・・・
鑑賞予定の方は読まないで下さいね~。






残念ながら、吹替え上映しかなかった・・・。
ほとんどストーリーも知らずに観たので、冒頭のモノローグは誰目線なんだろう?と思っていたら
しょっぱなから激しい展開にびっくり!
何~?あの義父は・・・!?


あんな風に精神病棟に入れられてしまうなんて、一体何時代の話なの?(後にパンフ見て1960年代と分かりました、この時は全然分からなかった・・・)
憤りながら観ていると

精神病棟がいつの間にか娼館に・・・。

さっきまで金に目のくらんだ看守だった奴が娼館のボスに・・・。

入院中の周りの女の子もみんな娼婦に・・・。



可哀想なベイビードール・・・
彼女が踊りだすと誰もが魅入られてしまう。

すると又、辺りは一変する。

そこはまるでゲームの中の戦場のよう・・・
ベイビードールが賢者から与えられた助言を基に
彼女たちは戦いに身を委ねる。


この、現実→空想世界1(娼館)→空想世界2(戦場) と場面は目まぐるしく変わるので

最初とまどってしまいました~。
だんだん慣れてきたけど。


見所は、戦場シーンの映像かな?
独特な色を抑えたダークな雰囲気・・・

戦う相手は、まるでゾンビか人形のように実体があまりないものばかり。
本当にゲーム世界のよう。




冒頭の現実の悲惨さに辛くなって・・・
ラストはきっと希望が持てるに違いないんだ。私は疑わずにそう思ってしまっていて(汗)



やがて、辛い現実からの逃避なのか、主人公が空想世界に逃げ込む・・というあたりと、
この救いようのなさ加減で『パンズ・ラビリンス』を思い出したり・・・

ものすご~~く魅惑的らしいダンス(誰もがうっとり。動けなくなってしまう)って、一体どんな踊り?というフラストレーションは
『BECK』で聴けなかった天使の歌声を思ったり・・・

あれこれ思いを巡らせ、忙しかった私(笑)



ザック監督があまりにも日本カルチャーに傾倒してて、そこかしこに“日本”が見えるので~
思わず苦笑~。

ロボットにもなんか“日本語”書いてあるし・・・

ベイビードールの武器もまんま“日本刀”なんだもの。




主演のベイビードール=エミリー・ブラウニングのお顔はあんまり好きなタイプじゃないけど(ゴメン)小柄な彼女、合ってた。
セーラー服も似合ってた。


好きだったのは、スイートピー=アビー・コーニッシュと妹ロケット=ジェナ・マローン。
2人とも美しくて、強くて、カッコよかった!

憎らしいブルー=オスカー・アイザックや
賢者役のスコット・グレンも美味しい役だったと思う。





でも、彼女が望んだ“本当の自由”って、それなんですか・・・?
ストーリーはあんまり問題にしちゃダメだと思うけど~私には辛すぎた。切なすぎた。


ちなみにロボトミー手術・・・日本では1975年に廃止宣言されているらしい。



マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個 (ちょっと切なすぎた)   

『ガリバー旅行記』 2D字幕

2011-04-18 20:51:39 | 映画(か行)


              そこは、本当の大きさを教えてくれる国。


『ガリバー旅行記』

監督・・・ロブ・レターマン
原作・・・ジョナサン・スウィフト
出演・・・ジャック・ブラック、ジェイソン・シーゲル、エミリー・ブラント 他

   


                       【解説】

長年にわたって子どもから大人まで幅広く親しまれているジョナサン・スウィフトの「ガリバー旅行記」を、『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラック主演で映画化したファンタジー・アドベンチャー。
ジャックふんするジャーナリスト志望のさえない男が繰り広げる摩訶(まか)不思議な冒険を最新のVFXを駆使しながらコミカルに描く。
監督は、『モンスターVSエイリアン』のロブ・レターマン。共演は、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』のエミリー・ブラント。小人の国で暴走するジャックに抱腹絶倒すること間違いなし。



                       【STORY】

新聞社で郵便仕分けの仕事をしながらジャーナリストを目指すガリバー(ジャック・ブラック)は、謎のバミューダ三角地帯を取材するチャンスをつかむ。取材のため、航海の旅へと出たガリバーだったが、大海原で嵐に見舞われ、気が付くと小人が暮らす国、リリパット王国にたどり着いていた。






わざわざ3Dじゃない映画館を探して(笑)2D字幕で鑑賞~~~♪
予想通りの面白さだったかな?
期待以上でもなく、期待はずれでもなく・・・

3Dじゃなくても十分と感じたけど、ただひとつ・・オープニングのジオラマ?みたいなのがとっても可愛くて
ここは3Dならもっと楽しめたかも?と思いました。



おなじみの“ガリバー”なんですが、うちの子供3人中、2人が知らないと言う・・・
ええ~っ?あんな有名なお話を?
私が読み聞かせサボっていたからかな~と反省もしたけど、幼稚園やどこかで絶対目に、耳に、したことあると思うんだけどなぁ。

私はといえば・・・
小学校の時に先に小人の国を読んで、その後に読んだ巨人の国の中に
とっても強烈に印象に残るとこがあって~そちらをよく覚えてた。

まぁ、この作品は~別に原作を知らなくても・・っていうか、原作とはまったく違うティストだからおっけ~です。(だってジャック・ブラックだもの)


ガリバーが冒頭、SW(スター・ウォーズ)フィギュアで一人芝居するとこなんて、滅茶苦茶ツボ。

中身は子供向けなんだけど~十分大人も楽しめるのは『SW』や『タイタニック』はたまた『アバター』まで出てきちゃうからかも~
そういう小ネタに弱い私は、一人で大爆笑してました♪


小人の国に行くまでの彼が
口先ばかりの小心者で~好きになれないタイプなんだけど・・・
そういう人でも、きっかけさえあれば変われるんだ。。。って、いろんな人に希望や勇気を与えるお話でもありました。




ジャック・Bだから、もっともっとハチャメチャなのかな~と思ったら
そうでもなかったのが意外。
でも彼のメタボ体型を生かしての、砲撃をお腹にめり込ませて弾き飛ばす!という荒業(予告編でもよく見るシーン)が
とってもgood!!
ラストのミュージカル調の歌と踊りも楽しかった♪



彼の親友になるホレイショ=ジェイソン・シーゲルも誠意ある感じで良かった。
今まであまり見たことない方ですが~
これから新作も目白押しみたい。楽しみ~



『プラダを着た悪魔』の時から気にいってるエミリー・ブラント。
今回はちょっと天然のお姫様~。
ポワンとしたところに好感~♪
最初は従順なお姫様が、だんだんと自分の意見をアピール出来るようになって・・・
そういう表情にも注目。



彼女をモノ扱いする、エドワード将軍(クリス・オダウド)がイチイチ笑えた・・・




中世のようなリリパット王国が
ガリバーの出現によって、段々近代化(ニューヨーク化?)していくところとか
最後にはロボット?まで登場しちゃうのが面白かった。
なんでもちょちょちょいと作っちゃう小人さん、どんだけ器用なの~~~?とツッっこんだけどね。


そしてまさかの巨人の国。
ドールハウス好きの私はちょっと嬉しかったりしたけど~
このまま小人の国だけでよかった気もするんだけど・・・。

もっともっと巨人の国での活躍があるんなら別だけど、結局あの女の子しか出てこなかったし。
友情のため危険を冒し、ホレイショが駆けつけるって設定に必要だったのかなぁ?
ジャック・Bのドレス姿には大爆笑でしたが・・・(笑)





この作品はただの冒険ものであり・・・
失敗を恐れて、前に進めない小心者のガリバーが
小さな国で大きなことを成し遂げたのをきっかけに、変わってゆくという成長物語。

そして、意味のない争いはやめようというメッセージも込められています。
あっ!あと友情の大切さもね。
ちょっと強引なラストだけど、分かりやすいメッセージで受け取りやすいかなと思う。




マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個+半 (SWネタがとっても嬉しい~。)