自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
まだ、朝顔は咲いているけど…。
開け放った窓から
朝にはひんやりした空気がやってきて、
草むらでは虫たちが自慢のを歌い始め、
光には黄色と陰が混じり、
気がつくと日が暮れるのが早くなっていた…。
そんな夏の終わりには、
眠っていたが記憶が目を覚まし、
昔の夢を見たりする。
それは特別な思い出はなく、
何でもないありふれた日々のこと。
「あなたがここにいると、
昔みたいだね」
そんなセリフが似つかわしい。
そんなありふれた日々のこと。
だからよけい切なくて…。
まだ、朝顔は咲いているけど…。
朝顔
Copyright Maoko Nakamura