緑色の星 2013-04-30 09:37:53 | 自然・植物 花の裏の 星模様。 地球が生んだ 緑色の星。 花の裏の 小さな化身。 緑の地球(ほし)の…。 八重のこでまり〈バラ科〉 copyright Maoko Nakamura
キミなれば… 2013-04-29 22:19:31 | 気持ち 太陽のような キミなれば 輝けばいいんだ キミらしく。 衒いも 迷いも 解き放ち 頭をあげて 空を仰ぎて…。 不安も 不信も 手放して 心を開いて 光を浴びて…。 太陽のような キミなれば…。 石楠花(しゃくなげ)〈ツツジ科〉 山藤〈マメ科〉 山吹〈バラ科〉 copyright Maoko Nakamura
旅への切符 2013-04-28 10:10:53 | 気持ち 新緑の 葉の上の 虹色の照り返し。 その輝きに 心を寄せれば 久遠の太古へ あるいは 遥か宇宙へと 誘われる。 居ながらにして 今、ここで。 虹色に照り返す 緑の葉。 予約なしで 愉しめる 旅への切符。 麦〈イネ科〉(鳥取県日吉津村) copyright Maoko Nakamura
花々よ 2013-04-27 09:33:16 | ヨガ・呼吸 開いて春を仰ぎ 閉じて春を想う。 永い呼吸をしながら 永遠と一瞬の狭間を生きる 花々よ。 その香気に触れるには 跪きて行うのがふさわしい 花々よ。 アネモネ〈キンポウゲ科〉 copyright Maoko Nakamura
雷のカケラ 2013-04-26 09:51:24 | 自然・植物 庭の花々に 銀の露。 夕べの雷の 砕け散ったカケラ。 花や葉に宿りて 来し空を眺む。 風と光が 連れ還るまで…。 モッコウバラとカカヤンバラ〈バラ科〉 copyright Maoko Nakamura
雨の街角にて 2013-04-25 09:08:45 | 人 何をして 過ごしたではなく どんな気持ちで 過ごしたか。 ともに居ることで その旨を伝え その姿を見せてくれる人よ。 言葉ではなく 存在そのもので…。 80余年の時を経た…。 ありがたきご縁と かけがえのない時を いただく。 義母の命日に 雨の街角にて…。 姫空木(ヒメウツギ)〈アジサイ科〉 copyright Maoko Nakamura
旅立ちの頃 2013-04-24 09:45:24 | 自然・植物 春風に 帽子を飛ばされ 草むらへ。 慌てて 拾いあげれば 中にたくさんの 草の種。 草の子も 旅立ちの頃。 藤〈マメ科〉(米子市役所前) オダマキ〈キンポウゲ科〉 copyright Maoko Nakamura
大人の迷い子 2013-04-23 09:41:28 | 気持ち 大人の迷い子は 自分の中の 迷い子。 自分を探すことで いきつく先が見つかる。 ときどき 外の景色を 手がかりにしながら…。 それでも 自分と向き合うことで…。 エビネ〈ラン科〉 copyright Maoko Nakamura
紫色の花 2013-04-22 11:05:06 | 人 寒くて 庭に出ていない間に 咲いていた紫色の花。 紫色は 遠く離れた友が好きな色。 花を見ながら どうしているのだろうかと 思いを馳せる。 振り返れば 出会ってから 四半世紀上の 時が過ぎ ともに齢を重ねぬ。 紫色は 遠く離れた友が好きな色。 咲いているのは 懐かしい日々。 アジュガ〈シソ科〉 copyright Maoko Nakamura
冬の子 2013-04-21 09:37:06 | 物語 「子どもが10人生まれたよ」 冬は嬉しくて 木枯らしピューピュー 吹きまくる。 あまり勢いよく吹いたので 子どもがひとり ピューと春まで飛ばされたよ。 飛ばされた子どもは 悲しくてピーピー 泣いたものだから 春がなんだか肌寒い。 見かねた春は 冬への道を教えたよ。 冬の子どもは 時々ピーピー泣きながら 夏と秋を通って帰ってきたよ。 冬に帰った冬の子は 途中で体が温まり 小春日和になったとさ。 フリージア〈アヤメ科〉 copyright Maoko Nakamura
ある名前 2013-04-20 18:57:47 | 気持ち 人は願い込めて 名前をつける。 頭に宿った名前は 折に触れて その意味を考える。 名前は次第に 下へと降りて行き ある日突然 腑に落ちる。 そしてはじめて その意味を味わう。 それから 名前は足に降り 人は込められた その願いを歩んでゆく。 自らの歩みとして もう迷うことなく…。 イカリソウ〈メギ科〉 copyright Maoko Nakamura
みかん色の風 2013-04-19 09:43:53 | 自然・植物 駅のホームで 電車を待つ。 暑くもなく 寒くもなく この上なく 心地よい風が通り過ぎる。 色で言ったら きっとみかん色。 黄色を うんと濃くしたような。 心地よさの中で ほっと力が抜けて ぽっと新たな力が湧いてくる。 体にも春がやってきた。 冬知らず〈キク科〉 copyright Maoko Nakmaura
父のスタンド 2013-04-18 09:48:07 | 人 デスクスタンドの 電球を替えてもつかなくなり 新しいものを買う。 以前のものは 父が余命6か月とわかった時に 東京と故郷とを 飛行機で度々往復し そのポイントでもらったものだった。 思い出になるものをと 黒いスタンドを選んだ。 以来20数年、 傍らで照らし続けてきてくれた。 場所や机は変われど どんな時も黙々と…。 手を伸ばせばいつでも…。 その灯りに照らされ なんとかここまで 歩んでこれたのだ。 新しいスタンドは ワインレッドのLED。 「もう自ら照らしなさい」 と父は言う。 八重桜〈バラ科〉 copyright Maoko Nakmaura
チャンス 2013-04-17 22:51:46 | 気持ち 想いが チャンスを作り チャンスが 想いを作る。 想いと ともに目覚める 毎日毎日が そのチャンス。 キツネノボタン〈キンポウゲ科〉 copyright Maoko Nakamura
春風の中で 2013-04-16 10:57:37 | 自然・植物 昨日は蕾だった花が咲き 夕べよりも欅の葉が 一回り大きくなった春の朝。 心地よい風の中で 新しく生まれたものが 明日の歌を歌えば 名残のススキは 在りし日々を爪弾きぬ。 タタン、タトン…。 その乾いた音が 新しきものたちの 瑞々しい歌と しなやかに響きあう。 それぞれの想いを胸に それぞれの今が響きあう。 花海棠/はなかいどう〈バラ科〉 copyright Maoko Nakamura