田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ファンタジア・エンターテイメントの挑戦

2008-11-26 17:33:33 | 講演・講義・フォーラム等
 成長企業「ファンタジア・エンターテイメント」を引っ張る水澤佳寿子46歳。
 理念を語り、明日を語る姿はとてもかっこよく私の目には映った。

 「札幌ウォーク」、「札幌麺紀行」とシリーズ物が続く私のブログですが、時には一休みして趣を変えたものをと考え、過日の講演会の模様をレポートすることにしました。

 札幌市資料館(ここ⇒)では定期的に文化講演会を開催しています。
 11月23日(日)はその第5回目としてファンタジア・エンターティメント社長の水澤佳寿子氏を迎えての講演会でした。
 「ファンタジア・エンターティメント」と聞いてもよく分からない人でも、道民ならばバスケットボールチーム「レラカムイ北海道」の運営会社と聞けばお分かりのことでしょう。
 その水澤社長が「札幌とスポーツ」~プロバスケット・ゼロからのスタート~と題した講演を拝聴してきました。
                

 水澤氏は大学を卒業後、フリーアナウンサーとして活躍しながら、その関連で企画運営会社を興したことから企業人としての歩みを始めたとのことでした。
 その後、山あり谷ありの企業人生を送ってきたことを紹介されました。(その間のことについては、こちらを参照ください。⇒)
 そして今、「レラカムイ北海道」のチームの戦績はイマイチながら、集客力では日本バスケットボールリーグ加盟8チームの中で随一を誇っているのです。

 他のチームのように親会社もなく、何もないところからスタートした会社がチームを持ち、一年目から採算ベースの経営をするところに水澤氏の企業人としての並々ならぬ手腕を窺い知ることができます。
        

 水澤氏の語る企業としての戦略、チームの夢、地域への貢献等々、魅力たっぷりの内容でした。
 その全てを紹介することはできませんが、一つ二つを紹介すると、まず会社の理念としてバスケットボールを通して北海道内各市町村を結びたい、さらに北海道とアジアを結びたいと考えているということです。その証(?)として会社名のFantasiaの中にアジアの文字を含めていると話されました。Fantasia・・・、なるほどasiaの名が含まれています。
        

 そして最後に水澤氏は、企業人として、一個人として次の四つのことをいつも意識して生きてきたし、生きていきたいと結ばれました。
①自分の美学として志を高く持ち、それを忘れない。
②子どもは魔法の鏡であり、子どもに見られても恥ずかしくない自分でいたい。
③今を大切にしたい。1日86,400秒を使い切る気持ちで!
④気がついたら行動する、即決性を大切にしたい。

 チームの戦績とともに、これからもきっと山あり谷ありの企業経営が続くのではと思われます。笑顔の後にしたたかな戦略を秘めながら、ファンタジア・エンターテイメントが、レラカムイ北海道が飛躍されることを願って止みません。