今、ここで(Now ,here) by 中村真生子

自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々

2011年にありがとう

2011-12-31 09:53:21 | 気持ち

ありがたくも空は晴れ

川面にはゆらゆらと光の照り返し。

大粒の星のごとく…。

小雪の中で

昨日までうなだれていたススキが

最後の力を振り絞るように

しゃんと佇まいを正し

久しぶりに現れた太陽を仰ぎ見る。

まるで新しい年がやってくるのを

知っているかのごとく。

2011年にさようなら。

そしてありがとう。

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ロウバイ〈ロウバイ科〉

copyright Maoko Nakamura


暮れの朝

2011-12-30 10:04:08 | 自然・植物

残りの年賀状と

借りっ放しのDVDをポストに入れ

コンビニでゴミ袋を買い

小雪がぱらつく中、家路に向かう。

道すがら

すっかり葉を落として

固い実だけをわずかに残した

百日紅や花梨や辛夷に呼びとめられる。

それぞれが語る

紅色の、桃色の、真白の花々の話は

思い出話か、未来の話か。

そんな木々の幹に

触れながら歩く暮れの朝。

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千両〈センリョウ科〉

copyright Mako Nakamura


一足先に

2011-12-29 18:23:48 | 遊び・歳時

やっと美容院へ行く。

「頭が固くなっています」と言われ

マッサージをしてくださる。

固すぎても柔らかすぎても

いけないらしい。

「いろんな人の頭を触っていると

わかりますよ」と美容師さん。

おまけ(?)で

編み込みのアレンジヘアーに。

リラックスして、サッパリして

頭だけ、一足先にお正月!

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デージー〈キク科〉

copyright Maoko Nakamura


餅つき その2

2011-12-28 15:53:17 | 遊び・歳時

今日の餅つきは実家。

今の餅つき器は蒸しからできるが

時間がかかるので

蒸すのはコンロで行い、

つくのだけ器械で行う。

最後の、4回目の餅が

つきあがった時に

器械の中から熱々をちぎり取って

黄な粉を絡めて食べる。

餅つきのとっておきのごほうびだ。

片づけをして

側に畑に行ってみると

クリスマス寒波のお土産の

雪の間にスミレが一輪。

初春をひっそり待つかのごとく…。

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スミレ〈スミレ科〉

copyright Maoko Nakamura


いちばんのリラックス法

2011-12-27 22:33:34 | ヨガ・呼吸

いちばんのリラックス法は

笑顔だという。

口角を上げて

笑顔を作ってみると

なんだかたしかに

リラックス気分になる。

今年もあと4日と数時間。

年賀状も含め、

まだまだ

しなければならいことが

たくさん。

時々、口角を上げてリラックス!

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水滴とヤマボウシ〈ミズキ科〉

copyright Maoko Nakamura


餅つき

2011-12-26 15:02:35 | 遊び・歳時

餅つきの手伝いに行く。

機械つきと杵つきの餅が

どんどん運ばれてくる。

今年は餅をちぎる係りに。

熱々の餅を

親指と人差し指で握り取る。

機械つきの餅は

すっとちぎれるが

杵つきの餅はちぎると

びよ~んと伸びる。

本当にびよ~ん!

腰が強いとはこのことか。

「杵つきは腰が強い」。

よく耳にしていた言葉を

遅ればせながら実感する。

もう幾つ寝るとお正月

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葉ボタン〈アブラナ科〉

copyright Maoko Nakamura


ミモザに積もる雪

2011-12-25 09:24:03 | 自然・植物

小さな蕾を

枝いっぱいにつけて

春を待つミモザに雪が積もる。

雪のないところで育ったのか

落葉樹のように

雪を避ける術を知らず

かといって

針葉樹のように

雪を支える力もなく…。

春風に程よい枝々は

雪の重みに耐えかねて

ぐったりと頭を下げる。

慌てて庭箒で雪を払えば

手がジンジンとかじかんでくる。

枝々の冷たさがうつったように…。

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ミモザ〈マメ科〉

copyright Maoko Nakamura


雪の朝

2011-12-24 09:24:05 | 自然・植物

障子の向こうはぼんやり白く

開けてみると

野原も家々の屋根も

遠くの山々も雪化粧。

海では

砕け散った波が天に舞い

また降り始めた雪と混じり合う。

雪は次第に激しくなり

山々は跡形もなく灰色に。

すると

ぴたりと雪はやみ

青空が見え陽も差し込んでくる。

けれども

海の向こうには黒い雲。

ほうら、独りぼっちで海を渡る

カモメのそばまでやってきた。

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カラスウリの実〈ウリ科〉

copyright Maoko Nakamura


草花のご近所さん

2011-12-22 10:04:45 | 自然・植物

欲しいと思っていた本を

3度目にその前に立った時

思い切って購入した。

『野山で見かける山野草図鑑』。

「タネツケバナ」「チカラシバ」「キュウリグサ」…

ページをめくりながら

馴染みの草花の名前を遅ればせながら知る。

勝手に「バレリーナ草」と呼んでいた花が

「ヘラオオバコ」という名前であったことも知る。

「ヘラオオバコ」もそうだが

外国生まれの植物も結構多い。

スミレは、いわゆる「スミレ」のほかに

「タチツボスミレ」「ノジスミレ」「アカネスミレ」など

15種類も載っていた。

「スイバ」「ミヤコグサ」「カヤツリグサ」…

ご近所さんなのだから

少しずつ覚えて

名前を呼んで挨拶できるようになろう。

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カタバミ(傍食)〈カタバミ科〉

copyright Maoko Nakamura


もうすぐクリスマス

2011-12-21 23:34:41 | 遊び・歳時

今年はホワイトクリスマスの予報。

雪の前の静けさだろうか

秋が返ってきたようなうららかな夜。

訪ねた公の会館で

思いがけず

サンタやトナカイ、雪だるまが

迎えてくれる。

用を済ませて

一段と深まった闇の中を歩く。

もう空の高いところでは

ジングルベルの音が

鳴り響いているのだろう。

その音が癒しの音たらんことを…。

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柊〈モクセイ科〉

copyright Maoko Nakamura


リラクゼーション

2011-12-20 09:44:11 | ヨガ・呼吸

仰向けに寝てゆっくりと呼吸をする。

床に沈んでいく自分を想像する。

寝転んでいたはずの自分が

溶けるように消えていく。

意識だけが部屋に静かに息づく。

窓辺のベンジャミンや

ポインセチアの呼吸のように…。

探しに来た人に私を見つけることはできず

いたずらっ子のように愉快になる。

過去と今と未来とで紡がれた揺り籠を出て、

大縄跳びに入るように床の上に戻ってくる。

手足を動かして意識を体に収める。

起き上がり

今ここにいることに手を合わせて感謝する。

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ローズマリー〈シソ科〉

copyright Maoko Nakamura


雨と雨の間に

2011-12-19 14:13:05 | 自然・植物

久しぶりに差し込んだ

光に誘われて庭に出る。

風も柔らかで

うなじに陽射しが心地よい。

花が少なくなった庭で

誕生を祝するように

虹色の光が水仙を包む。

仕事を終えた侍のように

ランドセルと背中の間に

カサを斜めに差した女の子が

塀の向こうを通り過ぎる。

カモメの群れが東へと海を渡る。

陽射しが閉ざされ

再びこぬか雨が降り出す。

山の頂では雪模様。

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水仙〈ヒガンバナ科〉

copyright Maoko Nakamura


忘年会2011

2011-12-18 10:43:39 | 遊び・歳時

雪を心配していたが

低気圧は早めに来て去り

少し寒かったけれど

穏やかな夜となった。

体にやさしい

手料理を食べながら

ひとりひとりが

今年を振り返り

来年に想いを託す。

笑いながら、話しながら

ご縁の糸を互いに爪弾けば

和音となって響きあう。

今年も無事に忘年会が終わる。

店を出て

「また会おうね」と声をかけ合えば

冬空に余韻がこだましていく。

玄米cafe「日々の糧」にて

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菊〈キク科〉

copyright Maoko Nakamura


初恋心

2011-12-17 11:53:31 | 気持ち

降ったり、晴れたり、曇ったり…。

目まぐるしく変わる天候に

思い出すは初恋の日々。

あの人の眼差しに

泣いたり、笑ったり、つぐんだり…。

晴れたり、降ったり、曇ったり…。

冬の天気は大忙し。

笑ったり、泣いたり、つぐんだり…。

恋の心は大忙し。

雲の上は

何にも変わっていないのに…。

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スペアミント〈シソ科〉

copyright Maoko Nakamura