ゆうこと聞きっこ

写真を撮るよ。
待っててね。

ありがとう。
さあ、行こう。

そっちへ行きたい？
わかったよ。

ゆうこと聞きっこ。

一歩、二歩、三歩。
ありがと散歩。


散歩の道にどんぐりがいっぱい

10点満点

脚揃え
10点満点
着地かな


テニスボール遊びに夢中のかれん

ゆったりこん

自分の立場と
相手の立場と
行ったり来たり。

自分の立場を守ろうと
自分の立場に留まると
心の陣地は狭いまま。

きゅうきゅうきゅうきゅう
きゅうきゅうづめ。

相手の立場に
降り立つことで
心の陣地は大きくなる。

ゆったりゆったり
ゆったりこん！

自分の立場と
相手の立場と
行ったり来たり。

相手の立場に
降り立つことで
ゆったりゆったり
ゆったりこん。


公園の桜の木〈バラ科）

よたよた

跳ねまくり
帰りはシートに
寄りかかり


大山に行って遊びまくった帰りに

「あき」の語源

秋の語源の一つに
実りの秋で
食べ飽きるほど
食べ物があるから
「あき」というのがある。

朝な夕なの散歩の折に
また昼間窓から
空を見て
木を見て
地を見て…。
見飽きるほどの
美しい景色。

景色もまた
「あき」。

されど
体重の心配なはく
見れば見るほど
軽やかに。






散歩の折に出会った景色

至福のとき

大地とは
転がるために
きみ知るや


大山の公園で。ごろごろが好きなかれん

小さな秋

コーヒーの
フィルターから落ちる
その一滴一滴が
愛おしい朝。

広がる
コーヒーの香りと
深まりゆく
秋の匂い。

鄙（ひな）の苫屋（とまや）の
小さな秋。


松とハゼの木

テニスギャル

スコートは
はいてないけど
テニスギャル


テニスボールに夢中。2歳前のわんギャル！

葉っぱと草と

「やあ、こんにちは」

舞い落ちた葉っぱに
草が言う。

「やあ、こんにちは」

舞い落ちた葉っぱが
草に言う。

次の風が吹くまでか
子どもたちが
あるいは犬が蹴とばすまでか
それともずっと？

わからないけど
今、こうして
寄り添う合う
葉っぱと草と。

違う場所に落ちても
よかったのだけれど
なぜだか
今、こうして
ともに過ごす
草と葉っぱと。

「やあ、こんにちは」


近くの公園で

鼻ペロリ

秋風や
心くすぐり
鼻ペロリ


散歩の途中で

犬と人と

遥か遠い昔
犬は人と暮らすことを選び
人は犬と暮らすことを選んだ。

途切れることなく
犬は人と暮らし
人は犬と暮らし
犬と人との間に
たくさんの物語が生まれた。

人が犬に教えるより多く
犬は人に教え
人が犬を愛するより多く
犬は人を愛し
そうして人は今も
犬を飼わずにいられない。


最近生まれた山陰柴犬の仔犬たち。里親募集中！

恋の予感

秋晴れや
恋の予感か
尾崎邸


旧家尾崎邸で行われた山陰柴犬鑑賞会（15年10月25日）にて

きざし

「まだ、引きずっているの？」と
あなたは笑う。

「ほら、怒りなさいよ」と
あなたはけしかける。

怒ったわたしに
「それがきみだよ」と
あなたはすまし顔。

そんな理由で怒り
それを引きずっているのが
きみなんだよと。

「ちっとも変わらないね」と
あなたは笑う。

「いや、少しは変わってきているよ」と
わたしは反論する。

なぜなら
あなたと暮らし始め
こうして時折
教えてもらっているのだから。

「わかったら、さあ、遊ぼう」
空を見上げて
あなたは言う。


日野川と大山と朝日

怪獣わんこ

ドッグラン
怪獣わんこ
大暴れ


豪円山のドッグランにて

やせて、きれいに・・・

「やせて、
きれいになりましたね」

しばらくぶりに出会った
近所の方に言われる。

「ほんとですか～？」

「ええ、とても」

「夏は暑くて運動不足で
ちょっと太り気味だったんですが
涼しくなってよく動くようになったので。
ご飯の量は変えていないですけど」

「そうなんですか？　
ほんと、きれいです」

「嬉しいですね～」

ほめられて
嬉しいのは嬉しいけれど
ほめられたのは
私ではなく
わがわんこ！


近所の公園で遊ぶかれん