南北海道大会はいよいよ大詰め、明日は準決勝、明後日に甲子園出場をかけた決勝戦が待っている。ベスト4には昨夏から追い続けてきた札幌日大高も名を連ねることができた。その札幌日大高を中心に今後戦いを占ってみることにした。
明日の準決勝戦は、第一試合が浦河高 対 小樽潮陵 第二試合が東海大四 対 札幌日大の対戦である。
浦河、小樽潮陵の両校ナイン、そして関係者には悪いが、第二試合の東海大四 対 札幌日大戦が実質的な決勝戦ではないか、とみるのが大方の見方だろうと思われる。つまり、チーム力、実績、その他あらゆる角度からみて明日の第二試合の勝者が十中八九は決勝戦においては勝利するだろうと私は見ている。
※ 札幌日大高の命運を握るエース佐藤憲一君の投球フォームです。
そこで第二試合について私なりに展望してみることにする。
その前に、東海大四高の準々決勝戦の対札幌第一高戦を振り返っておくことにする。
まず、例によってランニングスコアである。
《7/20 第一試合》
東海四 020 203 040 11
札第一 002 000 030 5
この試合、放った安打は東海大四16、札幌第一7である。東海大四の打線が非常に活発だったことを物語る。しかし、札幌第一の先発の石橋君はいつになく打たれたが、5回1/3の投球で実に9個もの三振を奪っている。実は東海大四は札幌第一が繰り出した4投手から12個もの三振を喫しているのだ。
一方、東海大四の大黒柱の西嶋君は被安打こそ7本であるが、四死球4個与えて、5点を許している。この日も試合前半はキレのあるボールと、巧みな投球術で札幌第一打線を翻弄していたが、8回には4本の長短打を集められるという隙を見せている。
そこで東海大四 対 札幌日大戦である。
まず投手力から見ていくと、実績としては西嶋君の方が昨年秋、今年春の大会と確かな成績を残している。しかし、ここにきて札幌日大の佐藤君の安定感は抜群である。特に駒苫戦で本塁打の1点に抑えきったことは佐藤君にこれまで積み上げた自信に、さらに大きな自信を与えたと思われる。
西嶋君が対札幌第一戦で隙を見せたところを考えると投手力は五分五分、いやあるいは現時点では佐藤君が上回っているともみることができる。
当日朝になって忘れていた大切な要素に気付いた。両投手の疲れである。前の試合で完投してから中一日での登板である。しかもどちらも今大会3試合目である。炎天下での投球で疲れは相当なものと思われるが、そのことが投球にどう影響するか?
お互いに完全な状態ではないと思われるが、今できる最高のパフォーマンスを発揮してほしいと願いたい。
※ 札幌日大の前にいつも立ちはだかってきた東海大四の西嶋亮太投手です。
次に打撃力である。
東海大四の打撃陣は南大会に入って7点、11点と好調である。対札幌第一戦は全員安打を記録し、全体に好調そのものといった感じである。
一方、札幌日大は5点、5点と自慢の打線はいま一つ物足りないようにも思われる。
そう印象づけるのは主軸の松田君の調子がいま上がっていないところにあるようだ。松田君の前を打つ西君も2試合で1安打に止まっている。救いは松田君の後を打つ兼村君が爆発してくれたことで駒苫戦を勝ち上がることができた。
今一つ調子が上がっていない札幌日大の打線だが、潜在力はナンバーワンだと思っている。その力が東海大四戦では必ず爆発してくれると信じている。特に西君、松田君は好打者だけに、好投手西嶋君に対したときこそ本領を発揮してくれるだろう。
ここにきて急成長したエース佐藤君が粘り強い投球で東海大四打線を最少失点に抑え、力のある札幌日大打線が宿敵であった西嶋君を最後に攻略する。そんなシナリオを描きながら明日円山に向かいたいと思う。
いずれにしても先制点が試合を大きく左右すると考えられる。まずは先制点の攻防を見守りたい。
もう一つの準決勝戦 浦河高 対 小樽潮陵戦は、小樽北照を下し、南大会に駒を進めてからも比較的安定した戦いをしている小樽潮陵の方が一枚上ではないだろうか。
浦河の勢いも捨てがたいが、両校の力を比較した時には小樽潮陵がわずかに上回っているように思える。
札幌日大 対 小樽潮陵 という決勝戦の実現を夢みながら眠りに就こう…。
明日の準決勝戦は、第一試合が浦河高 対 小樽潮陵 第二試合が東海大四 対 札幌日大の対戦である。
浦河、小樽潮陵の両校ナイン、そして関係者には悪いが、第二試合の東海大四 対 札幌日大戦が実質的な決勝戦ではないか、とみるのが大方の見方だろうと思われる。つまり、チーム力、実績、その他あらゆる角度からみて明日の第二試合の勝者が十中八九は決勝戦においては勝利するだろうと私は見ている。
※ 札幌日大高の命運を握るエース佐藤憲一君の投球フォームです。
そこで第二試合について私なりに展望してみることにする。
その前に、東海大四高の準々決勝戦の対札幌第一高戦を振り返っておくことにする。
まず、例によってランニングスコアである。
《7/20 第一試合》
東海四 020 203 040 11
札第一 002 000 030 5
この試合、放った安打は東海大四16、札幌第一7である。東海大四の打線が非常に活発だったことを物語る。しかし、札幌第一の先発の石橋君はいつになく打たれたが、5回1/3の投球で実に9個もの三振を奪っている。実は東海大四は札幌第一が繰り出した4投手から12個もの三振を喫しているのだ。
一方、東海大四の大黒柱の西嶋君は被安打こそ7本であるが、四死球4個与えて、5点を許している。この日も試合前半はキレのあるボールと、巧みな投球術で札幌第一打線を翻弄していたが、8回には4本の長短打を集められるという隙を見せている。
そこで東海大四 対 札幌日大戦である。
まず投手力から見ていくと、実績としては西嶋君の方が昨年秋、今年春の大会と確かな成績を残している。しかし、ここにきて札幌日大の佐藤君の安定感は抜群である。特に駒苫戦で本塁打の1点に抑えきったことは佐藤君にこれまで積み上げた自信に、さらに大きな自信を与えたと思われる。
西嶋君が対札幌第一戦で隙を見せたところを考えると投手力は五分五分、いやあるいは現時点では佐藤君が上回っているともみることができる。
当日朝になって忘れていた大切な要素に気付いた。両投手の疲れである。前の試合で完投してから中一日での登板である。しかもどちらも今大会3試合目である。炎天下での投球で疲れは相当なものと思われるが、そのことが投球にどう影響するか?
お互いに完全な状態ではないと思われるが、今できる最高のパフォーマンスを発揮してほしいと願いたい。
※ 札幌日大の前にいつも立ちはだかってきた東海大四の西嶋亮太投手です。
次に打撃力である。
東海大四の打撃陣は南大会に入って7点、11点と好調である。対札幌第一戦は全員安打を記録し、全体に好調そのものといった感じである。
一方、札幌日大は5点、5点と自慢の打線はいま一つ物足りないようにも思われる。
そう印象づけるのは主軸の松田君の調子がいま上がっていないところにあるようだ。松田君の前を打つ西君も2試合で1安打に止まっている。救いは松田君の後を打つ兼村君が爆発してくれたことで駒苫戦を勝ち上がることができた。
今一つ調子が上がっていない札幌日大の打線だが、潜在力はナンバーワンだと思っている。その力が東海大四戦では必ず爆発してくれると信じている。特に西君、松田君は好打者だけに、好投手西嶋君に対したときこそ本領を発揮してくれるだろう。
ここにきて急成長したエース佐藤君が粘り強い投球で東海大四打線を最少失点に抑え、力のある札幌日大打線が宿敵であった西嶋君を最後に攻略する。そんなシナリオを描きながら明日円山に向かいたいと思う。
いずれにしても先制点が試合を大きく左右すると考えられる。まずは先制点の攻防を見守りたい。
もう一つの準決勝戦 浦河高 対 小樽潮陵戦は、小樽北照を下し、南大会に駒を進めてからも比較的安定した戦いをしている小樽潮陵の方が一枚上ではないだろうか。
浦河の勢いも捨てがたいが、両校の力を比較した時には小樽潮陵がわずかに上回っているように思える。
札幌日大 対 小樽潮陵 という決勝戦の実現を夢みながら眠りに就こう…。