pure breath★マリーの映画館

好きな映画とイロイロなこと・・・

『ミッション:8ミニッツ』

2011-10-31 23:44:26 | 映画(ま行)

   <結末>のその先には、いくつもの驚きが待ち構える。



『ミッション:8ミニッツ』
監督・・・ダンカン・ジョーンズ
脚本・・・ベン・リプリー
出演・・・ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライト 他

 【解説】
『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズ監督の長編第2作となるSFサスペンス。列車爆破事故の犯人を見つけるべく、犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、爆破直前の列車内を追体験していく男の運命を描く。困難なミッションを課せられた主人公を、『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホールが熱演。巧妙に練り上げられたプロットと先の読めないストーリー展開に引き込まれる。

【STORY】は、ず~~っと↓に


機内映画他で書いていたように、途中までしか観れなかった為~公開を待っていました。
何回めの8分間まで観て・・・続きは観れず。
辛かった~~~この放置プレイ(笑)

でも、新作公開の週末はなかなか一人では行けなかった・・・やっと観れました。
面白かった!!


ただ「映画通ほどダマされる」っていうのはどうなの?
私は今回は騙されませんでしたよ~~~。ということはやっぱり、“通”ではないってことですね?
彼が何故、カプセルから出られないか~薄々分かってました。←私にしては上出来!


ジェイクって軍人さんが似合う・・・
彼の演技、ナチュラルさが好きです。相変わらずかなり濃いお顔ですが~~~。
真剣なまなざしがいいいよね。


ミシェル・モナハンって、誰かに似てる・・・誰だっけ?ってず~~っと考えていた。
映画の途中でやっとわかりました~~。
マイケル・ジャクソンに似てる!!似てない?
同じシーンを何度も何度も違ったシチュエーションで・・・彼女の「ありがとう。最高のアドバイスだわ」だっけ?何回聴いたかな~~~


ヴェラ・ファーミガは、ずっと相手のいない演技。
大変だと思う~~~。
でも顔の表情ひとつ、目の動きひとつで感情がよ~く伝わって来た。
数日だけジェイクが同じ部屋のカメラの映らない場所で相手をしてくれたって。ステキなお話です~。




ここから、ネタばれになります~~
未見の方、観る予定の方は読まないで下さいね。











【STORY】
ある朝。コルター・スティーヴンス(ジェイク・ギレンホール)は列車の座席で目覚める。目の前の女性(ミシェル・モナハン)が、親しげに話しかけてくる。だが、コルターには自分がなぜここにいて、彼女が誰なのかわからなかった。陸軍大尉のコルターは、アフガニスタンで戦闘ヘリを操縦していたはずなのだ。鏡を覗きこんだ彼の眼に映ったのは、見知らぬ別人の顔。所持していた身分証明書には、“ショーン・フェントレス:教師”と記されていた。そのとき突然、車内で大爆発が発生。なす術もなく炎に飲み込まれていった……。コルターが意識を取り戻したのは薄暗い密室。モニターに軍服姿の女性、グッドウィン大尉(ヴェラ・ファーミガ)が映し出される。列車の爆発事故について質問されるが、状況が飲み込めず、回答できない。“包囲された城”と呼ばれるこの空間は、何かの研究室らしかった。朝7時48分に列車爆破事件が発生したことは事実で、コルターの任務は、乗客であるショーンとなって車内を捜査し、爆弾魔を特定することだという。なぜか再び列車に戻されたコルターは、次第に状況を理解してゆく。目の前の女性の名はクリスティーナ。コルターが繰り返し列車に戻るのは、“ソースコード”というラトレッジ博士(ジェフリー・ライト)が開発中の極秘実験によるもの。これによってコルターの意識はショーンの身体とリンクし、死亡するまでの8分間を繰り返し体験できるのだ。5回目のスリップで彼は、アフガニスタンに向かったコルターについて調べてくれるよう、クリスティーナに依頼する。そして明かされる衝撃的な真実。“ソースコード”には、まだ知らない秘密が隠されていた。さまざまな疑問が浮かぶ一方で、コルターはクリスティーナに特別な思いを寄せるようになる。彼女を救うためにも、爆弾犯を探し出そうと8分間のミッションを繰り返すが、その先に待ち受けていたのは想像を絶する運命だった……。




地球の裏側で蝶が羽ばたくと、その裏側では嵐が起こる・・・『バタフライ・エフェクト』は私が好きな映画に挙げている作品。
パラレルワールドという点で思い出したのですが~、でもあちらの方がスケールが大きくて現実感がなかった。

でも、こちらは“脳”の神経回路が死後も活動している。死ぬ直前の8分間の記憶を記録している・・・という設定。

これで思い出したのが

清水玲子さんのコミックス「秘密 ―トップ・シークレット―」の中の
「科学警察研究所 法医第九研究室」で行われている「MRI捜査」

以下wikipediaより
「MRI捜査」とは、作中に登場する架空の科学捜査である。死後10時間以内の死体から取り出した脳に電気刺激を与え、通常では5から10%しか働いていない脳を120%まで働かせ、死者が生前に「見ていた」映像をMRIスキャナーで再現し、それを基に捜査を行う。

捜査対象となる脳は損傷がないことが条件。脳は120%で働いているので、通常なら存在する「曖昧な記憶」は存在しないが、死体が「見た」映像なので、自分(捜査員)が「見た」ものと同一に見えないのは勿論、通常では目視し得ない幽霊などの幻覚でも生前の体が「見て」いれば映し出される。死後、最大5年前までの記憶を映像化できる。音声が再現されないため、捜査には読唇術が不可欠。



脳が記憶している。それって、なんかありそうじゃないですか。
こういう事実があっても不思議じゃないって思えて・・・

ただ、今作のように別の人間の脳に入り込むというのがちょっと謎・・・?

適合したからって、入り込んだ教師ショーンさんの好きな人を好きになるって、ちょっとズルイ。
ハッピーエンド好きな私なので、最初よかった~~~♪って思ったんだけど~よ~く考えると結局亡くなったのはショーンだけじゃない?
それもクリスティーナに“最高のアドバイス”してたり、手帳にクリスティーナとコーヒーって書いてあるぐらいだから以前から好きだったんだよね。
だから、彼の脳に入り込んでもその潜在意識もあったのかも知れない。
何度も彼女と8分間を体験して好きになったっていうのもアリだけど・・・

彼はこれから、歴史だっけ?が教えられない教師になるのかな???

ずっと思いを伝えられなかったお父さんに伝言(っていうか本人の声じゃなくショーンの声なんだよね?)出来たとこ、ちょっと泣けた。
そして、残り1分・・・みんなが笑顔で・・・ってとこも感動した。

脚本ではそこまでだったみたいですが~監督が敢えてあのエンディングを作ったって。

あの歪んだオブジェが何度も何度も出てきたのは意味があるのか・・・
ショーンとクリスティーナの想い出の場所であったりしたのか、なんか意味深でした。


マリー的お気に入り度 ・・・ ★9個(待ってた甲斐があったかな?)
 

『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』 2D字幕

2011-10-29 23:29:00 | 映画(さ行)

みんなは一人のために
一人はみんなのために


『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』 2D字幕
監督・・・ポール・W・S・アンダーソン
原作・・・アレクサンドル・デュマ
出演・・・ローガン・ラーマン、オーランド・ブルーム、ミラ・ジョヴォヴィッチ、クリストフ・ヴァルツ、レイ・スティーヴンソン、マシュー・マクファディン、マッツ・ミケルセン 他


【解説】
幾度も映像化や舞台化がされているアレクサンドル・デュマの冒険活劇「三銃士」を、『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が映画化したアクション・エンターテインメント。無鉄砲な主人公を『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のローガン・ラーマンが演じるほか、行く手を阻むバッキンガム公爵を初の悪役となるオーランド・ブルーム、謎の美女ミレディをミラ・ジョヴォヴィッチがなまめかしく好演。8台の3Dカメラを駆使して撮り上げた驚異の映像美でよみがえる「三銃士」の世界に酔いしれたい。

【STORY】
17世紀フランス、銃士にあこがれを抱きパリにやってきたダルタニアン(ローガン・ラーマン)は、気が強く向こう見ずな性格が功を奏したか、あることがきっかけで三銃士の仲間入りを果たすことに。その後、フランス国王側近の裏切りで奪われた王妃の首飾りを取り返すため、
イギリスへ向かうことになるが、彼の前には事件の鍵を握るバッキンガム公爵(オーランド・ブルーム)と正体不明の美女ミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が立ちはだかる。



選択肢は色々あったけど、迷わず2D字幕鑑賞~♪
久々にチビと一緒に。

ここは多分3Dが効果的なんだろな~っていうシーンはいくつかあったけど、そんなに多くはなかった。
やっぱり2Dで十分かな?

時代ものは大好きだし、オーリーもヴァルツさんもいい味出してました!
飛行船とか凄い迫力だったし・・・

でも、ミラ・ジョボを筆頭に~悪役が目立ちすぎて三銃士がちょっと地味だったような???
アトス、ポルトス、アラミスと三銃士ファンにはいろんなイメージがあると思うけど・・・私にはちょっとだけ物足りない。
でもアラミス(ルーク・エヴァンス)は結構好みでした~。
アトス(マシュー・マクファディン)って『プライドと偏見』でダーシーだったのですね。あの時も思ったけど、ちょっと印象弱い?
体育会系のポルトス(レイ・スティーヴンソン)は肉付きのよいジャン・レノってカンジ。


ダルタニアンは、これまたちょっと地味目の(しつこい 笑)ローガン・ラーマン。
彼も『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』の時にも書きましたが、“普通”なとこが魅力かな~~。
でもこの時代で、このロン毛の方が現代ものより似合う気がした。大きな夢を抱いて田舎から出てきた青年~がぴったり合ってたし(褒めてます)
アクションもよかった~。
 

悪役はみんないい~~。
二重スパイ・ミレディ=ミラ・ジョヴォヴィッチ。あの衣装でのアクションも凄い~。さすがっ!!
声がとってもセクシー♪


オーリーのバッキンガム公爵も最高!
今回はアクションなしだけど、自信過剰な英国貴族ぴったりじゃないの~?
不適な笑みがいいね。


狡猾な野心家リシュリュー枢機卿はクリストフ・ヴァルツさん、楽しみにしてた~。
憎らしい感じがホントいいわ。若い王を操って・・・


この若い王、フレディ・フォックス。とってもよかったぁ。
初めて見た役者さんだけど、気に入った~~~。あの無邪気さが可愛い~。
おしゃれしたいのだけど、イマイチ最先端いけない(イケてない)可笑しい~


もう一人忘れてはいけない悪役、ロシュフォール隊長マッツ・ミケルセン~
『007/カジノロワイヤル』を思い出した。
今回片目の役だったけど、片目でのアクションは大変だったろうな~。敵だけどハラハラしちゃった。


王妃さまの侍女コンスタンス=ガブリエラ・ワイルドは可憐だった。
彼女とダルタニアンのラブシーンになるとかかる曲がパイレーツっぽくて嬉しいの。


あの時代にはありえない設定の飛行船VS飛行船 迫力満点!!


そして宮殿とかすっごいリアル~素晴らしい!って思ったら~本物!
ドイツの世界遺産、ヴュルツブルグのレジデンスでの撮影~映画撮影が許可されたの初めてなんだって。


お話もわかり易いし、誰が善人で誰が悪者でかもわかり易い~。
ラストもハッピーエンド・・・かな?
なんか予想通りの展開で・・・
続編作る気まんまんですよね。
楽しいからいいけど~~~。



マリー的お気に入り度 ・・・ ★9個 (こういうの好きなんだもの~)

覚書・2回目『アジョシ』と『新少林寺』

2011-10-27 19:21:16 | ★映画★

       このシーン・・・カッコいい・・・


    ↑の画像のシーン・・・防弾ガラスを撃ち続けるシーン

このポーズ(アクション?)考えた人、すご~~い!! とってもカッコいいですよね。素敵~~~。鬼気迫る表情の凄いシーンなんだけど素敵すぎ




今日は父の通院日で、私の眼科の日でもあったのだけど~意外と早く終わったので行っちゃいました!2回目の 『アジョシ』

2回目だと、ストーリーも字幕も追わなくていいのでウォンビン、ガン見!!(笑)

今日気づいたけど、彼の台詞ってとっても少ないのね~。
目で語ってる・・・身体で表現してる。

回想シーンの優しい笑顔で「3人で抱き合おう」の台詞が、
最後の「一度だけ抱きしめたい」に繋がっているんだね。。。

あの台詞、なくてもいいって言ったけど、やっぱ必要でした。


ああ・・・切なかった。

今日はちょっと独り言のやかましいおっさんがいて、不安だったけど~
私が声を殺して涙してる時に、そのおっさん~号泣でびっくりした!


『アジョシ』観れてよかったぁ。


そうそう、嬉しいことがあった♪

アンディ主演の『新少林寺』 上映が決まりました~。ホッ・・・

そのうえ、今日予告編も観れました!中国語(北京語)作品なので、アンディ(広東語)の声は別の人の吹替えだったけど・・・いつものことだから仕方ない。しょんぼり・・・

観れるだけ喜ばなくてはね。



【覚書】6月~10月現在未レビュー (それ以前の未レビュー作品リストは、6月に観たい映画覚書に)
 
 『わたしを離さないで』
 『アンダルシア 女神の報復』
 『ムカデ人間』
 『キッズ・オール・ライト』
 『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』 
 『スティ・フレンズ』 
 『カウボーイ&エイリアン』
 『クロエ』



『アジョシ』

2011-10-24 20:21:18 | 映画(あ行)

       少女は、助けを求めた。

         男は、命をかけると決めた。




『アジョシ』
監督・脚本・・・イ・ジョンボム
出演・・・ウォンビン、キム・セロン、キム・ヒウォン、ソン・ヨンチャン、キム・テフン、タナヨン・グウォングトラクル 他

【解説】
2010年に韓国で公開され、その年のナンバーワンヒット作となり、韓国のアカデミー賞ともいうべき大鐘賞で主演男優賞を受賞したほか、計8部門にノミネートされたアクションムービー。心に闇を抱えながら生きる男と、彼と心を通わせる少女のドラマが展開する。主演は『母なる証明』のウォンビン。『冬の小鳥』で絶賛された子役キム・セロンが少女を演じる。ウォンビンが鍛え上げられた肉体で披露する本格アクションも見どころだ。

【STORY】
街の片隅でひっそりと質屋を営んで暮らす男・テシク(ウォンビン)。
元特殊部隊隊員である彼は、過去に起きたある出来事がきっかけで心に闇を抱えていたが、隣に住む貧しい少女・ソミ(キム・セロン)だけは、彼と心を通わせていた。
しかし、ある日ソミは麻薬密売組織に母と共に誘拐されてしまう。
彼女を救うべく、テシクはその危険な企みの渦に飛び込んでいくが・・・




あ~~~コレが韓国で2010年度観客動員No.1!カップルで観ちゃダメ(劇場を出たら隣の彼を見て幻滅しちゃう)という伝説の映画なのですね。


ウォンビン、凄いっ。凄すぎる~~~。
美しく強い男という、女性の理想とする姿を見せ付けてくれる。
冒頭からラストまで、様々な表情で・・・

自分のせいで愛する人を失ってしまった時、生きている意味はあるのだろうか・・・
目が死んでいる。楽しむことも笑うことも忘れ、ただ生きているだけの男。
唯一、彼が話すのは隣の少女だけ。
少女もまた、心に暗い闇を抱えながら些細な幸せを探しては、健気に生きている。


最初の方だけなのです。
この2人の心の交流が描かれるのは・・・
それでも、一緒に過ごす時間~そんなに会話がなくても、温かいものを感じるシーン。
少女の母がここにいるんでしょ?!と疑ってテシクに無理矢理扉を開けさせるところ。
ソミと一緒に食べていたご飯茶碗を、テシクが足を伸ばして落とし隠そうとするシーンが好き。

確かにグロいシーンも多いし、目を背けたくなるシーンもたくさんある。
それでも、そんなとこはあんまり記憶にない。

あるのは回想シーンでのテシクの優しいまなざし、微笑み。そして、今度はその後の彼の哀しいまなざし、厳しい目。
特に、少女の救出に本気になった彼の目力が凄い。

予告編や写真でよく見かける、決意の髪の毛カットのシーンが素晴らしい。
鍛えられた肉体と美しく厳しい表情に見とれてしまう。



男優さんって若い時より少し年齢を重ねた方がステキになる人も多い。
ウォンビン、元々イケメンだったけど、30代になって・・・よりカッコよくなったね。
こうやってアクションにも挑戦して結果を出して、ますます活躍が楽しみ~~~。


少女ソミのキム・セロンは天才子役といわれているんですね。
薄幸の少女・・・それでも希望を失わない強い意志を秘めていて。そんな台詞はなくても、表情で魅せてくれた。
残念ながら『冬の小鳥』は未見なので、観たくなりました~。


この作品、悪者の悪者ぶりがまた素晴らしくて~!
じゃんじゃん、どんどん殺されても全然同情しなくていいので、見てる方も楽(笑)

マンソク兄弟がまたいいですね~。
兄はちょっと不細工でいかにも悪そう~。でもどんな悪い奴でも身内には優しい。
弟はナルシーで、こちらは虎の威を借る狐風。姑息なところがいい。


マンソク兄弟のベトナム人ボディガードの彼=タナヨン・グウォングトラクル(また絶対覚えられない)が、台詞ほとんどないのにいいんだ。
あの絆創膏のエピソードで、ラストは想像出来ちゃったけど~
本当に強い男って、相手が強いと燃えるもの。銃なんて捨てて素手で闘うところがステキ。


刑事役の方は、ちょっと見悪そうで~けどデカって本当はこういう人多いよね、リアルでいい。



とにかくウォンビンのアクションが凄いっ!
一つ一つの動きが早い早い~。
身体作りから、かなり努力したんだろうなぁ~その努力は報われて大ヒット。賞もいっぱい取れてよかったね~♪

防弾ガラスの自動車をものすごい迫力で撃ち続けるとこも凄かった~!
1発の銃弾が。。。

ソミの母は、あんな生活してても~ソミが遊びに行くのを嫌がって(テシクが性犯罪者では?とか疑って)可笑しかった。
彼女の末路は悲惨だったけど。


ああいう臓器売買が裏社会で実際行われていたら怖い。怖すぎる・・・


ラストでは思わず涙・・・それも哀しい涙ではなく、温かい涙。
あのシーン、台詞はなくてもよかったんじゃないかなと思ってしまったけど。
彼と少女の未来に幸あれと誰もが祈ってしまうのではないでしょうか・・・


黒スーツのウォンビンを観に(愛でに)絶対もう1回行きたい~~~。
あっ!これは浮気じゃないからね~~~(Jさん、Aさん、Yさんへ・・・)←わかる?
映画の中のテシクに恋しちゃっただけだからね~~~。(弁解してる?爆)


マリー的お気に入り度 ・・・★9個半 (★10個に近い。“凄い”って言葉、何回使ったかしら???)



『ランゴ』

2011-10-22 20:07:11 | 映画(ら行)


 きっと見つかる 自分だけの色


『ランゴ』
監督・・・ゴア・ヴァービンスキー
声の出演・・・ジョニー・デップ、アイラ・フィッシャー、アビゲイル・ブレスリン、ビル・ナイ 他

 【解説】
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを大ヒットへと導いた名コンビ、ジョニー・デップとゴア・ヴァービンスキー監督が再びタッグを組んだ新感覚アニメ。自分探しを続けるさすらいのカメレオン、ランゴの声をジョニー・デップが担当する。『お買いもの中毒な私!』のアイラ・フィッシャー、『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンも声優参加。役者の演技をもとに描かれたリアルなアニメーション映像に注目だ。


 【STORY】
ドライブ中に水槽ごと道路に投げ出されてしまい、砂漠でさまよう羽目になったカメレオン、ランゴ。
自分とおもちゃしかいなかった水槽の世界から一転、ダートという町に流れ着いたランゴは、人間関係、生存競争などに満ちた現実世界の厳しさを知っていく中、町からなくなった水を取り戻す依頼を受ける。




凄くショックだったこと、公開初日朝一、一番大きなスクリーンでの上映に観客が7~8人・・・

そしてそのうちの3人が始まってすぐに退出・・・

あんまりだわ!どんな映画か知らないで来たの???

3人のうちの2人は私と同じ最後列だったんだけど、40代ぐらいのカップルで~男性の方が、予告編上映前から喋りぱなし。
「一体何時から始まるんだ?」「始まる予定時間10分過ぎても始まらないってどういうことだ?」と。
言われた女性も困惑気味。
そしてついに始まった途端・・・「なんじゃこりゃ!?」ブツブツ、ブツブツ・・・うるさいうるさい。
我慢の限度を超えたのか女性の方から「出よう」と言って、『ランゴ』上映数分で退場~~~。
つられるように、中列に座っていた男性も一人退場~~~。


哀しかったです・・・
ジョニー本人が出ると思ったのだろうか???


確かに私のようなジョニー・ファンは早く観たくてたまらなかったし~どんな物語なのか知っていたけど
一般の方は普通にジョニーが出ると思ったのかも・・・

とても嫌な哀しい出来事でした。



お話そのものは、とてもシンプルな~(私でも)先が読める展開。

孤独なカメレオンの自分探しの旅。
人間のペットとして育ち~外の世界はまったく知らなくて、カメレオンなのに変身(擬態)することも出来ない。
それでもTV番組のヒーローに憧れてて、自分でいろんなストーリーを作ることが出来て、そのせいで街の人にいいカッコしちゃうんですけど・・・


それにしても、この新しい手法?
エモーション・キャプチャー=声優として単に声を吹き込むのではなく、俳優が演じた動きや表情をそのままキャラクターに投影することが出来るというもの。


ホントに?って思ってたけど
実際、ランゴの動きがジョニーに見えてくるから不思議!
ジョニー&そこかしこにジャックって感じかな~。
叫んだり、ヘンな声を出したりする時も何度もあるんだけど、やっぱジョニーなんだよね~~~。
ファンの目には、すっかりカメレオンはジョニー。


声優さんが誰が出てるかジョニー以外知らなくて・・・
ヒロイン?のカメレオン、マメータはアイラ・フィッシャー。
『お買いもの中毒な私!』のヒロイン。強気な感じがよかったです。


ちょっと生意気な子ネズミ、プリシラがアビゲイルちゃんとは!?気づかなかったわ~~~。


迫力ある毒蛇ジェイクがビル・ナイだなんて~。
情報入れてから観ればよかった!
パイレーツに続き、またまたジョニーVSビル・ナイ。


そうそう、車に轢かれたアルマジロ・・・ランゴを導く重要な役だったけど
その声はなんとアルフレッド・モリナ。
彼とジョニーといえばやっぱり『ショコラ』だよね~♪


声優さんでは勿体ない豪華な配役ですね~~~。


出てくるキャラクターがみんなジッと見ると怖いんだけど、だんだん愛らしく見えてくる。

ここでの通貨がわりが水というのも、なんとなくリアルで・・・

悪者がこっそり裏でやってることも、現代に通ずるもので・・・

ジャンル的には西部劇なんだけど、なんか違う。(動物が主人公という点ですでに違うけどね)

西部劇というものであまり比較対象できる作品を知らないのですが、ちょっと『トゥルー・グリット』を思い出したりもしました。


孤独なランゴのお友達、水槽から一緒だったオレンジ色のお魚のおもちゃ(ティムズくん)が可愛い~。

砂漠のハイウェイで飛ばされたランゴがぶつかる赤い車には、故ハンター・S・トンプソン。「また来やがった!」と叫ぶ~その声もジョニーが担当。

いろんなことが分かったら、なんだかもう1回観たくなって来たわ。これは大人のアニメだと思う~~~。

狂言回しの様に登場するふくろうの楽団が効いている。



「僕は誰だ?誰にでもなれる」
「僕は誰だ?誰でもない」



マリー的お気に入り度 ・・・ ★9個 (ジョニーだからね♪2Dの良さも再認識)