旅の終わりに… 2012-10-31 17:01:31 | 旅行 巡り 出会い 笑い 語り合い 夢見るように 時は流れ 旅は終わりぬ。 思い出と 喜びと 一抹の寂しさを 残して友と別れ また それぞれの場所で いつもの 暮らしが始まる。 八重山神社(島根県雲南市) copyright Maoko Nakamura
お社にて(2) 2012-10-29 21:30:05 | 歴史・神話 お社に詣でる。 木漏れ日と 木々を揺らす 爽やかな風に 清々しい気持ちになる。 大きなものに包まれ…。 礼をし柏手を打つ 人の姿に さらに清々しき気持ちになる。 深きものに触れ…。 佐世神社 copyright Maoko Nakamura
お社にて 2012-10-28 22:57:20 | 歴史・神話 狛犬の 「阿」と「吽」の間に 社あり。 始まりと終わりの間に 森羅万象。 手をたたき 手を合わせ ひとつになって ありがたく佇む…。 須賀神社 copyright Maoko Nakamura
いつも思いがけず 2012-10-27 22:06:52 | 気持ち 『幸せなら手をたたこう~』の 歌をみんなで歌う。 「幸せなら肩たたこう~」 のときに そばのお年寄りの肩に そっと手を置く。 手と肩が触れて 顔と顔が向き合って 目と目が合って こぼれた笑顔をもらって ふと幸せな気持ちになる。 いつも幸せは 思いがけずやってくる。 こんななんでもない 秋の昼下がりなどに…。 ウインターコスモス〈キク科〉 copyright Maoko Nakamura
琥珀色の光 2012-10-26 21:02:53 | 自然・植物 秋の夕暮れ 琥珀色の光。 その光の中に 思い出を そっと放ってみる。 思い出を閉じ込めた 琥珀の宝石が できはしないかと…。 金魚草〈ゴマノハグサ科〉 copyright Maoko Nakamura
心に似合う服 2012-10-25 10:43:18 | 気持ち オーガニックコットン アップサイクル…。 そんな素材や方法で作られた 服を選ぶ人が 増えているという。 見た目や着心地だけでなく 心や気持ちに似合う服。 目だけでなく 心も通して選んだ 体の内側から 心地よくなれる服。 きっとそんな未来をも創る服。 *アップサイクル…廃棄物を、よりレベルアップした新しいものに作りかえること。 ヤマブドウ〈ブドウ科〉 copyright Maoko Nakamura
あゆみ 2012-10-24 10:12:22 | ヨガ・呼吸 手探りで 歩く道のりで その衣に触れ 離さず。 やがて 温かき指に 触るる 瞬間(とき)を知る。 蕎麦(そば)〈タデ科〉 copyright Mako Nakamura
バラの涙 2012-10-23 10:22:59 | バラ・ハーブ 風が止み 雨だけが残った 秋の朝。 涙を溜めて 佇むように人のように バラ一輪。 顔を近づけると ふわり優しい香り。 冷たい雨が 降り続く秋の朝。 涙を超えて ほほ笑む人のように バラ一輪。 深まる秋の 雨の朝の贈り物。 バラ〈バラ科〉 copyright Maoko Nakamura
おばあさん 2012-10-22 15:03:20 | 人 手押し車を押しながら おばあさんが歩いていた。 行く手を遮る車に 気を使いながらも堂々と。 体を少し左右に 揺すりながらもと着々と。 手押し車を押しながら おばあさんが歩いていた。 歩いてはいたけど 悠々とまるで木のように。 きっとおばあさんの足には 根が生えているのだろう。 地域(ここ)にしっかりと 根付いている丈夫な根が…。 マツムシソウ〈マツムシソウ科〉 copyright Maoko Nakamura
光の中を… 2012-10-21 23:05:04 | 自然・植物 秋晴れに誘われて 車で出かけてみる。 山の方に向かうと 稲刈りが終わった田んぼが 広がっていた。 この前 この道を通った時 蓮華の花が咲いていた。 月日の経つの早いこと。 けれどそれを嘆くまい。 それより 「光あるうちに光の中を歩こう」。 きらめく秋の光の中を…。 今なら 金木犀の香りとともに…。 金木犀〈モクセイ科〉 copyright Maoko Nakamura
赤い羽根 2012-10-20 10:44:51 | 気持ち する側も 募る側も 羽ばたかせてくれる 赤い羽根。 冷たい風が吹き始めた 秋の街角の 小さな陽だまり。 温かな光に包まれて 手から胸へと 羽ばたきぬ。 ゼラニウム〈フウロソウ科〉 copyright Maoko Nakamura
声 2012-10-19 15:50:55 | ヨガ・呼吸 喧噪の中に 喧騒はなく あるのは互いに必要な声。 その中で 自らが必要な声を聴け。 他の声が どんなに大きくても それに屈することなく…。 どんなに楽しそうでも それに惑わされることなく…。 必要な声は いつも一つ。 ほら、耳を澄ませば 聴こえてくる 心に灯をともすあの声。 ホトトギス〈ユリ科〉 copyright Maoko Nakamura
懐かしさ 2012-10-18 09:32:48 | 自然・植物 灰色の雲が広がり 海も灰色。 木々のところどこが 赤や黄色に色づき ススキとセイタカアワダチソウが 並んで風に揺れている。 時折、落ち葉が 急ぎ足で道路を駆けていく。 もうどこかに 舞い降りたに違いない 冬の便りが 見つかりそうな朝。 ふと懐かしい気持ちが蘇える。 古い友に出会ったような…。 足元には 雪のように白い 一輪のシクラメン。 ガーデンシクラメン〈サクラソウ科〉 copyright Maoko Nakmaura
確かな存在感 2012-10-17 09:53:03 | 人 うららかな秋の午後。 集まった者たちで始まった とりとめのない会話。 やがて 互いの心と心が響きあい 一つになった心が それぞれの中に還っていく。 その瞬間の 確かな存在感。 今、私はここにいる。 確かに、私はここにいる。 ただ存在するという 心地良さとともに…。 傍から見れば なんでもない 雑談のひとコマ。 人は人と響きあうことで 自らの存在感を感じるのだろう。 季節(とき)と響きあって いのちを紡ぐ 野の花のように…。 ヨメナ〈キク科〉 copyright Maoko Nakamura