自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
いつものバス停が
色とりどりの
ワンダーランド。
そうっと
木の葉の上を歩き
降り注ぐ
秋の終わりと
冬の始まりの
時間に包まれる。
思いがけず愉しき
バスを待つ時間。
ナンキンハゼ〈トウダイグサ科〉
山陰歴史館(旧米子市役所)
海行かば
かしこにクルミ
カラス技?
散歩の途中で。
初冬の公園に
ぎっしり生まれた
クローバーの子どもたち。
踏まれても
踏まれても
否
踏まれるほどに
大地に根を張る。
まっすぐ
高い空を見て。
「私の仕事は
そのばにいる人を
幸せにすること」
そうつぶやいて
静かにたたずむ。
空の涙を
受け止めながら。
クローバー〈マメ科〉
今生の
想いしたため
彩(あや)と散り
近くの公園で。
わが犬と散歩する時
ポケットにいつも
カメラを偲ばせている。
犬の写真を撮るためであるが
風景の写真を撮ったりもする。
その一枚を
フォトコンテストに出してみた。
出したのは6月頃だったので
すっかり忘れていたが
昨日、その写真が銀賞になっという
電話をもらった。
別格のグランプリがあり
金賞が3名、
銀賞は5名程度だそうだ。
賞品は地域の特産品。
この写真が撮れたのは
わが犬のおかげ以外の
なにものでもない!
もう一つ
一眼レフでないカメラの
性能アップのおかげでもある!
かわらなでしこ〈ナデシコ科〉
竹かめば
ひとかみごとに
幸きたり
皆生海岸で。
紅葉も
笑顔に見える
青い空。
歩くと汗
ばむくらいの陽気。
「暑い」と
文句を言うまい。
冬の贅沢
なのだから。
桜〈バラ科)
空晴れて
心晴れ晴れ
はひふへほ
散歩の途中で。
絡み合っていた赤い糸。
ゆっくり解けば
端と端
握っていた人にたどり着く。
世の中で
たった一人の
あの人へ。
ゆっくり解けば
端と端
握っていた人にたどり着く。
街路樹。
犬友や
立ち話する
草の上
近くの公園で。
友人の結婚を
みんなでお祝いする。
愉快なファーストバイト。
おいしい料理と
心温まる演奏やスピーチ。
二人での長い道のりの
素敵なスタート。
二人での長い道のりを
振り返ればいつも
励ましてくれる
素敵なスタート。
おめでとう!
走るほど
快くなり
冬の園
公園を走るかれん。
古い手紙を読み返す。
忘れていた気持ちや
出来事がよみがえる。
あの20年間の間に
置き去りにされていた自分が
静かにほほえむ。
振り向けば
いつもここにいるよと。
ツタ〈ブドウ科〉
ブルわんこ
速いのなんの
掘り仕事
穴掘り中のかれん。
葉を落とす木は
葉をすっかり
落とした後も美しい。
ピンとして
凛として
冬の空。
そして時には
雪化粧。
街路樹。