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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

かでるウィーク 桂枝光の芸に酔う

2008-11-12 19:37:39 | ステージ & エンターテイメント
 機関銃のように言葉が飛び出すテンポの良さ・・・
 時流を得た小話を挿入する巧さ・・・ 
 人柄が滲み出たような明るい語り・・・ 
 桂枝光師匠の芸に酔わされた一夜でした。

 私が勤務する事務所が入っている北海道立道民活動センター「かでる2・7」(地図)では、11月に「かでるウィーク」と称して館主催の文化的事業を集中して開催しています。
 今年も6本のさまざまな催しを展開中です。
 そのトップバッターを飾って行われた「古典芸能の夕べ<落語と津軽三味線+講談>に観賞することにしました。(チケットは1,800円)
        

 出演は、◇落語・桂枝光 ◇三味線・佐藤敏彦 ◇講談・日向ひまわりといった面々です。
 桂枝光さんはご存知のように札幌を中心に活躍する落語家です。
 佐藤敏彦さんも札幌を根拠地として活動されていて、佐藤流三弦会を主宰しています。
 唯一、日向ひまわりさんだけが東京からゲスト的に参加されたようです。

 三人の舞台とはいっても、メインはあくまでも桂枝光師匠です。
 桂師匠は2度舞台に登場しましたが、主任(トリ)の演目は「地獄八景亡者戯」(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)というもので演目時間が60分という長編でした。
 話の中身は演題通りあの世の話なのですが、まあ60分もの間テンポ良くよどみなく語り続けることができるなぁ、と感心してしまいます。私は相当の鍛練の末暗唱されているのでは、と思いながら聴いていました。ところがその中につい2~3日前のニュースネタや話題が違和感なく挿入され、笑いを誘うのです。
 これはもう長年にわたる鍛練によって身に付けた高度の技としか言いようがありません。

 桂師匠は札幌を根拠地の一つとして活動を続けていると先に紹介しましたが、彼が主宰(?)する「平成開進亭」は月一度のペースで、公共施設を会場に開催されていて、私も一度参加したことがあります。
 桂枝光師匠の芸に注目していきたいと思っています。