田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ウォーク 49 豊平区・旧豊平町ルート

2008-11-14 21:48:01 | 札幌ウォーク & Other Walk
 このルートの正式名は「水車町・旭町から旧豊平町を巡るルート」(マップ)4.4㎞という長い名称です。
 マップを見てお分かりの通り、ずいぶん複雑なコース設定になっています。
 
 スタート地点の豊平橋の袂に向かうため、地下鉄「豊水すすきの」駅で下車し、豊平橋を渡り、豊平橋緑地に立ちました。
 緑地には豊平川右岸の渡船場の渡り守だった「志村鐵一」の記念碑が建っています。(志村鐵一についての説明はこちら
                

 豊平川河畔に別れを告げ、コースは水車町公園に導かれます。ここは明治30年代から大正末期にかけて、豊平川の枝川の水車川の水を利用して水車を回していたそうです。最盛期には7台の水車を回す水車小屋があったということです。
 公園にはそのことを記す水車のモニュメントのようなものがありました。
        
        ※ 私がモニュメントのようなと言ったのは、奥に見える白い
          営造物です。(ちょっと見えませんね)

 その水車小屋の実物模型が近くの旭小学校の校庭にありました。
 夏季間は実際に回しているようですが、冬間近の今は休止していました。こうした地域の産業・文化を後世に伝えていこうとする営みは大切にしたいものですね。
        
        ※ 右奥に見えるのが水車です。(実物模型?)

 コースは複雑に折れ曲がり難得神社という小さな神社の境内で銀杏を拾い、北海学園大学の建物が林立する旭町に向かいます。(難得神社についての説明はこちら
        

 コースが複雑なために、コースを外れないようにと気の抜けないウォークが続きます。

 豊平小学校前を通過し、旧定山渓鉄道豊平駅跡を目ざしました。
 その駅の面影が見られるという豊平4条9丁目に立ったのですが、周りをいくら探してもそれらしきものが見えません。
 あきらめきれない私は地域の古老のような方を見つけ聞いたところ、すでに取り払われてしまったということでした。(残念!)その古老から「線路の跡が分かるよ」ということでしたので、改めて見てみると、確かにマンションの前に不自然な形で駐車場が出来ていましたがどうやらそこが線路跡のようでした。

 そこから国道36号線を少し歩くと、「ここに豊平町役場ありき」という旧豊平町役場の碑が道路横に建っていました。
 以前、「あんぱん道路ルート」(そのレポートはこちら)をウォークした時にも「旧豊平町役場跡」というのがありましたが、調べてみるとこちらから明治43年にあんぱんルート沿いの月寒に移転し、さらに現在の豊平区役所へと変遷を重ねたようです。
        

 コースはその後、国道453号線に移り北海学園大学近くの豊陵公園でゴールでした。
 複雑なコースはけっこう神経が疲れました。(ふーっ)
《ウォーク実施日 ‘08/11/03》