今、ここで(Now ,here) by 中村真生子

自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々

秋のモード

2016-08-31 11:50:34 | 自然・植物
浜に生えていた
草が呼び止める。

何かと思えば
衣替えをしたという。

服なんて着ていないのにと言ったら
まとう光が変わったのだと。

もう夏のそれではなく
シックでエレガントな
秋のモード。
それに晩夏のエスプリを
効かせていると。

じゃあといって
記念撮影をパチリ。


浜に生えていた植物。

じわじわ

2016-08-30 20:35:55 | 「かれん」
また広がった
庭の犬のスペース。

山桜の木の手前までだったのが
この前、木の向こう側まで広がり
ついに突き当りまで広がった。

残るは庭の部分は
突き当りから
L字に曲がった先の部分。

さらに雨の日に
犬小屋以外でも過ごせるよう
ミニ温室を注文。
それがが来たので組み立てたが
なんとパーツが一つ見つからず。
明日また探してみよう。

最初からどんと
犬のスペースにしてしまえば
よかったのだろうが
そうもいかず。

このじわじわは
犬が心に占めるスペースに
呼応しているのだから。


コブシのグーチョキパー

2016-08-29 21:26:59 | 自然・植物
赤い実に誘われて
緑の木に近づけば
ぎゅっとグーしたコブシの実。

やがてコブシは黒く枯れ
中からもっと赤い赤子たち。

黄色い産声響くのは
たけなわの秋の空。

そうして
冬がやってきて
春にはハサミの刃のような
灰色とんがり毛の帽子。

ある日
帽子をするりと破り
真白いパーの花盛り。


コブシ〈モクレン科〉

上着

2016-08-28 11:36:51 | 自然・植物
明け方の外は寒く
Tシャツの上に
上着を羽織って散歩に行く。

出会う人も
長袖がちらほら。

海辺の道を歩いて
いつもの公園に着くころには
少し暑くなり
上着を柵にかける。

次第に上着が離せなくなり
次第に上着が厚くなり
次第に秋が深まっていく。

夏の間
なりを潜めていた
クローバーが葉を広げ
白爪草が咲きだした。


白爪草〈マメ科〉

犬との暮らし

2016-08-27 09:27:08 | 「かれん」
昨日まで暑く
いかに犬が涼しく過ごせるか
を考えていたが
今日は台風の影響で
すとんと涼しくなり
冬支度を考える。
いかに温かく冬を過ごせるかと。

そして
犬が住む狭い庭を
ああでもない
こうでもないと妄想する。
時に窓辺に立ちすくみ。

今は
小さな温室を設置して
寒い日はそこで過ごせるようにし
庭をすべて塀で囲み
プライベートドッグカフェを
作ることを夢見てる。

夢と妄想が入り混じる
犬との暮らし。


今朝の日野川河口。モノクロではなくカラー。太陽も大山は見えない。

名残りの夏の小さな思い出

2016-08-26 11:03:38 | 
犬と公園で遊んでいると
ポツリポツリ
大粒の雨。

そのうちザーッと降り出して
慌てて藤棚の下に雨宿り。

けれどすぐに
雨が漏れ出して
犬も私もずぶぬれに。

散歩途中で降られ
やっぱりここに避難した
犬連れの若い女性。

レインリリーのような
かわいい人。

互いの犬の話などしていたが
雨はまだまだ止む気配なく
意を決して
家に帰ろうと話し合う。

彼女は南へ
私は北へ。

ザーザー降りの
雨の中を互いの犬と。

夕立がもたらしてくれた
名残りの夏の小さな思い出。


レインリリー/ゼフィランサス(ヒガンバナ科)







息づく神話

2016-08-25 15:32:59 | 歴史・神話
古代出雲は
三瓶山(島根県)から
大山(鳥取県)までという。

素戔嗚命(スサノオノミコト)や
大国主命(オオクニヌシノミコト)も
ご覧になった風景が
今も息づくこの辺り。

皮をはがれてた因幡の白うさぎを
助けたことで知られる大国主命は
この海辺の道を歩いて
白兎(はくと)海岸まで行ったのだろう。

往時も今もそびえる
大山を仰ぎながら歩いて。



昨日の夕焼けと今朝の朝日。高い山は大山。

星降る夜

2016-08-24 11:17:21 | 自然・植物
星降る夜。

波の歌と風の歌。

月はいまだ昇らず
星はますます輝きて。

河原の草たちは
闇の中で
獅子のごとく揺れ走る。

太陽も
月もいない夜。

生きとし生ける
地上の子らは
太陽系を飛び越えて
大宇宙へと旅に出る。

河原の草さえ
獰猛な獅子となりて。


昨日の大山の夕景。