自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
赤い椿の根元に植えた
白い桔梗。
二つの花が
出会うことはないけれど
そばにいる。
寄り添うように
いつもそばに。
桔梗〈キキョウ科〉
波の形
波の色
波の音
そっと佇み
それを知る
波の形
波の色
波の音
朝と夕に
夏の日の
波の形
波の色
波の音
海と陸との
切ない想い
小波
その日一日の
神羅万象を
宇宙の理の中に
とかしていく茜色の光。
闇の中で
とけていたものと
一つとなり
朝日を浴びて
記憶の土となる。
松〈マツ科〉
トンビやカラスも多いこの辺り。
当然、コアジサシの
卵や幼鳥が狙われる。
すると、コアジサシたちは
集団でトンビやカラスを追い払う。
負けてはいない。
カラスとトンビも時々ケンカをする。
こちらは一対一でも互角な感じだ。
トンビもカラスも
今は子育ての時期。
ストラッグルのなかで
初々しい鳴き声とともに
新しいいのちが空を舞う。
コアジサシ
コアジサシとトンビ
夕暮れの磯に
たくさんの小さな生き物。
イソガニのようだ。
移動しながら
ハサミで餌をとっては食べている。
川が近いのでサワガニも多い。
結構大きなものが
道路を歩いていたりする。
あるとき、
靴をはこうとしたら
確か長靴?
足先がもぞもぞする。
ゴキブリかと思いきや
サワガニだった。
子どものころ、
海でイソガニに指を挟まれて
痛かったことなど思い出す。
イソガニ
ネジバナが咲いた。
ネジバナが咲くと
誕生日が近いことを思い出す。
誕生日が近いことを思い出すと
ネジバナが咲いている。
螺旋階段をのぼるように
人類は進化するという。
ネジバナが咲いていた。
ネジバナ〈ラン科〉
散歩の道に
ヤマモモの実が
バラバラと。
見上げると、
赤く熟れたたくさんの
ヤマモモの実。
今年は当たり年のようだ。
鳥も大好きだという
ヤマモモ。
足元で季節を感じ、
見上げて季節を感じる
ヤマモモの街路樹。
ヤマモモ〈ヤマモモ科〉
外を歩いたり
人と会って話をしたり
普通のことが
心地よいなと思う
自粛のあと。
当たり前にやっていたことの
心地よさ、しみじみ。
ササユリ
?
ヤマアジサイとアカショウマ
大山の花