ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

さいたま市桜区下大久保の田圃に、珍しい水鳥のタマシギが来ています

2013年05月05日 | 季節の移ろい
 さいたま市桜区下大久保の荒川沿いに広がっている通称“大久保農耕地”と呼ばれる、広大な田圃(たんぼ)に行った話の続きです。

 荒川河畔にある荒川総合運動公園の荒川下流側にも田圃が広がっています。通称“大久保農耕地”とは荒川総合運動公園を挟んだもう一方の田圃などです。この荒川下流側の田圃の一カ所に大勢の方が一眼レフカメラを構えているのが、遠くから見えたので、近づいてみました。



 田圃の畔沿いをジグザグに歩いて、この場所に行ってみました。

 望遠レンズ付きの一眼レフカメラを三脚に載せている方に「何を撮っているのですか」と伺うと、ベテランの野鳥観察愛好者の方が「タマシギという珍しい水鳥がいるので」と、親切に丁寧に教えていただきました。



 タマシギは関東以西にいるチドリ目タマシギ科の水鳥です。最近はあまり見かけなくなったといわれている珍鳥とみられている野鳥です。

 田起こしされた水田の稲わらと泥が混ざって少しこんもりしているところに、タマシギのオスが1羽います。上半身がみえています。

 タマシギのオスは目の周りの模様が独特の意匠になっています。このタマシギのオスは目を閉じて寝ているそうです。



 このタマシギのオスのすぐ側にメスも1羽いるそうですが、泥の模様に中に隠れて、どこにいるのかよく分かりませんでした。

 田圃に集まっている大勢の野鳥観察愛好者の方々は朝早くからシャッターチャンスを求めて、タマシギの動きを見守ってきたそうです。

 田圃の周囲には所々に草むらが点在しています。ある草むらの中に、キジのオスが1羽、潜んでいます。



 草むらの枯れたヨシには、オオヨシキリが1羽留まって、よく鳴いています。少し距離があるために、オオヨシキリの細部はよく見えませんでした。



 田植えが始まった田圃とその近くの草むらをよく観察すると、予想以上にさまざまな野鳥が潜んでいます。野鳥観察愛好者の方々は、お目当ての珍鳥を辛抱強く探し続けています。