自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
こんな日は
大山に上がれば
どんなにいいだろうと
想いながら
予定をしていた
別の場所へ。
それも悪くはなかった
土曜の昼下がり。
どちらを選んでも
きっとよかった
土曜の昼下がり。
日野川の鴨とカワウ
用が
少し早く終わり
バス停に
少し早く着き
足湯に
少し浸かり
体が
少し温まる。
少し幸せな
昼下がり。
水面
雲が切れて
大山が姿を現すと
スキー場もまっ白に!
山はすっかり冬だ。
その冬が
次第に里に下りて来る。
気圧の関係で
100メートルに付
0.6℃気温が下がるので
大山山頂は
里より10℃くらい
寒いことになる。
今年も
暖冬といわれるが
カメムシが多いのが
気になるところ。
いつまでも
留まっていたい
やさしい朝。
犬も
そんな気持ちか
散歩も
ゆるりゆるり。
陽が当たれば
厚着に暑く
時々とまって
ゆるりゆるり。
漢字ではなく
ひらがなで書きたい
やさしい朝。
今朝の日の出
お土産は
元気な気持ち。
小さな
居場所、
いつもの
ところ。
あったか
あったか。
ペダルをこいで
風を切る。
松〈マツ科〉
お酒を
飲んでも
飲まなくても
誰でも少し
酔いたくなる
夕暮れどき。
空だって
ほら!
昨日の夕景
風が吹けば
一緒に揺れ
風がやめば
一緒に止まる。
一緒に
一緒に。
今少しだけ。
だってこんなに
よい天気。
だってこんなに
きみとぼく。
ぶたな〈キク科〉
コツコツ
コツコツ
聞こえてくるよ
太陽の
山登りの杖の音
コツコツ
コツコツ
山頂まで
あとわずか
今朝の日の出