pure breath★マリーの映画館

好きな映画とイロイロなこと・・・

『ドラキュラZERO』

2014-11-14 21:58:08 | 映画(と)
その男、悪にして英雄。


『ドラキュラZERO』
監督・・・ゲイリー・ショア
日本版イメージソング・・・VAMPS
出演・・・ルーク・エヴァンス、サラ・ガドン、ドミニク・クーパー 他

【解説】
『ワイルド・スピード EURO MISSION』などのルーク・エヴァンスが主演を務め、オスマン帝国の侵略から自国を死守するため悪に変じた君主の戦いを描くアクション。ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」のモデルとなった15世紀の実在の君主をモチーフに、愛ゆえに強大な悪と化す男の数奇な運命に迫る。主人公の妻を、『アンチヴァイラル』などのサラ・ガドンが好演。悲しくも美しいヒーロー伝説に圧倒される。
【STORY】
トランシルバニア君主ヴラド・ドラキュラ(ルーク・エヴァンス)が統治する国は栄え、人々は平和に暮らしていた。だがある日、ヨーロッパ攻略を狙うオスマン帝国が、彼の息子を含む1,000人の少年の徴兵を要求してくる。愛する妻(サラ・ガドン)や息子と国を守るため、ヴラドは大国相手に反旗を翻し、古代より伝わる絶対的な闇の力と契約を交わす。


やっぱ、ヴァンパイアはイケメンじゃないとね~~~。
コウモリを従えてぶわ~~っと!ぐわっと飛んでくるのがカッコよかった!!←ボキャブラリー貧困につき表現が下手(笑)
民を大切に、家族を大切にする彼の過去が“串刺し公”(ですよね?)だったというのは意外な展開だったけど、、、実在のドラキュラ公がモデルということで、そういう過去を持っていた人にしたのかしら。このへん良くわかってない。
そして、王妃さまはちょっとKYでイラッ。
自分の夫がなんでそんなに恐ろしい道を選んでしまったか、ちょっと考えれば分かるでしょ~と、怒ってみる。だってイケメンには甘いんだもん・・・
優しい王が民を守る為に変身・・理由があるに決まってるでしょ~が。←女性には厳しい。


ルーク・エヴァンスいいですよね。たとえ○イでも・・・好き。差別するワケじゃないですよ。世の中に素敵な女性が大勢いるのに~と、ただ勿体ないだけ・・・
彼はすご~~く合ってました。ドラキュラ似合う俳優さんベスト3には入ると思います。(他は誰?)
顔立ちが悪役もいい役も合うので、こういう闇の力に苦悩する姿がとっても合う。
ラストの現代のお姿がまた麗しく・・・


ドミニク・クーパーもぴったり・・・
ハマり役~。


民の馬鹿さ加減に腹が立つ~~~
自分たちを助ける為だっていうのに化け物よばわりして、燃やそうとしたな~~~。許せん!←ヴァンパイアも好き。イケメンも好き。ちょっとえこ贔屓してます。

ヴァンパイアの定義
十字架
陽の光

この3点セットが上手く使われていました~。
若者に大人気~トワイ○○トの中で自殺しようとする時に、日の光を浴びてキラキラになって消えそうになるシーンがあったけど
やはりヴァンパイアは日中行動出来ないのですね。(トワイ○○トはなんで大丈夫だったっけ・・・?)

お話はわりと分かりやすいので、サクサクすすんでいきますが・・・
洞窟にいた元祖ドラキュラさんの過去って説明なかった?
なんかチラッと話しがあった気がするけど、結局弟子を作りたかったのかな・・・
血を飲んでから3日間、人間の血を吸わなかったら元に戻るという設定はよかった。彼、惜しかった・・・もうちょいだったのに~。

とりあえず、こうもりと共に闘うシーンがよかった!楽しめました~息子ちゃんが可愛かった。。。
時代を超えての続編希望~。


マリー的お気に入り度 ・・・★8個+半(イケメンぶりにオマケ)



『トランセンデンス』

2014-07-04 23:48:27 | 映画(と)
                        もしコンピュータに天才科学者の頭脳をインストールしたら・・・



『トランセンデンス』
製作総指揮・・・クリストファー・ノーラン
監督・・・ウォーリー・フィスター
出演・・・ジョニー・デップ、モーガン・フリーマン、ポール・ベタニー、レベッカ・ホール、キリアン・マーフィ、ケイト・マーラ 他
 
                         【解説】
『ダークナイト』シリーズなどのクリストファー・ノーラン監督が製作総指揮を務めるSFサスペンス。亡き科学者の意識がアップロードされた人工知能が進化を果たし、人類や世界を混乱に陥れていく。メガホンを取るのは、『インセプション』『マネーボール』などの撮影を手掛けてきたウォーリー・フィスター。ジョニー・デップ、モーガン・フリーマンら、実力派スターが顔をそろえる。電脳化が進む現代に警鐘を鳴らす物語と鮮烈なビジュアルに息をのむ。
                         【STOR】
人工知能PINNの開発研究に没頭するも、反テクノロジーを叫ぶ過激派グループRIFTに銃撃されて命を落としてしまった科学者ウィル(ジョニー・デップ)。だが、妻エヴリン(レベッカ・ホール)の手によって彼の頭脳と意識は、死の間際にPINNへとアップロードされていた。ウィルと融合したPINNは超高速の処理能力を見せ始め、軍事機密、金融、政治、個人情報など、ありとあらゆるデータを手に入れていくようになる。やがて、その進化は人類の想像を超えるレベルにまで達してしまう。



あんなに日本へ来てくれていたジョニーがこの作品では来日なかったことがとてもサミシくて・・・涙。アジアでプレミアは中国だけだったらしいです。
最近ジョニー作品、日本でもイマイチだからかな・・と切なくなる~。
でも、この作品は結構好きでした~。←少数派?(汗)

難しいことは全然ワカリマセン・・・私、バカなんで~(笑)

なんか人工知能のすご~~く難しい研究をしてた仲のいいご夫婦がいたんですが、過激なテロ組織(真っ当な理由があるらしい)に夫を奪われ、納得のいかない妻が夫をコンピュータの中で脳だけでも生かそうとしたら、予想外にデキル人になっちゃって。このままでは人類を操る神様みたいになっちゃうと焦って阻止して2人とも亡くなってしまった。
その為に発展してた世の中が昔に戻ったけど、きっとそれには意味があるんだろうって、2人の友達である博士が思ってる。
そういうお話でした。甘、甘のラブストーリー♪
間違ってるとこありますか~?


そんな中で、ジョニーが生身の姿を見せるのは最初の方と、最後の方。
最初、素敵な笑顔でいいカンジなんですが、放射能物質が塗られた銃弾で撃たれてからは被爆して髪も抜け落ち哀しい姿に・・・涙
そして、頭に電極を埋め込まれるという凄まじいお姿に。コンピュータにインストールされてからの姿はデスクトップに顔が浮かび上がる~。全身なんて拝めません・・・
なんでも撮影自体、ジョニーだけは暗い別室で一人カメラに向かって演技(話し)してたそうで~
そういう孤独な撮影の仕方でリアリティが感じられます。


妻役のレベッカ・ホール。時々ちょっとスカちゃんにも見えた~。
賢そうで似合っていたと思う。ジョニーとのバランスもよかったし・・・


ほとんど主役みたいなポール・ベタニーもよかった。
この方、割と巻きこまれ型が似合うと思うのは私だけかしら?(笑)


この映画にモーガン・フリーマン・・・
必要でしょか・・・う~~ん。この映画の製作費のどれだけ分がギャラなんだろ?と余計なことばかり考えてしまった!でもね、分厚~いパンフ買って読んでたら、『ダークナイト』でフィスター監督が撮影監督してた頃からのお付き合いで、どんな監督になるか興味があって出たかったんだって~。
それならわかるわ(笑)


キリアンももったいない使い方~と思っていたら、彼もフィスター監督と5作品も一緒にやってきたんだって。初監督作をお気に入りの俳優さんで固めたってカンジでしょうかね~。
だから、こんなに豪華なキャスティングだったのね。と納得してしまったわ。


テロリストのブリー・・・ケイト・マーラってアヴリル・ラヴィーンに似てる~と思ってたんだけど、ルーニー・マーラの姉さんだって。
ああいうメイクで過激なテロリスト集団RIFTの指導者って。そのギャップがいいのかしら・・・


ちょっとキモかったのは
ウィルに全てコントロールされた人間たち。超人なみに強かったり、怪我してもすぐ復活・・・瀕死になってもゾンビ並みに復活・・・しかも、「これで君に触れられる」とか言ってる~。顔違うから~あんた誰!?
ここが一番ありえなさそうで、気に入らなかった。
そもそも、欠落した肉体がそんな風に甦る原理が納得出来なくて(アタマ悪くてスミマセン)

おバカで科学的なことはちっともワカラナイ私ですが
パンフ読んで分かったこと・・・
“シンギュラリティ”が描く未来。
人間の脳はずっと進化してないけど、コンピュータは進化し続けていて人間の知性との境目がなくなってトランセンデンス(超越)の時代が到来するんだって。それが2045年・・・私は見れないね。多分・・・
その時には私はこの世にいないと思われ~この眼で確認することは出来ないので、後はお若い方に託します~~~。

笑えたのがウィル・キャスター博士から学ぶ自我アップロード入門のページ。
【あなたの自我をコンピュータへアップロード手順】が書いてあって、ご丁寧にアップロードに際しての注意点まで書いてある~。記憶や考え方の一部でも欠落してしまったら実際のあなた自身とは似て非なるものができあがってしまう。
データの読み込み・集積・書き込みには十分注意してみたいなことが・・・
誰も出来ないわ~そんなこと~~~(爆)

印象的に出てくる、お庭とその時に流れる曲「ジェネシス」が切なくてよかった・・・

まぁ、とにかく普通な姿のジョニーを観られたこと。それも結構優しい笑顔とか←貴重貴重~
それで満足。
作品としては、やや満足。

私はジョニーには『ナインスゲート』のちょっと怪しい本の探偵コルソみたいな役、やって欲しいんですよね。
彼自身も一癖二癖ある人が好きみたいだけど、コルソ~絶対いいと思うのだけど・・・



マリー的お気に入り度・・・ ★8個半(ジョニーだし、もっとオマケしたいのはやまやま)



『トランス』

2013-10-11 22:55:39 | 映画(と)
ここは、誰も見たことのない <記憶のその先>



『トランス』
監督・・・ダニー・ボイル
出演・・・ジェームズ・マカヴォイ、ヴァンサン・カッセル、ロザリオ・ドーソン 他

                  【解説】
さまざまな作品を世に送り出したダニー・ボイル監督が、『つぐない』などのジェームズ・マカヴォイを主演に迎えたサスペンス。『トレインスポッティング』の脚本家ジョン・ホッジとボイル監督が再びタッグを組み、ギャングと名画を略奪した競売人が絵画の隠し場所の記憶を失い、ギャングが催眠療法で記憶を復活させようと画策するも予期せぬ事態に陥っていくさまを描く。『ブラック・スワン』などのヴァンサン・カッセル、『アンストッパブル』などのロザリオ・ドーソンが共演。
                  【STORY】
アート競売人のサイモン(ジェームズ・マカヴォイ)はギャング一味と協力し、オークション会場から40億円の名画を盗み出すことに成功する。しかし計画外の動きを見せた彼はギャングのリーダー(ヴァンサン・カッセル)に暴行され、それが原因で絵画の隠し場所の記憶をなくしてしまう。リーダーは絵画のありかを聞き出すため、催眠療法士(ロザリオ・ドーソン)を雇うものの……。



“凄い”映画だった!
久々に、オトナな映画?心理サスペンスでありながら~恋愛的要素もあって・・・
とにかくテンポがいい。本当に面白かった~~~。

あまり監督で映画を選ばない私だけど、ダニー・ボイル監督というとスピード感を期待してしまう。今回も期待通りのスピード。
何が現実で、どれが妄想(トランス状態)なのか、だんだん分からなくなる。サイモンの爪の絆創膏を見てればいいの?って思った時もあったけど、それもだんだん分からなくなって・・・
なんとか最後まで付いていけたら、なんとスッキリ!張り巡らされた伏線が美しく回収されてる~~~。
ラストもオシャレなカンジ。


ネタばれは極力なしでいきます(笑)


それにしても“催眠術”って怖いなぁ。。。
けど実際にこういう催眠療法で救える命がたくさんありそうな気がする・・・最近の嫌な犯罪を見ていて、これはなんとかならないかと真剣に考えてしまった。


タムナスさんは・・・私は一体いつまで彼をこう呼ぶのでしょう???
ジェームズ・マカヴォイは英国の堺雅人みたいだ。あの謎めいた微笑みをまんま信じちゃダメ~。今回は特にそうだった!
彼の語りから始まるので、つい彼目線で見始めるのだけど~ここからすでに術中に嵌っている。いろんな彼の表情~要チェック!


ヴァンサン・カッセル~最初、怖い怖い怖い人に見えたけど・・・立場が逆転してからは徐々に情けない雰囲気に。
そして最後はあんなことに!でも、しぶといけど(笑)
彼は役者さんとして好きなの。あのモニカ・ベルッチ夫だもの~(あれ?別れてないよね?)魅力がないわけがなく・・・
今作では、強さと弱さが見どころ。


ロザリオ・ドーソンは、素晴らしかった~~~。
美しい裸体もそうだけど、彼女の魅力が十二分に発揮されてて・・・後で知ったけど、ダニー・ボイル監督さんとお付き合いされてるそうで
だからこそのあの体当たり演技?!


体当たりは3人ともだけど~みなさんセクシーなお姿を見せてくれた。
ちょっと痛いシーン、グロいシーンもチラッとあり。あの彼女が一番可哀そう・・・キレイな子なのに。

3人の不思議な関係と共に存在感があるのは、素晴らしい絵画の数々。
ポイントとなるゴヤの「魔女たちの飛翔」や、重要な鍵を握る同じくゴヤの「裸のマハ」など、様々な絵画が登場する。
絵を見ているだけでもうっとり。。。

使われている音楽もいい。→と思ったら、パンフより抜粋「ボイルは長年の協力者で、共にオリンピックの開会式も手掛けたアンダーワールドのリック・スミスに、“トランス”と呼ばれる陶酔感を生み出す、速いビートの音楽を依頼した」
だからかぁ~~期せずして、私もトランス状態に入ってしまっていたのかな?(笑)

催眠術には“声”って非常に大切ですね。
抑えた声・・・その声に全てをゆだねたくなる。トランス状態に入る音楽、そして幅のある豊かな声~私にも効くかもかも・・・


よそ見、油断、勝手な思い込みは捨てて鑑賞されることをおススメします。


マリー的お気に入り度・・・ ★9個ちょっと(とっても気に入った~♪)