過日、ほくでん環境講演会 気象台調査官が語る「南極の今、北海道の未来」と題する講演会に出席してきました。
会場は札幌駅そばの札幌国際ビル、講師は第33次、第39次南極地域観測隊に派遣された経験をもつ札幌管区気象台の岸 隆幸調査官でした。
講演会というのは、自分の期待値に対してどうであったかによって、講演会の印象そのものが大きく違ってきます。
今回の場合、私は少し期待を大きく持ちすぎていたのかな、というのが偽らざる印象でした。
岸調査官は誠実なお話しぶりでしたし、PCを駆使してさまざまな資料を提示して説明してくれました。
しかし、私からみて環境問題に対する新しい情報は特になかったように感じたことが先のような印象に繋がったのだと思います。
つまり私たちは耳学問で地球の環境問題の現状をかなりの程度把握しているということなのかも知れません。
岸調査官はさまざまなデーターを提示し、長期的な観測の結果、地球の気温が上昇してきていることを示してくれました。その上昇も農山漁村部より都市部に顕著であることもデーターは示していました。
このことは、人為的な要因で気温が上昇していることを表しています。
この人為的な要因をどれだけ抑えるかで、未来の気温の上昇率は大きく違ってくるとの予測を示してくれました。
岸調査官はあくまでデーターを収集し提示するという立場を崩しませんでした。
つまり彼は未来に対する予測を、環境学者のようにセンセーショナルに唱えることはけっしてせずに、考えられるさまざまなケースを提示することに徹しました。
そのことは彼の立場をわきまえた賢明な判断だったと思います。
彼が唯一言っていたことは、人為的な気温の上昇要因を私たちがいかに抑える実践を継続できるかに懸かっているということでした。
なのに、あるTV番組で「北海道の人たちは冬に室内で短パン、Tシャツでアイスをほおばっている」と流されていました。これでは北海道人はまるで環境問題に無関心であるかのような誤解を与えかねませんよね・・・。
会場は札幌駅そばの札幌国際ビル、講師は第33次、第39次南極地域観測隊に派遣された経験をもつ札幌管区気象台の岸 隆幸調査官でした。
講演会というのは、自分の期待値に対してどうであったかによって、講演会の印象そのものが大きく違ってきます。
今回の場合、私は少し期待を大きく持ちすぎていたのかな、というのが偽らざる印象でした。
岸調査官は誠実なお話しぶりでしたし、PCを駆使してさまざまな資料を提示して説明してくれました。
しかし、私からみて環境問題に対する新しい情報は特になかったように感じたことが先のような印象に繋がったのだと思います。
つまり私たちは耳学問で地球の環境問題の現状をかなりの程度把握しているということなのかも知れません。
岸調査官はさまざまなデーターを提示し、長期的な観測の結果、地球の気温が上昇してきていることを示してくれました。その上昇も農山漁村部より都市部に顕著であることもデーターは示していました。
このことは、人為的な要因で気温が上昇していることを表しています。
この人為的な要因をどれだけ抑えるかで、未来の気温の上昇率は大きく違ってくるとの予測を示してくれました。
岸調査官はあくまでデーターを収集し提示するという立場を崩しませんでした。
つまり彼は未来に対する予測を、環境学者のようにセンセーショナルに唱えることはけっしてせずに、考えられるさまざまなケースを提示することに徹しました。
そのことは彼の立場をわきまえた賢明な判断だったと思います。
彼が唯一言っていたことは、人為的な気温の上昇要因を私たちがいかに抑える実践を継続できるかに懸かっているということでした。
なのに、あるTV番組で「北海道の人たちは冬に室内で短パン、Tシャツでアイスをほおばっている」と流されていました。これでは北海道人はまるで環境問題に無関心であるかのような誤解を与えかねませんよね・・・。