今、ここで(Now ,here) by 中村真生子

自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々

雨土雷

2017-07-31 10:16:08 | 気持ち


雷(いかずち)
わたしの
こども。




見捨ては
しない。

いかなるときも
ハグをして
あなたとひとつに
なりましょう。




わたしの
こども。

天から授かった
わたしの
こども。

いとしい
いとしい
わたしのこども。


アートなアカメガシワ〈トウダイグサ科)




庶民の食堂

2017-07-30 18:22:09 | 食べ物
たくさんメニューはあるけれど
値段はみん似たり寄ったりで
どんなに贅沢をしても
だれものお勘定はそんなにかわらず
がやがやしているけど
うるさいのではなく賑やかで
凝った料理ではないけど
食べればおいしく
むっくり起き上がってくる
幸せな気持ち。


今朝の日野川。

笑顔のメロディー

2017-07-29 11:40:21 | 
その子は曲に合わせて
手拍子を打っていた。

音楽会があっても
あまり楽しそうでなく
むしろ早くその場を
離れようとしていたその子が。

なぜならその子は
耳が聞こえなかったから。

けれど
その日の音楽会で
その子は曲に合わせて
手拍子を打っていた。

周りの人の手拍子に合わせて
楽しそうに。
そしてちょっと自慢気に。

会場に笑顔があふれる
それはそれは楽しい
音楽会だったから。

その子の胸に
楽しいリズムと
笑顔のメロディー。

その子は曲に合わせて
手拍子を打っていた。


シモツケ〈バラ科〉

かの人

2017-07-28 10:46:08 | 
かの人に出会うたび
かの人の幸せを願う。

今はまだ
それだけしかできなけれど。

これからも
それだけしかできないかもしれないけれど。

かの人に出会うたび
かの人の幸せを願う。

名前も知らないけれど
行いは知っている。

かの人に出会うたび
かの人の幸せを願う。

麦わら帽子と日に焼けた顔。
出会うのは決まって早朝。

かの人に出会うたび
かの人の幸せを願う。

心から。


日の出と日野川と高麗山。大山は雲の向こう。

神様トンボ

2017-07-28 09:50:41 | かれんと一句
神様が
住むところだね
この地球




カワトンボの一種、ハグロトンボ。止まるときに羽を閉じるのが手を合わせたようなので、神様トンボと言われている。
他のトンボと違い、ちょうのようにひらひら飛ぶのも特徴。トンボは前にしか進まないので、縁起の良い昆虫とされている。
今年はとても多くハグロトンボを見かける。

百日紅

2017-07-27 10:33:55 | 自然・植物
夏の間
ずっと咲いている
百日紅の花。

その名の通り
初夏から秋までの
3~4か月。

木陰はさほどできないが
夏の道を歩くとき
その花となりにはげまされる。

炎天下の中で
優雅に美しく咲き誇る
その姿に。

そして
まあるい実がつき始めると
暑さもほっと一段落。

それまで
幾度励まされるのだろう。

いつもの道を歩きながら。


百日紅〈ミソハギ科〉

告白

2017-07-26 10:52:24 | 
あまり知られたくない
でも心の中にある
確かな真実。

自分の声で
告白することで
日に当てる。

ぽろりぽろりと。

何も答えを
求めているわけではなく
ただ日に当てたくて。

実はこうなんだと。

とりわけ
こんな秋のような
涼しい風の吹いた朝には。

ぽろりぽろりと。

ああそうなんだねと
すれ違う。


二つ星てんとう虫

2017-07-26 10:08:26 | かれんと一句
山の砂
流れ流れて
海の砂


日野川河口の砂洲。かつては鉄をつくるための鉄穴流しで、
現在は昭和初期からの大山の森林伐採で土砂(大山火山岩類)の流出が増えているとのこと。
ちなみに砂浜が続く弓ヶ浜半島は鉄穴流しによる砂(花崗岩など)で形成された。
全体では砂の量が少なくなっているため、砂浜海岸の浸食が問題となっている。


天然のクーラー

2017-07-24 10:40:03 | 自然・植物
夕刻
山の斜面に佇めば
緑の木々を抜けて
下から吹き上げてくる風は
思いのほか涼しく。

しばし
犬と立ち止まり
天然のクーラーの
冷気を楽しむ。

優しくもあり
爽やかでもあり
この上ない心地よさ。

ああ
この場を離れがたし。
犬も人も。

ああ
ここで一夜を過ごしたし。
犬も人も。


ギボウシ〈キジカクシ科〉