自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
台風の空に
トンビが一羽。
台風の風に
乗り
逆らい
流され
ゆうゆう空を。
すると
どこかから
もう一羽。
やっぱり
台風の風に
乗り
逆らい
流され
ゆうゆう空を。
風使いの
エキスパートなのだろう。
どらドラパーク
台風や
われは寝て待つ
ばかりなり
数日前、近くの公園で。
緑の中の
小さな花。
聞こえて来たよ
小さな声。
緑の中の
小さな星。
近くの公園で。
桜葉も
日ごと色づく
秋の園
近くの公園で。
台風接近中の
西の空。
この時期
運動会やイベントごとも
盛りだくさん。
早めに中止を決めたところ
当日決めるというところ。
中止にしても
行うことができても
よい決断になりますように。
今日の夕空。
夕闇や
行方はいかに
台風の
散歩の途中で。
夕方
用があって
自転車で出かける。
1時間ほどして
外に出ると
東の空に大きなお月様。
満月ではないけれど
煌々と
地上を照す。
月の光を浴びると
きれいになるといわれるが
本当にそんな気がする
美しいお月様。
自転車なれば
乗っている間は
浴び放題。
ゼラニウム〈フウロソウ科〉
木々もまた
旅する秋の
空の下
日野川下流で。
秋風の中に
朝顔が一輪。
一輪ずつ
時には
二輪ほど
少しずつ
少しずつ
どこかに残っている
夏を探すように
秋の朝顔。
朝顔〈ヒルガオ科〉
爽やか
光も風も
秋の朝
散歩の途中で。
少し遠くの川土手へ。
ところどころに
彼岸花のコロニー。
すでに燃え尽きた
ものもあるけど
夕暮れの土手に赤々と。
彼岸も
明日で終わり。
彼岸花<ヒガンバナ科>
昼と夜
二つに分ける
赤い道
日野川土手。
どこからか
赤い葉一枚
部屋の中?
いえいえ
赤いステンドグラスを
通してやってきた
秋の光が畳の上に。
どこかから
赤い葉一枚
部屋の中?
いえいえ
秋の光の
小さな秋の
お届けもの。
赤い光。
ゆく雲も
アートのごとし
秋の天(そら)
近くの公園で。