『白鯨との闘い』
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白鯨との闘いは鯨との闘いではなく、もっと大きなものとの闘いでした。予告やチラシに踊る文字を見て、だいたいの展開は予想出来てたけど、予想通りでした・・・
遭難もの、漂流ものには常にこの問題が・・・
究極の選択を迫られた時、どうするか・・それは当事者にしか分からない、その時その場に居ないものがどうこう言う問題ではないと私は思います。
それが明らかになろうと、なるまいと、後悔しようと、起こってしまったことは仕方ない。元々人は罪深い生き物ですから。
さて、この映画は役者さんにも惹かれてました~
ソーじゃないクリヘム。
彼はワイルドな役が合うから、似合ってました~♪野性的で素敵!
今回はハンマーではなく銛を持って・・・
ポラード船長のベンジャミン・ウォーカーって見覚えある・・・と思ったら、『リンカーン/秘密の書』でリンカーン演ってた人だった・・・結構落ち着いて見えるけど
まだ33歳なのね。メリル・ストリープの娘さんの元夫。義理の母がメリルか・・・それはそれで大変だったかな(笑)
久々に会えた~キリアン・・・
えっと、オーウェンの幼馴染?昔から同じ船に乗ってた仲間って言ってたかな。彼ってなんで幸薄そうなんでしょ。
最初ずっと注目してたけど、漂流したりして汚くなってから(苦笑)ちょっと見逃してる間にいなくなってた。どこで退場したっけ?と思って呟いたら
BROOKさんがあの島に残りましたって教えてくださった。
最近売れっ子~ベン・ウィショーは作家メルヴィルで登場。
私、乗組員の1人で出るのかと思ってたから不意打ち・・・(笑)物書きの役が合います。
究極の選択の件、オーウェンとポラードは別々のボートに乗っていたけど、相談もしないけれど結局は同じことしていたってことかな・・・
やはり、それしか助かる道はないですものね。でも、あのくじ引きは切なかった・・・涙
問題の鯨ですが・・・
しつこいほど追いかけて攻撃してきたけど~あんなに獰猛な生き物でしたっけ。
自分の身を守る為?それにしても執拗に追いかけて来てた。
欲を出さず最初取った鯨油持って帰ればよかった気もするけど~そんなワケにはいかないって考えてしまうのが人間の常。
帆が引っかかったら、倒れそうになってしまう船。それで大海原に乗り出す・・・実際ああいう危険な作業をして取っていたんですね。穴を開けてそこに潜って掻きだしていたとはびっくりぽん・・・
鯨の迫力がもの凄かった!2Dでもすご~~~い迫力!尾びれでバシャっ!!と一撃で船が傾く~嵐のシーンも凄かった!
結局、鯨は自然の脅威の象徴として描かれていたのかな・・・
この作品を多くの観客に見せる為なのかもしれないけど、“名著に隠され続けてきた衝撃の実話”とかのキャッチコピーは止めて欲しい。なんか違う気がする・・・
マリー的お気に入り度・・・ ★8個半