自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
欲しかった
庭のミモザの木。
ひょろひょろだった苗が
今ではそれなりの大きさに。
そしてたくさんの
卵色の花。
時がくれた贈り物。
ミモザ〈マメ科〉
名残りの冬の
名残りの日の
そこだけ紅い。
夕映えの雪雲
そこだけ紅い。
名残りの
思い出のように
そこだけ紅い。
昨日の夕景
初めての家族以外の人に
引き続き、
初めての公園、
初めてのママ以外の成犬…。
初めてのことがたくさんのころ。
少しずつ広がっていく
仔犬たちの世界。
昨日は
別の場所で
窓越しに見かけた
ジョウビタキ。
今日は犬との散歩の途中で。
冬によく見られる渡り鳥だという。
いつか出会いたいのは
犬友は二回見たという
カワセミ。
ときたま出会うのは
イソヒヨドリの特に雌。
もうすぐ
ウグイスの声も
聞こえてくるころ。
ジョウビタキ
ご飯を食べて
おっぱいを飲んで
ひと暴れして
のんきに
スヤスヤ眠るキッズたち。
つい4日前までは
小屋から出られなかったのに
もう我がもの顔で
庭を歩き回る。
ここで
生きることの楽しさを
いっぱい感じて
巣立ってくれればと・・・。
人間は
じいじやばあばだけだと
思っていたら、
ぼく達みたいに小さい子や
中ぐらいの子や
いろんな人間がいること知った
キッズの連休。
犬も夢を見るという。
キッズが見る夢、
この連休は
きっとこれまでと違う夢。
夕方の大山
滔々と流れる
日野川。
小さき源流より
出会ったものを
すべて受け入れて。
そして
大きくなった
その体に
光の衣をまとう。
天に祝福され。
日野川
もう咲き始めたミモザ。
その下に住むのは
犬の家族。
母犬と5匹の息子たち。
そして
これから1か月は
庭の花たちにとっては
受難の時期。
ミモザや山桜は大丈夫だけど
春だからと
のんびりできない
足元の花々。
ミモザ〈マメ科〉