田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

運搬排雪見学会

2008-02-10 22:36:50 | 札幌(圏)探訪
 北海道で生まれ、北海道で暮らしてきた私にとって、道路の排雪風景は特に珍しいものではありません。
 しかし、年間に6メートル以上の降雪があるという大都市札幌の排雪の様子を見ておくことも後学のためと思い、札幌市の主催する見学会に参加しました。

 時間は夜の8時、会場は大通公園の11丁目。
 札幌市民に混じって観光客の顔もちらほらあり、見学者数は3~40名くらいだったでしょうか。(主催者としてはもう少し多くの見学者を期待していたかも?)

 排雪作業には、ロータリー除雪車、ダンプトラック、除雪ドーザー、融雪剤散布車など、札幌市や道開発建設部が有する除雪機器を次々と披露してくれました。
 私にとってはどれも見慣れているものばかりでしたが、ロータリー除雪車はこれまで見たことのあるものよりはかなり大きく、効率の良いものだったようです。(写真の車)あっという間にダンプの荷台は雪で一杯になってしまいました。

 改めて感じたことがあります。
 それは排雪作業というのは、雪を運搬するダンプトラックが相当数必要だということです。すぐにダンプの荷台が一杯になるので、係員に尋ねました。
 「100メートルを排雪するのにダンプ何台くらい必要なのですか?」と、そうすると「雪の嵩にもよりますが、100メートルでおよそ6~7台が必要です」とのことでした。
 ということは、札幌市内の主要道を排雪するだけでも莫大なダンプの数が必要になってきます。

  190万都市札幌の冬の交通をスムーズにさせるためには、相当のコストが必要なのだということを改めて認識させられた運搬排雪見学会でした。