今、ここで(Now ,here) by 中村真生子

自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々

犬とバカンス

2014-07-31 15:21:14 | 「かれん」

1日の端っこには

秋の気配。

でも真ん中は

しっかり真夏で

久しぶりに会う人ごとに

「焼けたね」

「どこに行った?」と。

どこへも

行かないけれど

毎日

川へ海へと

犬とバカンス。

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千日紅〈ヒユ科〉                     大きくなった「かれん」

Maoko Nakamura


日暮れ

2014-07-30 21:42:36 | 自然・植物

日が暮れるのが早くなり

いつものペースで

散歩をしていると

帰るころにはもう薄暗く。

けれど

心地よさに

歩みはとまる。

そんなシルエットが

海辺にも。

西の空には

上弦の細い月。

風の中には

わずかに秋の気配。

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ニチニチソウ〈キョウチクトウ科〉            「かれん」のしっぽと夕焼雲

copyright Maoko Nakamura


手前味噌

2014-07-29 10:39:07 | 食べ物

流しの下から

呼ばれる声がして

のぞいてみると味噌の包み。

2月半ばの

味噌作りの会で仕込んだもの。

封を開けると

ほどよい発酵具合。

舐めてみると

塩気の中にほのかな甘み。

ご飯や野菜につけて

そのまま食べたいほど。

今年の夏は

この味噌で塩分補給!

味噌はやっぱり

手前味噌。

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マリーゴールド〈キク科〉                まつぼっくりをカミカミ中の「かれん」

copyright Maoko Nakamura


大人になった「かれん」

2014-07-28 11:54:25 | 「かれん」

初めての夏にも慣れ

誰に教わったわけでもなく

体の変化を受け入れて

晴れて大人になった「かれん」。

どうなることやらと

心配していた飼い主をよそに…。

飼い主にできたのは

万が一に備えて

塀を高くしたり

隙間を補修したり

仕切りを頑丈にすることなど。

そんなわけで

また少し広がった

庭の「かれん」スペース。

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オステオスペルマム ダブルシルバー〈キク科〉   堤防の上の「かれん」

copyright Mako Nakamura


花火

2014-07-27 15:40:00 | 遊び・歳時

今年

最初の花火は

故郷の花火。

海に面した

実家の墓所で見る。

漆黒の空に

轟く音と

ほとばしる光。

その音と光に

ご先祖さまも

そろりそろりと

帰り仕度か…。

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御来屋(みくりや)港の花火               手がかわいい「かれん」

copyright Maoko Nakamura


浜の大三角形

2014-07-26 09:28:17 | 

段上の

一休みしながら

海を見ているおじさんと、

堤防によじ登って

空を見ている

五分刈りの小学生と、

砂掘る犬の傍らで

山を眺めている私と…。

夏の朝

そこに居合わせたものが描く

浜の大三角形。

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ペチュニア〈ナス科〉                     砂浜で遊ぶ「かれん」

copyright Maoko Nakamura


水撒き

2014-07-25 10:57:39 | 自然・植物

枝の先の

黒く熟れた

ブラックベリーを

つまみながら

庭に水を撒けば

水飛沫の中に

二重の虹。

今日も朝から快晴。

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百日紅(サルスベリ)〈ミソハギ科〉           階段を下りる「かれん」

copyright Maoko Nakamura


夏の道

2014-07-24 15:53:08 | 気持ち

夏が来るたびに

長くなる

家とバス停とを

結ぶ道。

一直線ゆえ

はてしなく長く。

影の少ない昼間は

とりわけ長く。

夏が来るたびに

10倍くらいも長くなる

家とバス停とを

結ぶ道。

けれど

一歩一歩進むしか

道はなし。

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ペチュニア〈ナス科〉                   皆生の温泉街を眺める「かれん」

copyright Maoko Nakamura


おかげ

2014-07-23 11:16:56 | 気持ち

かげのように

歩み

かげのように

佇み

かげのように

消える。

そうしてもらった

たくさんの

おかげ。

あなたの

おかげ。

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女郎花〈オミナエシ科〉                 朝日の中に佇む「かれん」

copyright Maoko Nakamura


ゆらんゆらん

2014-07-22 12:04:49 | 気持ち

ゆらんゆらんと

漂っている

時間の端っこに

手を伸ばしてつかまって

ゆらんゆらんと

揺れてみる。

ゆらんゆらんと

くらげのように…。

ゆらんゆらん…。

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ハマゴウ〈シソ科〉                   ハマゴウと「かれん」


鉄人たち

2014-07-21 11:52:28 | 

夕方歩くと

コブだらけになっていた

皆生の浜。

その

ひとコブひとコブは

気持ちを奮い立たせ

自らに挑んだ

鉄人たちの存在の証。

やがて

波がさらい

風が平らにしても

挑んだものたちの心に

それは刻まれ続ける。

自らを励ます

鼓舞となって…。

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ミソハギ〈ミソハギ科〉             トライアスロン後の皆生海岸と「かれん」

copyright Maoko Nakamura


たそがれ「かれん」

2014-07-20 09:27:00 | 「かれん」

朝、5時過ぎに

吠えだした「かれん」。

今日はトライアスロンの日。

スタート会場がすぐそばの我が家。

普段と違う気配を感じたようだ。

散歩がてらスイムを見に行こうと

出かけると

警備の方から

途中で通行止めになっていると聞く。

その心配は無用で

もっと手前で逃げ腰の「かれん」。

引き返して

ちょっと早目の朝ごはん。

今度はバイクの選手を

庭で応援しようと

「かれん」を誘ったものの

「ウォウォウォ」と数回吠えて

すぐさま犬小屋へ。

みんなの元気な声援をよそに

小屋の中で

たそがれていた「かれん」。

吠えてうるさくしたらどうしよう

という心配をよそに…。

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玉蜀黍(とうもろこし)〈イネ科〉           散歩途中の「かれん」


友だちまでのディスタンス

2014-07-19 09:56:31 | 「かれん」

「おいで」と言われても

いつも逃げ腰の「かれん」。

それでもその日は

近づきつつ

離れつつ

また近づいて

1メートルの距離が

30センチほどに。

それから縮まらず

今日はここまで。

続きはまた今度。

「かれん」にしては

なかなか上出来だった

友だちまでのディスタンス(距離)。

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キカラスウリ〈ウリ科〉                  浜でくつろぎ中の「かれん」

copyright Maoko Nakmura


宇宙旅行

2014-07-18 23:27:37 | 自然・植物

夕暮れの

宇宙旅行に

連れてきてくれたのは

一匹の犬。

ロケットに乗らなくても

ここでできると。

海岸の石段に腰掛け

西の空を見れば

ぱっくりと茜色の帯。

まぎれもなく

宇宙の入口…。

光の道をたどれば

もう宇宙のさなか。

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ノコギリソウ〈キク科〉                   夕焼けと「かれん」

copyright Maoko Nakamura


青いTシャツ

2014-07-17 22:13:27 | 遊び・歳時

散歩のときに

青いTシャツの人を

見かけたからか

無意識のうちに

着替えて着たのは

青いTシャツ。

出かけた先で

出会った人も

青いTシャツ。

そろそろ

青い空が見たいと

みんなで梅雨明けの

おまじない。

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木槿(むくげ)〈アオイ科〉               温泉街まで進出した「かれん」

copyright Maoko Nakamura