ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

日本の国債の長期金利が2日連続で0.8パーセント台の大台に乗っています

2013年05月15日 | 日記
  2013年5月14日発行の朝日新聞紙の朝刊一面には「長期金利 急騰0.8%」という記事が載っています。

 5月13日の東京金融市場では、円安・株高が進む一方で、長期金利が急上昇し、一時年率0.800パーセントと、約3カ月振りの高水準になったと伝えます。



 長期金利が1日だけで0.1パーセント幅で上下する異例の展開になっているとも伝えます。日本銀行が4月4日に異次元の金融緩和を図る前は、長期金利は0.5パーセント程度でした。その後に、乱高下しながら上昇し続けています。

 さらに、5月14日発行の朝日新聞紙の夕刊一面には 5月14日の東京金融市場では前日に続いて長期国債が売られて価格が下がり、その分だけ、長期金利が上がっていると伝えます。目安になる「満期10年」の国債の利回りは14日午後に前日終値より0.035%幅高い0.825パーセントをつけて、1月11日以来の約4カ月ぶりの高い水準になったと伝えます。0.8パーセント台は2日連続で、先週末の0.6パーセント台から上昇が続いているそうでうs。

 東京金融市場では、米国や日本の景気が回復に向かうという期待からより高い利益が見込める株式などを買う動きが続いている結果、「国債を売る動きが強まっている」との大手証券会社のコメントを伝えます。

 5月13日に円も一時、102円台との円安を示し、円安傾向が止まりません。

 米国を中心とするヘッジファンドなどの機関投資家は、円安で円が動くだけで巨額の利益を上げています。日本株を買っている機関投資家も、当たり前ですが儲け狙いで購入し、儲けています。

 この結果、日本政府と日本銀行の意図に反して、日本の国債の長期金利が上がっています。この国債の長期金利をどう収めるのか、その有効な対策があるのか興味は尽きません。このままでは、想定外に事態を招く可能性があります。日本政府と日本銀行が、次に打つ手があるのかどうかが気になります。

 当面は住宅ローンの金利が上がるなど、庶民のふところを直撃します。

 日本企業は円安によって、事業収益を上げて黒字体質になっています。単純に喜んでいますが、その背後では企業が事業資金を金融機関から借りる時の金利が上がるなどと、何が起こっているのか、よく分かっていません。