pure breath★マリーの映画館

好きな映画とイロイロなこと・・・

『メン・イン・ブラック3』 2D字幕

2012-05-30 21:07:03 | 映画(ま行)
                 WHO ARE WE?
                   我々は何者か?
                 WE ARE NO ONE.
                   何者でもない



『メン・イン・ブラック3』 2D字幕

監督・・・バリー・ソネンフェルド
製作総指揮・・・スティーヴン・スピルバーグ
出演・・・ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、エマ・トンプソン、アリス・イヴ、マイケル・スタールバーグ、ビル・ヘイダー、ジェマイン・クレメント 他

  【解説】
地球で暮らすエイリアンの監視を任務とする男たちの奮闘を描いた人気シリーズ『メン・イン・ブラック』の第3弾。おなじみの名コンビの片割れが相棒の謎を調べるために、40年前にタイムスリップすることになるてん末を生き生きと映し取る。今回もスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を担当し、久々にウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの黄金コンビも復活を果たす。相変わらずパワフルな彼らの活躍に吸い寄せられる。

  【STORY】
秘密組織MIB所属のエージェントJ(ウィル・スミス)とK(トミー・リー・ジョーンズ)は、日々異星人の取り締まり追われていた。長年コンビとしてやってきた2人だが、Kの単独捜査をいぶかしんだJは直接そのことを彼に問いただす。だが、本人は全然聞く耳を持たず何の情報提供もしてくれない。次の日、本部でJはKを捜していたが40年以上も前に死亡していたと聞き……。




やっぱり面白い~。
これは、なんにも考えず楽しんだもの勝ち映画~。
チビの看護・アッシーでストレスが溜まりつつある私と、こちらも利き腕が使えずストレスが溜まってるチビと鑑賞~。勿論2D字幕です(3Dでこれ以上ストレス溜めたくないもの~)

あ~~、カメオ出演のジャスティン・ビーバーが分からなかった・・・
レディ・ガガはすぐ分かった(日本復興支援の例のカップ持ってたよね?)バートン監督は、あのアンディ・ウォーホルのパーティのシーンですか?1回じゃ分からないなぁ~~~。

たくさんのエイリアン、ちょっと気持ち悪いのもいるけど~イロイロいて楽しい。
中華料理店の食材は凄かった!

タイムスリップした年代が1969年。あの月面着陸アポロ11号が登場~♪
しかも、打ち上げ秒読みの宇宙飛行士たちの「今、報告したら又打ち上げ延期だぜ」「見なかったことにしよう」の台詞に大爆笑~!
ここ。私一番笑ったかもしれない・・・

キャラ的にはいろんな未来が見えるグリフィンが面白かったし~
オープニングで悪者ボリスにケーキを運ぶ美女も印象深かった。(この方は有名なんだろか??)


ウィル・スミスの明るさは救われる~。
彼のキャラがJにぴったりすぎる!
来日の時の人懐こい笑顔にまたファンが増えたんじゃないかなぁ。


今回は過去のKっていうことで、トミー・リー・ジョーンズの出演は短いのね。
ワールドプレミアに参加するのは日本だけっていうのは、あのCMが効いてるのかな?
吹替えで観たら、あの声なのかしら?それはそれでしっくりきそう(笑)


若かりし頃のKはジョシュ・ブローリン。どう見ても29歳に見えないけどまぁいいっか。
イメージが似てるから、これもナイスキャスティング。


このMIBで泣かされるなんて思わなかった・・・感動するという声を聞いてて、一体どこで?と思ったら~まさかのJの秘密が・・・
そしてKが笑わなくなった理由も・・・

笑いと感動に溢れたこの作品、お見逃しなく~~~!(って、どこかの回し者みたいになってる 笑)
3Dはどうだったのかな~?私は、この映画が3Dあるってことも忘れてたぐらいです。。。



マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個+半 (観てから時間が経ったら、書くことがあんまりなかった・・・)



『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』

2012-05-25 21:46:03 | 映画(あ行)
                 人・体・発・火! 大・仏・崩・壊!




『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』
原題・・・『狄仁傑之通天帝國』

監督・・・ツイ・ハーク
脚本・・・チャン・チアルー
アクション監督・・・サモ・ハン
出演・・・アンディ・ラウ、リー・ビンビン、ダン・チャオ、レオン・カーフェイ、カリーナ・ラウ 他


  【解説】
外交官として日本に赴任したこともある作家ロバート・ファン・ヒューリックによる人気探偵小説「ディー判事」シリーズを、香港のヒットメーカー、ツイ・ハーク監督が映画化。中国史上初の女帝誕生の裏に隠された陰謀を、最先端のCG技術と香港映画界の重鎮サモ・ハン・キンポー直伝の華麗なアクション・シーンを融合させて描く。怪事件に挑む唐王朝時代に実在した判事には、『インファナル・アフェア』シリーズでおなじみのアンディ・ラウ。共演にはカリーナ・ラウ、リー・ビンビン、レオン・カーフェイら香港・中国の豪華キャストが顔をそろえる。

  【STORY】
紀元689年、中国史上初の女帝となる則天武后(カリーナ・ラウ)の即位を目前に控え、人体が突然発火して焼き尽くされる事件が勃発(ぼっぱつ)。
犠牲者は全員政権における重要な人物で、その謎を解明するため、並外れた知性を持ち武術のエキスパートであるディー・レンチェ判事(アンディ・ラウ)に白羽の矢が立つ。やがてディーは、武后の権力のシンボルとして建設されている仏塔「通天仏」に隠された秘密に迫るが……。



2011年タイム誌が選んだ映画トップ10に選ばれた『狄仁傑之通天帝國』
第67回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミアも行われた作品。

観たい観たいと思っていたの。こちらでは公開がないと思って5月に観たい映画にも載せてなかったんだけど~なんと地元上映あり~びっくり!!そして鑑賞~なのですがぁ~~~最初朝8時からの上映というので、遅れてしまって冒頭数分観れず・・・
なんとしても最初から観たくて、2回目鑑賞しました。


これ、と~~っても面白かった!1回目も2回目も楽しめた~~~。
外国での評価では、東洋のシャーロック・ホームズのよう・・・と言われていて、本当にそんな感じでした。外国での評価高いのが分かる。

ちなみに
タイム誌が選んだ2011年の映画トップ10は以下の通り。

1.「ジ・アーティスト(原題)」(ミシェル・アザナビシウス監督)
2.「ヒューゴの不思議な発明」(マーティン・スコセッシ監督)
3.「Detective Dee and the Mystery of the Phantom Flame」(ツイ・ハーク監督)← コレ「王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件」
4.「ツリー・オブ・ライフ」(テレンス・マリック監督)
5.「戦火の馬」(スティーブン・スピルバーグ監督)
6.「SUPER 8 スーパーエイト」(J・J・エイブラムス監督)
7.「世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶」(ベルナー・ヘルツォーク監督)
8.「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」(ルパート・ワイアット監督)
9.「ランゴ」(ゴア・バービンスキー監督)
10.「ワイルド・スピード MEGA MAX」(ジャスティン・リン監督)




アンディ演じるディー・レンチェがとっても魅力的~。
頭は切れるし、武術にも秀でているし、そのうえ美しいのです。久々に私が求めるキレイなアンディを見れたってカンジ。
素敵素敵~~~!
彼の代名詞、涙する男・・・のシーンもあるのだけど、涙で目を真っ赤にしているのが又素敵~。もらい泣きしちゃうよ。


『剣客之恋』でも共演。その時はポワッとしてる印象だったリー・ビンビンが男装したりしてこちらもなかなか美しい・・・
彼女切なかったなぁ~~~最期のシーンは良かった!泣けた!!


この作品で香港のアカデミー賞、香港電影金像奨最優秀主演女優賞を受賞したトニー・レオン奥さんカリーナ・ラウ。
中国史上初の女帝となる則天武后(ついでに言えば中国三大悪女の一人とも言われる)
迫力の演技!凄かったわ~~~。


ディーと距離を置きながらも、協力して謎を探るペイはダンチャオ。
中国の役者さん、私は初めてかな???独特の白髪、白眉・・・いい雰囲気でした。


香港俳優、レオン・カーフェイ。久々に観ました~。
訳ありの役です~静と動の演技が良かった。


アクション監督はサモ・ハン(日本でもおなじみ、サモ・ハン・キンポー←燃えよデブゴンだよ~)
様々なシーンでのアクション、どれも素晴らしかった~♪
アンディのアクションも冴えわたっていたよ~~~。カッコいい!!!


巨大な仏塔、通天仏建立とか人体発火シーンとか化身術とかCGもよかった!
人体発火の謎はここでは触れないけど~まぁ、あってもおかしくないかな???
そして、結果・・・ディー・レンチェも
あの闇市“亡者の市”という地下世界の住人となってしまった~~~涙。
“亡者の市”は、ちょっとパイレーツの世界(ティア・ダルマの家がある場所の雰囲気)と似ていたりする・・・


古装ものはお得意なツイ・ハーク監督。一時不振だったそうなんですが、この作品で完全復活!
是非是非シリーズものとして作って欲しいところ・・・(願)


※ディー判事とは・・・
紀元630年に生まれた実在の人物、狄仁傑(てきじんけつ) 
各地の知事を歴任後、中国の歴史上で唯一の女帝である即天武后に仕え法務大臣にまでなった。
「ディー判事」シリーズは、“中国版シャーロック・ホームズ”として欧米で熱烈に支持されている。


マリー的お気に入り度 ・・・ ★9個+半 (アンディがカッコいいだけじゃなく、お話も面白い!)




『ドライヴ』

2012-05-23 20:26:35 | 映画(た行)
                        疾走する純愛


『ドライヴ』
監督・・・ニコラス・ウィンディング・レフン
原作・・・ジェイムズ・サリス
出演・・・ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、アルバート・ブルックス、ブライアン・クランストン、クリスティナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン、オスカー・アイザック 他


  【解説】
スタントマンと逃がし屋の二つの顔を持つドライバーの姿をクールに描き、欧米の評論家の称賛を浴びたクライム・サスペンス。昼と夜では別の世界に生きる孤独な男が、ある女性への愛のために危険な抗争へと突き進んでいく。メガホンを取ったデンマーク人監督ニコラス・ウィンディング・レフンは、本作で第64回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。『ブルーバレンタイン』のライアン・ゴズリングと、『17歳の肖像』のキャリー・マリガンの演技派が出演。緊迫感あふれるバイオレンスとフィルム・ノワールのような雰囲気、ジェットコースターのような展開から目が離せない。
 【STORY】
天才的なドライブテクを武器に、昼は映画のカースタント、夜は強盗逃し専門の運転手をしているドライバー(ライアン・ゴズリング)。ドライバーはアイリーン(キャリー・マリガン)にひそかに思いを寄せていたが、彼女には服役中の夫スタンダード(オスカー・アイザック)がいた。ある日、服役から戻ってきたスタンダードがガレージで血まみれで倒れている姿をドライバーが目撃し……。



凄いドライビングテクニックとか、待つのは5分のみ犯罪の手助けするシーンがたくさんあるのかと思ったら、そちらは少なかった、
そういう映画を期待してたお客さん(私もだけどね 笑)が多かったのか、私以外は全員男性でした~(それもちょっと怖かった!)

バイオレンス描写も多くて、まるで私の好きな香港ノワールみたい。でも、純愛映画っぽい雰囲気もあり~実際ラブ・ストーリーなのかな?

台詞は本当に少なくて、主人公の過去も名前すらなかった。
何故運転がそんなに上手いのか、危険を察知する能力に優れているのか、どうしてそこまで強いのか説明も一切ない。
全ての無駄を省いた映画。

様々なシーンで効果的に流れる音楽がまた素敵。


寡黙なライアン・ゴズリングが未だかつてないカッコよさ・・・実は、彼のことあんまり好きじゃなかったんだけど、これはよかった!
関係ないけど、運転が上手い男性ってポイント高いよね~。ハンドルを手のひらでくるくる回したり、バックする時にシートに手をかけたり
その上、この主人公みたいに皮手袋きゅっきゅってしたら~うっとりです。←これは指紋を残さない為だったかもしれないけど・・・
migさんが名付けた「Mr.glove」に納得!(笑)


キャリー・マリガンがあんな可愛い顔して人妻~?って思ったら、実は18歳位で産んでる設定で納得。
彼女も台詞がホント少ないので、ドライバーに好意を寄せつつも出所してきた旦那にも冷たく出来ないし・・・っていう心の動きも全部視線だけで演じてた。演技力のある彼女だから十分伝わったけど・・・
でも、自分の為にドライバーがそこまでやってくれたって分かってない風なんだよね。残念ながら~。


悪者は見るからに悪者なので分かりやすいストーリー展開。お話は割と単純なのだけど。ただ内容が凄い!
スタイリッシュな映像に所々凄い暴力描写が入って~そこに、ここに合う?という曲がかかるのだけど
これがいいの。

ドライバーもアイリーンもお互いに惹かれながら、一線を越えることはないのだけど唯一、ドライバーが気持ちを見せるエレベーターのシーンが胸きゅん♪
女性が憧れるシチュエーション。素敵・・・
でもその後のボコボコに逃げちゃう~~~?あの時の彼の哀しそうな表情が胸を打つ。

ドライバーが何故昼の顔と夜の顔を持っているのか説明は一切ないけれどお金の為ではないってことは分かる。
彼の哀しい性がさせているのか・・・想像するしかない。
ラストも切なく、美しい・・・


マリー的お気に入り度 ・・・ ★9個 (雰囲気が好きだなぁ~)



『ダーク・シャドウ』

2012-05-20 22:00:33 | 映画(た行)
                  ヴァンパイア・バーナバス フツーでない理由

         その1 愛人をフッて、ヴァンパイアにされた
         その2 200年ぶりに蘇ったので、時代の流れについていけない
         その3 髪型がちょっとおかしい
         その4 人を襲うのは、ちょっと
         その5 サングラスがあれば、太陽光もへっちゃら
         その6 そして、家族思い
                       

『ダーク・シャドウ』
監督・製作・・・ティム・バートン
音楽・・・ダニー・エルフマン
出演・・・ジョニー・デップ、エヴァ・グリーン、クロエ・グレース・モレッツ、ヘレナ・ボナム=カーター、ミシェル・ファイファー、ジャッキー・アール・ヘイリー、ベラ・ヒースコート 他


【解説】
数々のヒット作を送り出してきたジョニー・デップとティム・バートン監督が、8度目のタッグを組んだファンタジー。1960年代に放映されたテレビドラマを基に、魔女によってヴァンパイアにされ200年にわたり生き埋めにされていた男と、その末裔(まつえい)たちの姿を描く。同シリーズのファンであるジョニーが主人公バーナバス・コリンズを演じ、これまでのヴァンパイアのイメージを一新するような演技を披露。共演にはミシェル・ファイファー、クロエ・グレース・モレッツ、ヘレナ・ボナム=カーターら豪華キャストがそろう。

【STORY】
イギリスからアメリカに移り住んだお金持ちのコリンズ家に生まれたバーナバス(ジョニー・デップ)は、魔女アンジェリーク(エヴァ・グリーン)によってヴァンパイアにされてしまった上に、生きたまま埋められてしまう。その後、ふとしたことで彼は200年の眠りから目覚めるが、コリンズ家はすっかり落ちぶれていた。バーナバスは、コリンズ家再建を末裔(まつえい)と成し遂げるべく、自らの父の言葉である「唯一の財産は家族」を胸に行動を起こす。




予告編を何度も観て、とっても楽しみにしてた~!
ジョニー&バートンっていうだけでテンション上がるのに、クロエちゃんやミシェル・ファイファー・・他の役者さんも楽しみだった!
でも観終わって・・・一番印象に残ってるのはエヴァの魔女~これって???

予告編で楽しいシーンを見せすぎじゃないのかな?
確かにアレを観て、足を運ぼう~という人も多いかもしれない。けど・・・けど・・・もっともっと、って多くを期待しすぎてた私には、ちょっと物足りないんだわ。

この映画の基となったのはアメリカのソープ・オペラ(日本で言う、いわゆる昼メロ)バートン監督がリメイクするに当たって同じ年代にしたのは、やはりオリジナルへのオマージュなのかな?
1972年という時代・・・ちょっと懐かしい雰囲気。(カーペンターズ、いいね)
ダークなストーリーなのに色彩豊か・・・ジョニーのバーナバス以外は派手な色ではないけど色が溢れてるイメージ。
特にエヴァは凄かった!真っ赤なルージュが人喰いのよう・・・怖い怖い!
バーナバスのお屋敷がステキだった!彫刻や調度品の一つ一つも。


ジョニーのヴァンパイアはとってもキュートで、口の周り血だらけでも全然怖くない。
アンジェリークの誘惑に負けての激しいラブシーンには笑ってしまった!反省してるとこが滅茶苦茶可愛い!!
落ち着いて考えたら、あんなにたくさん殺人もやってるんですが・・・しかも罪もない人達を。そんなとこはブラック満載なんだけど、全然気にはならないんだよね。


エヴァ・グリーンって、実はあんまり得意じゃない・・・。
でもでもこの魔女役、素晴らしかった!本当にハマり役。
可愛さ余って憎さ百倍~を十分堪能させていただきました。愛が深すぎた・・・だから最期のシーンは哀れだった。


ミシェル・ファイファーって私の好きな『スターダスト』」(2007年)では魔女役だったの。
彼女の魔女もよかったんだ~~。
今回は没落した家の再興の為一人で奮闘する女主人。まぁ彼女のイメージそのまんま、合ってました。


おなじみのヘレナがなんか中途半端な役だったなぁと・・・
せっかくの彼女の“アクの強さ”が生かされてないなと思ったら、やっぱり最後は美味しいとこ持ってくんだよね。


ベラ・ヒースコートって印象的なキレイな子ですね~。『TIME』では、もしかして富裕層の歳取ってない母親だったかな?
キレイだけど、なんか人工的っていうか人間っぽくない表情が良かった。
ヴィクトリアがなんで突然家庭教師をして現れたのかと思ったら、あんな導きがあったとは・・・


クロエ・グレース・モレッツを観るのが楽しみでした~~~。
もっともっと見たかったなぁ。人を小馬鹿にしたような生意気な表情がいいよね。



アリス・クーパーを可愛い女の子だと思って招待したバーナバスに笑った!そしてあんなに曲披露って凄いね。もうかなりお歳だと思うけど素晴らしかったです。
日光に当たれないバーナバスがいろんな場所を寝床にしてるのが可笑しかった!
クローゼットや段ボール、カーテンに逆さまにぶら下がったり・・・でも催眠術以外にも、もっと能力持ってそうだったけど見せてくれなかったね。



ちょっとダークでコミカルで懐かしい作品。
お話も嫌いじゃないし~というより好きなヴァンパイア話だし、映画の色調や雰囲気も好みだし、役者さんもいいし、音楽もいい~
それなのに、大好きだ~!と言えない自分がいます。なんだろう?

全体的に見て、ジョニーとエヴァはともかく・・・せっかくのミシェル、クロエちゃんやヘレナ。こんなに個性的ないい役者さんを生かし切れてないような?
クロエちゃんなんて、あんな凄い秘密を持ってたっていうのに唐突すぎて、えっ!?これだけ~?で終わったし・・・
ジョニーとバートン監督、それだけでハードル高いのかもしれない。

もう1回観てから追記するかも・・・



マリー的お気に入り度 ・・・ ★9個ちょっと (ジョニーの映画なら文句なしでいつもお気に入り~★10個みたいな感じでしたが、今回は9個で・・・)


『ファミリー・ツリー』

2012-05-18 22:28:24 | 映画(は行)
ファミリー・ツリー
それは、大地に根を張り、受け継がれる家族の系譜




『ファミリー・ツリー』
監督・脚本・製作・・・アレクサンダー・ペイン
出演・・・ジョージ・クルーニー、シャイリーン・ウッドリー、アマラ・ミラー、ボー・ブリッジス、ロバート・フォスター、ジュディ・グリア、マシュー・リラード、メアリー・バードソング 他

【解説】
『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン監督と、『オーシャンズ』シリーズのジョージ・クルーニーがタッグを組んだ感動作。ハワイを舞台に、家族崩壊の危機に直面したある一家の再生のドラマをユーモアを交えて映し出す。クルーニーが父親役で新境地を開拓し、シャイリーン・ウッドリーとアマラ・ミラーという期待の若手女優たちが彼の娘を好演。独特のハワイ文化を背景に、さまざまな要素が入り混じったドラマが共感を呼ぶ。

【STORY】
マット(ジョージ・クルーニー)は、妻と2人の娘と共にハワイで暮らしていた。ところがある日、妻がボートの事故に遭い、そのまま昏睡状態となってしまう。それをきっかけに、妻が彼と離婚するつもりだったことや、そのことを長女(シャイリーン・ウッドリー)だけでなく友人たちも知っていたことが判明しショックを受ける。



様々な賞を受賞~アカデミー賞では<脚本賞>を受賞。
観てきました~。
私好みの作品だった。

今までカッコいい役が多かったジョジクル兄貴が、知らない間に妻に浮気されてるという、ちょっと情けない男をリアルに演じてた。
しかもその妻は事故で昏睡状態・・・と、ともすれば、滅茶苦茶暗くなりがちな題材を軽妙に後味良く描いてました。

舞台がハワイってこともあるのかなぁ。
ハワイアンが流れる中、美しくゆったりとした時の流れを感じて~都会のあくせくとした雰囲気が全然なくて
穏やかな気持ちで観ることが出来ました。

マットがどの程度、家庭をおろそかにしていたかは分からないけど、仕事仕事で不在。多分、妻は満たされない想いを抱え~子育てに、遊びに夫不在のまま楽しんでいたのでしょう。
あまりにもありがち・・・日本にも多いね。このパターン・・・
火遊びのつもりが本気にってこれもよくあることで。昏睡状態にならなければ、発覚することもなかったのかな?それとも長女が我慢できずいつかは話していたかな・・・

でも・・・友達じゃないけど、昏睡じゃ弁明も出来なくて確かに可哀そう。不貞を働いていた理由もあったろうし、後に分かる事実も妻にはツライことだし。そんな騒ぎを知らずに、眠っていて幸せだったかも。。。
あの失礼な妻の父の言い分もわかるしね、自分の娘はいくつになっても可愛いもんです。娘可愛さのあまりああいうこと言うよね。
アルツハイマーであろうお母さんも分からなくて幸せ。



ほとんど出ずっぱりのジョジクルさん、すご~~くよかった。
むごい真実を知って、あわあわしてたり、嫉妬でヘンな行動を取ったり・・・
思春期の娘と反抗期の娘に翻弄されながら、家族を守ろうと必死になってて。彼の喜怒哀楽の表情に惹きこまれた~


娘役の2人(シャイリーン・ウッドリー、アマラ・ミラー)もナチュラルでとっても良かったし~長女アレックスの彼氏シド(ニック・クラウス)も最初えっ!?って子だったけど、だんだん馴染んできて、彼が自分のことを語った時には、アレックスと寂しさも分かりあえた仲だったのかなと思った。
ところで、このニック~『トワイライト』の狼テイラー・ロートナーに似てない?兄弟かと思ったわ。


普通なら昏睡状態の妻、家族の再生~で終わりそうなんだけど そこに絡んでくる先祖の土地問題・・・
実は、マットはカメハメハ大王の血を引き~先祖が遺した広大な土地の売却問題も抱えていた。これが加わることで更に面白く(楽しいって意味ではないです)なってくる。
そこに実は浮気相手まで絡んで・・・って盛りすぎ?(笑)

浮気相手の奥さんは気の毒でした。
マットにキスまでされて(? ?)って顔・・・
きちんとけじめをつけにきたのは偉い。(ちょっと迷惑)


私、ハワイが好きなので~いろんな風景見てるだけで幸せでした♪青い海や山からの景色だけじゃなく、街の様子や普通の家並み。
なんだかすご~~く癒された。


印象的なシーンがいくつか・・・
亡くなった妻の遺灰を海に撒き、3人で首に掛けていたレイを投げる。レイは青い海に名残惜しそうにしばらく浮かび、水中に消えてゆく・・・家族にさよならを言うように。
切なくて胸が熱くなった。

ラストシーン・・・
父、そして娘2人~3人で1枚のハワイアンキルトを掛けてTVを観ている。言葉はなくても気持ちが伝わってくる美しいシーン。このハワイアンキルトは病室で昏睡状態の母が掛けていたもの。
多分、代々家に伝わる大切なキルトなんだろうなぁ。


マリー的お気に入り度 ・・・ ★9個(かなり好き~)