自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
「さようなら」
「さようなら」
数日前から
2018年が
しきりにつぶやく
「さようなら」
「さようなら」
今日で
本当に「さようなら」
だけど
あなたはすっかり
わたしとひとつ
「ありがとう」
「ありがとう」
そして
いよいよ明日は
「おめでとう」
また一つ
歳を重ねた自分
デージー〈キク科〉
来年は
紅いボールも
歌合戦
近くの公園で。いよいよ大晦日。
2018年の
かれんとの日々を
2019年のカレンダーに。
寒かった
暑かった
子も授かった
そして
また1年分
思い出が増えた
2018年。
来年も佳い年に
なりますように。
2019年のカレンダー
雪コンコン
遊べ遊べと
犬誘う
近くの公園で。
雪の朝
こっそりと
雪が遊んだ
滑り台
遊び疲れて
お休み中
近くの公園で。
年の瀬や
青物探す
土の上
近くの公園で。
寄り添うように
薄明りの中に
グラスの影。
離れすぎてはいけない
くっつきすぎてもいけない。
影はつぶやく。
山陰の薄暗い
冬の夕方に。
グラスの影。
白ききみ
冬の旅人
わが背にも
近くの公園で。
夏の花も咲いていた
今年の冬。
けれど
今日からしばらく
雪マーク。
今年も片手で
数えられるほどの日数に。
撫子〈ナデシコ科〉
ヤマハハコ〈キク科〉
年賀状
やっと準備の
あと五日
近くの公園で。犬もスピードアップ!
久しぶりに映画を見た。
「ボヘミアンラプソディー」という。
初めて見る満席の映画館。
若い時、クイーンを聞いていたわけではない。
そんな人も多いと思う。
いや、そんな人の方が多いかもしれない。
なにせ社会現象になっているので。
親が子どもにすすめたり、
子どもが親にすすめたりもしているという。
当時は、フレディ・マーキュリーの生き方が
とても利己主義的に映り、
イギリスでは反感を持っている人も多かったという。
映画で見ると、その生き様はとても熱い。
その熱さは見るものの胸を焦がし、
また冬の日の太陽のように
手をかざして崇めたくなる。
というわけで、その日以来、
「キラークイーン」が頭の中でなっている。
イソヒヨドリの雌
その一歩
それがわが道
歩む道
散歩の途中で。
落ち葉を照らす
冬の木漏れ日。
その中に
足を踏み入れると
サクサクサク。
咲く咲く
落ち葉の音の花。
サクサクサク。
サクサクサク。
木漏れ日。むきばんだ史跡。
七面鳥
犬だけ食らう
クリスマス
むきばんだ史跡公園。七面鳥の筋を食べるかれん。
春を待つ
こぶしたちの
力みなぎる
未来の図。
久しぶりの
青い空に
たくましく。
冷たい風もなんのその。
長い雨もなんのその。
時が来て
それを
叶えるためにある
未来の図。
こぶし〈モクレン科〉